昔のひとりごと 2010年 10−11月
2010.11.23
「影ふたつ」アップしました。
おしながきにもある通り、M様より頂戴したコメントのお話が余りに素敵で、萌えて萌えて、気がついたら勝手に手が動いてできていました。お話の流れはほぼすべて、コメントいただいたそのまんまです。M様へ捧げた作品ですが、今回当サイトへの掲載したい旨お願いしましたところ、ご快諾いただけましたのでアップしました。
M様、本当にありがとうございました!
今回の更新より新しいカテゴリーの「旅のワンシーン」ができました。「旅の間のエピソード」よりも更に短い、掌編ばかりになる予定です。トリオやロレムンのちょっとした会話やシーンが浮かんだら、こちらも随時更新していきたいと思っています。
11.18
ロレムン妄想が楽し過ぎて、毎日浮かれてる管理人でございます。
また、ちょっと語らせてもらいます。今日のテーマはトリオの普段の並び順、など。
旅を続けている間、街道やダンジョンなど、魔物が出現する場所では、ルーク、リエナ、アーサーの順で縦一列で並んで歩いています。要するに、肉体的にはいちばん弱いリエナを男二人が挟んで、ちゃんと守っているわけです。
実際の戦闘では、ルークが前衛で自ら突っ込んでいきますし、リエナは完全に後方で攻撃、回復、補助の魔法を発動。アーサーはその時々でいろんな位置にいて、状況に応じて剣と魔法とを使い分けています。
実際のゲーム画面では、ローレ、サマルくん、ムーンちゃんの順番ですよね。SFC版で横向きで見るドット絵では、男二人が胸を張って歩いているのに、ムーンちゃんだけがちょっと違って、うつむき加減でちょこちょことついていっている感じがするのが、かわいくて大好きです。
ルークとリエナ、町の外ではいつも縦並びで歩く習慣のせいで、せっかくの林檎狩りデート(?)のときにも、リエナはルークの後ろからついて歩いていっています。滅多にない二人っきりでのデート(?)なんだから、横並びで歩けばいいのに…、と思うのは管理人だけでしょうか?
そんなこんなで、リエナはいつもルークの背中を見ています。
では、街中ではどうか。この時には、リエナを挟んで、三人横に並んで歩いています。ルークが右で、アーサーが左。ルークはリエナと横に並ぶ時、必ず彼女の右側に立ちます。それはちゃんと理由があって、何かあったとき、すぐに剣を抜くため。アーサーも右利きですが、彼には魔法もありますから、ルークに右側を譲っています。
最後に、ルークとリエナが街中で二人で歩く時。うちの2トリオは、アーサーが情報収集&買い出し担当(彼は値切りの達人でもあります)のため、それ以外の用事で二人で街を歩くときも意外と多いんですが、さすがにこの時だけは、並んで(ルークはちゃんとリエナの右に立って)歩いています。
そして、この時、ルークとリエナがどういう関係に見えるかというと……どこから見ても「初々しい恋人同士」にしか見えません。別に手をつないでいるわけでもなく、ましてや肩を抱く、なんて芸当はルークにはできませんが、それでも雰囲気だけは、らぶらぶとしか言いようがないんです。まあ、ルークは隠しているつもりでだだ漏れ、ですし、リエナも隠してはいるけれど、そこはかとなく想いが匂い立つ、というか零れ落ちる、というか、そんな感じになっているので、ルークはお店のおばちゃんにしょっちゅうからかわれたり、発破かけられたりしてるわけですね。
11.15
わたし自身、あまーい、らぶらぶなお話が大好きなんですが、なかなかうちの二人ではできないのがつらいところです。その代わり、と言ってはなんですが、甘いロレムン萌え語り、いきます。
ルークとリエナは「運命の恋人」ではないかと、管理人は考えています。しかも、うちの二人の場合は、運命の赤い糸が小指と小指を結んでいる、どころか「運命の赤い糸で二人まとめて、身体中ぐるぐる巻きにされている」というレベル。
ですから、どんなことがあろうと、例え天地がひっくり返ろうが、二人は惹かれ合います。今の時点でも、二人が想いを成就するためには難題が山積みですが、これをどうやって二人で乗り越えていくか、これが管理人のロレムンの最大のテーマでもあります。
二人がまだお互いに何も想いを伝え合っていなくても、お互いをこれ以上ないほど大切にしているのは間違いありません。ルークはリエナを生命懸けで守っていますし、リエナもただ守られているだけではありません。単に傷を癒すだけでなく、彼女の存在自身が、ルークの支えになっています。リエナがいるから、ルークは戦っていけるんです。ルーク自身はかなり早い段階でそれを自覚しています。でも、リエナはいつも自分は守られてばかりで、男二人の負担になっていると考えがち。そのために無理をして、時には倒れることすらあって、もともと心配性のルークを更に心配させてしまったりするわけです。
ルークが女心に疎くて鈍い、のは今までさんざんお話の中で書いてきました。だいたい、リエナのような箱入りお姫様が、いくら理由があっても、またルークが元婚約者であっても、若い男に抱きしめられたり、お姫様抱っこされること自体、普通に考えればありえません。リエナはルークに腕力ではどうやってもかないませんけれど、抵抗する気になれば、ラリホーでもなんでもできるんですから、「嫌がっていない」「素直に身体を預けてくる」時点で、いい加減気づけば? と思います。
甘い萌え語り、と書いておきながら、あんまり甘くなかったかもしれません……。前途多難な二人ですが、これからも見守ってくださるとうれしいです。
11.11
「魂の色」アップしました。頭の中ではあんまりロレムンぽくないお話だったはずなのに、書き上がってみると、がっつりロレムンしていました。なんでだろう、おかしいなあとは思いましたが、ロレムンが大好きで大好きでどうしようもない管理人ですし、当サイトはロレムンオンリーですから、こうなるのは当たり前なのかもしれません。
関連して、ちょっと設定語りをしてみたいと思います。また管理人の捏造満載ですので、苦手な方はご注意ください。
今回のお話にあるように、リエナの魂の色は薄紅――「うすべに」ではなく「うすくれない」とお読みくださいね――です。彼女が魔法を使う時には、魔道士の杖に仕込まれた紅色の石から、薄紅の光があふれだし、対象となる存在を包み込んで効果を発揮します。
杖に仕込まれた石は魔法使いの魔力を凝縮し、更には増幅する効果を持ち、その結果、魔法の威力を大幅にアップさせる役割を持っています。ただし、それを使う魔法使いが増幅された魔力をきちんとコントロールできなければなりません。
魔法使い達は自分の杖をとても大切にします。言わば、ルークにとっての剣とまったく同じもの。リエナはムーンブルク崩壊前には、今のものとは違う杖を使っていました。魔法の修業を始めた幼いときに、亡き父であるムーンブルク王から授かった、由緒ある貴重な杖でしたが、ハーゴンによるムーンブルク襲撃、リエナ自身も呪いを受けた時に、この杖は失われてしまいました。
現在使っている杖は、旅立ちのときから使い始めたものですが、ごく普通の市販品の魔道士の杖です。旅の間は王女の身分を隠す必要もあり、また当サイトの設定では、リエナは呪いが解けた後、ハーゴンの再度の襲撃から保護してもらうために、ローレシア城まで移動するだけの予定でしたので、ムーンペタからローレシアに移動する間のみ一時的に使用するために用意してもらったものです。リエナはこの杖ととても相性が良かったらしく、使い込むごとに大変な威力を発揮するようになり、結果として生涯を通しての愛用品となります。
ムーンブルクの魔法戦士は、アーサーのようなサマルトリアの魔法戦士とだいぶ異なります。ここで公開しているオリジナルストーリーの「春の夜の月」でも少し触れていますが、主な武器は杖です。ただ、リエナのような専門の魔法使いが使っているものとは違い、打撃攻撃に耐えるよう金属を巻いて補強し、非常に頑丈にできています。長さも、使い手の身長より更に長いのが普通です。また、魔法を乗せて打撃をする魔法属性付きの打撃攻撃――DQ原作には登場しませんが、他のゲームで時折見かける設定――をするのが特徴です。
では、杖無しで魔法を使うアーサーはどうしているか? 彼の場合は手の平から魔力の光があふれます。アーサーも杖を装備することができますが、そうすると剣での攻撃ができなくなるため、杖を持つことはありません。その分、魔法の威力は若干落ちますけれど、アーサーの長所は魔法と剣とを同等に扱えること。状況に応じて魔法か剣かを瞬時に判断していますから、彼の場合はこれがベストになります。
リエナも杖無しで魔法を発動できますが、威力が落ちるのは彼女も同じですので、余程の事情がない限り、必ず杖を使っています。
10.31
今日はハロウィンですね。
大好きなサイトさん巡りをしていて、あちらこちらで素敵なハロウィンイラストなど、わくわくしながら楽しませていただいた管理人です。
当サイトではハロウィン企画はできませんでした。やりたいなーと思わなくはないのですが、うちのDQ世界にハロウィンがないので、お話書けませんでした。
その代わりに、うちのトリオにどんなハロウィンコスさせたら似合うかな? だけちょっと妄想してみます。
まず、リエナは順当にウィッチ。黒い魔女さんの衣装に、黒いマントとふしぎな帽子で。普段は長いローブに長い手袋(いつも手袋しています)に、頭巾と露出度ゼロの彼女も、今日くらいは少し肩や腕を出してもいいかな。それで、ルークが目のやり場に困りつつも、しっかり横目で見てたらいいと思いました。
次にアーサー。ドラキュラが似合いそうです。黒の上下に黒マント。優雅ににっこり微笑みを振りまきつつ、首筋に……かぷり。
最後にルーク。……何がいいんでしょう? 狼男……まんまだし。ミイラ男?……怖いです。うーん、いいのが思いつきません。いっそのこと、魔法使いになってもらいましょうか。魔法は使えませんけど、こういうときくらい、気分だけでもウィザードになるのもいいかもしれません。悪魔神官からぶんどった、いかずちの杖を持ってもらうことにします。リエナと二人で、一日だけの魔法使いカップル。
こうして書くと、三人とも「衣装が真っ黒」でした。
でも、脳内で彼らにいろいろ着てもらうのは楽しかったです。絵が描けないのが残念……。
10.30
前回アップした「Apple compote」に関連して、管理人が大好きな、食べ物についての妄想です!
三人は長い旅の間、どういったものをよく食べていたのでしょうか?
普段の野宿が続くようなときには、かさばる食料品をたくさん持ち歩くのは難しいでしょうから、干し肉、堅焼きパン、炒った豆類、レーズンなどの干した果物など、軽くて保存がきく物が中心だったと思います。
あとは、旅をしながら現地調達。男二人が魚を獲ったり、狩りをしたり。リエナは自生しているハーブを摘んだりもしていそうです。
なかでも、今回のお話のような果物狩りは楽しかったんじゃないでしょうか? 春なら野苺などのベリー類。これらはおいしいけれど、保存がききませんから、その場で食べられるだけ食べて、ちょっと休憩。秋ならやっぱり林檎かな。ゲームボーイカラー版の箱イラストがそうですね。林檎をかじりながら歩くローレとムーンちゃん、水を飲むサマルくん。うちのトリオはSFC版準拠ですが、とってもかわいらしいこのイラスト、管理人は大好きです。
それから、葡萄や梨もいいですよね。保存や持ち運びはちょっと難しいけれど、やっぱりなってるのを見かけたら、ついつい手が伸びそうです。町まですぐ、なら余分に取って夕食のデザートに。少々多過ぎても、ちゃんとルークが全部食べてくれますし。
ほかには、柿とか栗とかあったのでしょうか? 和風のイメージが強い印象があるので、ちょっと違うのかもしれませんけれど、どちらもおいしいものだからあるといいなあと思います。あ、栗なら違和感ありませんでした。モンブランもマロングラッセも洋菓子でした。拾ってナイフで切れ目を入れて、焚火で焼き栗に。持ち歩けますし、天津甘栗みたいでおいしそうです。
10.27
「Apple compote」アップしました。
今回はほのぼのとした、ルークとリエナの林檎狩り&お料理デート(?)のお話です。
旅が始まって、一年ちょっと経ったころ。リエナはすっかりお料理上手になっています。
10.25
今日はDQ2に関する謎について、です。
管理人は、DQ2のストーリーでたくさんの疑問を持っています。
まずは、ハーゴンの正体。いったい、何者なんでしょう? そして、何故破壊神を召喚しようとしたのでしょうか?
管理人が考えたムーンブルクを襲った理由については、「戒め」に既に書きました。
ハーゴンの正体についても、ほぼ自分設定は出来てきています。
そして、管理人にとっての最大の謎は、
「何故、ムーンブルクはハーゴン率いる魔物の集団に敗北したのか?」
これです。ムーンブルクはロトの血を引く国家です。公式設定においても繁栄している国に見えますし、SFC版オープニングを見ても、ムーンブルク王自らが魔法を使い、ゲームのステータス画面でムーンブルクの王女は「まほうつかい」とされていることから、魔法を中心として栄えているのは、間違いないのではないかと。
以下は管理人の妄想になりますけれど、それだけの国ですから当然たくさんの魔法使いが城を守護していたはず。更には、魔法による結界のようなものもあったと考えてもいいと思います。
でも、あっけなくハーゴン率いる魔物の集団に負けた。
ロレムン好きが再燃して以来、管理人がずっと考えている謎です。
一応、これらの謎について、自分なりの解答は出せました。まだずっと先ですけれど、いつかはこの答えを取り入れて、SFC版に準拠した旅のお話も書きたいな、と思っています。
DQ2は設定されていない部分がたくさんあって、それを自分なりに妄想で補うのが、楽しくて仕方ありません…!
10.24
ちょっと語ります。今日は、うちのトリオの年齢についてです。
また、管理人の捏造設定が多数、またちょっと現代パロディのお話もありますので、苦手な方はご注意くださいませ。
三人のハーゴン討伐の旅が始まった時点での年齢は、ルークとアーサーが17歳、リエナ15歳です。現代日本の感覚だと、高校生……ですね。あ、生まれ月によってはリエナはまだ中3かもしれません。
こうして書くと、ずいぶんこどものような気がしますが、彼らの世界では、もう「大人」です。成人する年齢は国によって若干違いますが、ロト三国では、男子は16歳、女子は15歳で成人の儀を迎え、大人の王族としての公務に就く、と設定しています。
実際、ルークとアーサーは既に少しずつではあっても、国政にも携わっていますし、場合によっては父王の名代として、諸外国を訪問することもあります。周囲の人達も、彼らをれっきとした「大人」として扱いますし、それに伴い、彼らにも責任と義務が出てきます。
お酒も普通に呑んでいます(法律違反ではありません……念の為)。ちなみに、ルークは酒豪で二日酔いもしないタイプ、アーサーも相当いけます。この二人は、旅の途中でも食堂でその土地の地酒を試してみたり、時には宿の部屋で遅くまで呑んで話し込むこともあるかもしれません。リエナは下戸です。呑んでも、甘い果実酒をほんの少し、くらい。ちょこっと呑むとすぐに真っ赤になってしまいます。
あらためてこうして書いてみると、ずいぶん感覚が違うなあ、と感じます。そのせいでしょうか、ごくたまに、トリオで現代パロディを妄想してみると、同じキャラでも、年齢だけが大学生から社会人成りたて、くらいまで一気に上がってしまいます。
10.15
「しのぶれど」アップしました。
「いとせめて」と対になったお話で、同じ日の出来事をルーク視点から書きました。「いとせめて」をアップしたときにルーク版はどうなるのでしょうとのコメントをいただき、そこから妄想が広がってできたお話です。
ルークに和歌、ということですぐに思いついたのがこの歌。リエナへの恋心を隠しているつもりで、実はだだ漏れのルークそのものではないかと思ったのです。他にも探してみたのですが、探せば探すほど、やっぱりこれしかない! と確信しました。素晴らしい着想をくださった方に、あらためて感謝します!
10.11
キャラ語りいきます!
管理人のDQ2とロレムンの妄想は15−6年前に最初にSFC版をプレイしたときにはじまり、途中で12−3年の長ーいブランク、昨年秋に再燃!という経緯をたどっております。
そのため、大昔のと再燃後のキャラとではだいぶ変わってきましたので、ちょっと自分用メモも兼ねて、書いてみたいと思います。
トリオの名前はアーサー以外は初めてSFC版をプレイしたときにつけたもの。ちなみに、ローレを「ルーク」にすると、「トンヌラ」「アイリン」になります。そういえば、キャラ名変更の裏技を知っていながらどうしてもできず、脳内で変換してプレイしていた思い出があります。
なので、今回サイト開設に伴い、SFC版をプレイし直したときにちゃんと変更できて(でも何度も失敗しました……何故?)画面にトリオの名前が並んだ時には、テレビ画面の前でひとりで感動しておりました。
管理人の場合、キャラの性格や背景などに関してはほとんど「考える」ということをしません。どちらかというと、妄想を続けている間に自然に決まる、頭から湧いて出る、こういうわけだったのねと気づく、そんな感じです。
前置きが長くなりましたが、まずルークから。基本的に、大昔と今とでは変わっていません。昔から暑苦しいくらい熱い男で、リエナにべた惚れでしたが、大食いとか鈍いとか、細かな性格付けは再燃後にできあがったものです。髪や瞳の色なども再燃後に決定。ただ、昔はもっとかっこよかったはずなのに、なんだか違う方向に変わってしまいました。……なんででしょう? ちなみに顔立ちや体格はお父さん似ですが、髪と瞳の色はお母さん譲りです。
アーサーは大昔とまるっきり変わってしまいました。名前も彼だけ違います。というか、どうしても気に入る名前がなくて、はっきりとは決まらなかったというのが正しいのです。大昔はデフォルトでこんなにたくさんの名前があるのも知らず、たまたま再燃後にそれを知って「アーサー」ってかっこいい! と思ったところ、あれよあれよという間に今のキャラに。容姿はお母さん似の美形で、性格はお父さんのサマルトリア王に似ています。
大昔は公式に近い、のんびり屋さんでマイペースのボケキャラだったんですが、旅を始める前から婚約者がいたのだけは今と同じです。凱旋後のサマルトリアで出迎えてくれた婚約者に「ただいま〜!」と言い、ルークが「こちらは?」と聞いて「僕の婚約者だよ」「え!?」「あれ? 僕が婚約してるの言ってなかったっけ?」「聞いてない!」という遣り取りがありましたっけ。
リエナもあまり変わっていませんが、細かな設定は再燃後に決まりました。SFC版なので、金髪巻き毛なのは同じですが、プラチナブロンドで菫色の瞳は後から決めたものです。イメージとして「月の女神さま」を意識したので、華やかというよりも神秘的な雰囲気の美少女です。心に深い傷を負っているせいで、どこか儚く、乱暴に扱ったら壊れてしまいそうな危うさを持つ女の子。いつも控えめなのですが、攻撃魔法を使うシーンでは少し性格が変わる気がしています。
2010.10.9
久しぶりに、ロレムン萌え語りいきます。
うちのルークとリエナは今のところ、両片思いです。これまでの作品で語ってきたように、いろいろ事情があって、お互いにまだ気持ちを伝えることができていません。その割にルークはリエナを抱きしめたり、お姫様抱っこしたり、いろいろやっております。一応、いつもちゃんとした理由があってしていることなので、リエナも納得しているんですが、傍目から見れば、らぶらぶにしか見えないような気もします。
そして、こういった「リエナに触れる」行為は、ルークしかやりません。ここで公開しているお話以外にも、例えばダンジョン内部の足場の悪いところで手を引くとか、段差が大きくてリエナが自分で降りられないような場所で抱き下ろすなどなど、意外とこういったシチュは起こりがちです。でも、この役割はルーク一人だけのもの。アーサーは余程の事情でルークができなくならない限り、絶対にやりません。アーサーは一見細く見えても、ちゃんと鍛えてある人なので、やろうと思えばリエナをお姫様抱っこくらいは軽くできるにもかかわらず、です。
これも一応、アーサーには婚約者がいるから下心がなくてもリエナに触れるのはまずいだろう、などと理由らしきものがあることになっています。ですが実際のところは、ルークが自分以外の他の男がリエナに触れるのが、絶対に我慢できないだけ。要は、ごちゃごちゃもっともらしい理由をつけて「俺以外の男はリエナに触れるんじゃねえ」そういうことなんです。
でも、ルーク本人はそれに気づいていません。正確には、わかっているのにわからない振りをしている。でもそのことにすら、気づいていない、どうしようもないほど鈍い男です。
前途は多難ですが、なんとか幸せになって欲しいものです……。
10.7
リエナの魔力について語らせてもらいます。「あたたかな流れ」のネタバレ入りますので、ご注意くださいませ。
作品中にあるように、リエナは自分の魔力の限界を超えて呪文を発動させることができます。ですが、いつでもできる、というものではなく、あくまで最終手段です。そして、この状態になったときにはほぼ確実に意識を失い、目覚めるまでにはかなりの時間が必要です。
リエナは強大な魔力をもつ魔法使いではありますが、肉体的にはごく普通の若い女性です。その決して強靭ではない華奢な身体に、無理やり魔力を詰め込んでいるような感じがあるうえに、魔力がどんどん成長して強くなり、それに彼女自身の肉体と魔力を制御できるだけの精神力が追いついていけていない、アンバランスな状態なんだと考えています。
そういう状態なのに、ルークとアーサーに迷惑をかけたくない、自分がもっとがんばらなくてはいけないと無理をし過ぎて、心と身体が悲鳴をあげてしまい、結果として意識を失ってしまったわけです。
アーサーが言う通り、この状態はとても危険です。精神的にも肉体的にも、まったく無防備な状態になっていますから、これ以上傷つかないように安全な場所で安静を保って、心身の回復を待つより方法はありません。
そして、リエナにとって唯一の安心できる場所はルークのそばで、彼女自身もそれを既に自覚しています。だから、目覚めたときにルークの気配を感じ、ずっとそばにいてくれたことが純粋にうれしい。ルークが自分に優しくしてくれる理由(愛情なのか、同情その他なのか)は、まだ読み切れていなくても、このときには本当にうれしい気持ちだけだったのです。
色々語りましたが、本当はこういったことは作品中で語るべきもの、ですね。がんばって、これからもっと精進いたします。ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
10.5
「あたたかな流れ」アップしました。
思っていたより、アップまで時間をとられました。本文は数日前に書き上がって、最終推敲も終えていたのですが、タイトルが決まらず……。どうも、タイトルやキャラ名を考えるのが苦手で、いつもうんうん唸っています。
10.4
ようやく秋らしい気候になってきましたので、今日は「読書の秋」について語らせてもらいます。
管理人のDQ世界は、一応中世ヨーロッパ風(?)を意識しています。ただし、わたしはこの辺りの歴史などには疎いので、あくまでイメージだけですが。
この時代、本(書物という方がイメージに近いかな?)は大変な貴重品であり、贅沢品だったのではないでしょうか。まずは自分たちが生活していくのが精一杯の人達が大半で、本を読んで楽しむ、というのはごく限られた人達にのみ許された趣味なのではないかと思います。
ロト三国のお城には大きな図書館があり、たくさんの貴重な書物や資料が保管されています。専門の司書もちゃんといて、管理や手入れもきちんとされていたんだろうな、と考えるのは楽しいです。
うちの三人は王族ですから、周りにたくさんの書物がありました。ちいさい時には、寝る前に乳母がおとぎ話を読んでくれたりもしたでしょうし、少し大きくなってからは、自分で図書館に行って司書に案内してもらって好きな本を選んで読みふける、そんなときもあったのではないでしょうか。
では、三人の読書傾向など……。
アーサーとリエナは活字中毒者です。アーサーはとにかく何でも読みます。図書館に籠るとなかなか出てこないタイプだと思います。サマルトリア城では、王太子殿下のお姿が見えないときにはまず図書館を探せ、がお付きの人達の合言葉になっているくらい。分野は、歴史、文学、魔法に関するものはもちろん、芸術論や哲学書なども好きそうです。彼は読むのも速くて記憶力抜群なので、知識豊富です。もしかしたら、若い女性向きの恋愛小説までちゃんと読んでるかもしれません。妹姫や婚約者と話を合わせるためか、単に活字中毒者だからかまでは、よくわかりませんが。
リエナもわりと何でも読むタイプですが、文学と芸術論と魔法関連が中心です。あとは若い女性ですから、恋愛小説も好きそうですね。幼いころ、就寝前に読んでもらうのも、素敵な王子様と美しいお姫様が登場するかわいらしいお伽話だったんじゃないでしょうか。魔法については研究も兼ねて片っ端から読んでいました。ムーンブルク城に収蔵されていた膨大な量の魔法関連の書物がどうなったかについては、またいつかお話に書くこともあるかもしれません。
この二人にとって、旅の間はほとんど本が読めないのがつらいことでした。もちろん、そうそう読んでいる時間もないし、荷物を増やすこともできないので最低限のもの(魔法関連のものと愛読書)だけを持ち歩き、大事に大事に読んでいる気がします。
最後にルーク。基本アウトドアで、身体を動かしている方が性に合う男ですが、意外と(?)普通に本好きです。アーサーとリエナのような活字中毒ではありませんが、そこそこ読んでいるようです。好きな分野は歴史、後はご先祖様の勇者アレフ(うちの1勇者)に関するもの。こどものとき、勇者アレフの物語を繰り返し読んでもらうよう乳母にせがみ、大きくなってからは自分でいろいろと探しては読んでいました。これまた意外なことに、魔法関連も一通り読んでいます。自分では魔法が使えなくても、上に立つものとして知識は絶対必要なので、きちんと理論の講義も受けています。
管理人も本好きなので、こういう妄想は楽しいです。
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