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昔のひとりごと  2011年 5−6月




2011.6.30

 長編『旅路の果てに』連載開始しました。

 今日は、序章と第1章1をアップしました。昨日ここでお知らせしたとおり、インデックスページを新設、トップをすこし改装してあります。リンクミスなどありましたら、お知らせくださるとうれしいです。

 さて、『旅路の果てに』は、『旅の終わり』に続く、ゲームエンディング後のルークとリエナの物語です。

 いわゆるIFもので、ストーリーは完全にオリジナル、捏造設定・オリキャラがたくさん登場します。作品傾向も、今までのものとはかなり違い、決して明るくなく、シリアスで重いお話です。

 管理人は、エンディング後の妄想をいくつものパターン――作品化する予定のものは、3パターンありまして、そのうちの2番目のストーリーです。

 実はこれ、旅のエピソードに続くお話ではありながら、若干世界観の設定が違っています。まったく同一の世界観のエンディング後妄想は、まだずっと先ですが、1番目のストーリーで書こうと思っています(3番目については公開予定なし)。『旅路の果てに』と矛盾する部分については、公開済みの旅のエピソードでは書いていませんので、管理人はやたらといろいろと妄想しているんだな、くらいに思ってくださったらうれしいです。

 さてさて、このお話、年齢制限付き(R15)とさせていただきました。本当でしたら全年齢でやりたかったのですが、あらためて全体を読み返してみると、該当する部分が量的にはわずかでも、年齢制限を掛けないわけにはいきませんでした。かと言って、該当部分を削ったり、全年齢に書き直すことだけはやりたくなかったので、このままでいきます。

 今、ものすごく緊張しています。ロレムンの年齢制限付きの作品(いわゆる男性向けではないもの)は、ほとんど拝見したことがないからです。もしかしたら、以前はあったのかもしれないのですが…。あったら、ぜひ拝見したかった…!

 実は、管理人が初めて書き始めたのが、この作品です。ちょうど1年半ほど前に書き始め、旅のエピソードと並行して書きつつ、最近ようやく一応完成の目処が立ちました。管理人にとって、とても思い入れの強い作品でもあります。

 注意書きも、こまごま書いています。今までの作品とはかなり傾向も違いますし、きつい残酷表現が登場しますので、自己責任で、作品をお読みくださいませ。ただ、実際に、年齢制限がかかる部分(残酷・性表現とも)が登場するのは、もうしばらく後になりますから、とりあえず作品の傾向が知りたい、というお客様には、最初の辺りを試し読みしていただくことをお勧めしておきますね。

 これから連載する分ずつ、加筆修正してアップしていきます。読んでくださった方が何かを感じてくだされば、管理人にとってこれ以上うれしいことはありません。

***

 当サイトは、今日で開設1周年を迎えました。

 なんだか、「まだ1年!?」と「もう1年!?」の両方がごっちゃになった、不思議な気分です。サイトを運営するのは初めてでしたが、この1年、楽しくてたまりませんでした。

 今まで、足を運んでくださったお客様すべてに、心からの感謝を捧げます。

 そして、拍手ありがとうございました!

 ぽちっと押してくださる拍手とコメントに、今までどれだけ励まされ、モチベーションが上がったかわからないほどです。
 拙い作品ばかりですが、これからも精一杯、書いていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします!


6.29

 管理人よりお知らせです。

 明日、サイトの入口をすこし改装いたします。具体的には、今までのトップページの前に、インデックスページを追加します。

 なお、今までのトップのURLをそのままインデックスページに使用しましたので、リンクしていただいているサイトさまは、サイトURLの変更は不要です。今までトップにブックマークしていただいている方は、そのままですと、インデックスが表示されます。もし、いちいち入口をクリックするのは面倒だと思われましたら、お手数ですが、トップにブクマを変更してくださいませ。

 なんで今頃になって、インデックスページを作ったかと言いますと、年齢制限付きの作品――R15(性描写・残酷描写あり)のエンディング後の長編を公開することになったからです。

 今までのトップにも注意書きはありましたが、二次創作の年齢制限付きを扱うのであれば、もうワンクッション置いた方がいいのではないかと思って、新設しました。

 よろしくお願いいたします。


6.28

 当サイトの世界観について、ちょっとだけ語ります。

 一応、当サイトのDQ2は中世ヨーロッパを意識しています。ただし、ほとんどイメージを借りている程度で、近世も現代もごっちゃになっているのが現状です。
 もともと、この辺りの知識ゼロなので、いい機会だからすこし勉強してみようかとは思いました。けれど、一口に中世ヨーロッパとは言っても、範囲が広すぎて、とても管理人の手には負えるものではありませんでした。

 それでも、本やDVDを読んだり見たりは楽しいですから、それぞれなんとなーく自分のイメージに合ったものを借りてきている、でもほとんどぼやっとこんな感じよね、と妄想しているだけというのが正しいのです。

 ですから、本当にこの時代について詳しい方からみれば、おかしなことだらけだと思います。例えば、ごく普通の宿屋の部屋にお風呂がついていて、しかも給湯設備があったりとか。飲み物も、コーヒーと紅茶――男二人はブラックのコーヒー、リエナはミルクティーが好きです――を登場させていますし。他にもいろいろと自分の都合よく設定してしまいましたが、その辺りは大目に見てくだされば助かります。

 妄想ついでに、ロト三国のそれぞれのお城は、こんな感じかな?というのを書いてみますね。

*ローレシア城

質実剛健な、石造りの城塞をイメージしています。城内に大きな騎士団の演習場などもあったりして、如何にも騎士の国らしい武骨な感じもするのではないでしょうか。けれど、内部はロト三国の宗主国らしく、豪奢に装飾されていて、特に王妃様をはじめ、女性達が暮らすところは、華やかです。

*サマルトリア城

シンメトリーな造りのお城をイメージしています。あちらこちらで、サマルトリアのテーマカラーである緑色が配されていて、全体的にとても洗練されているけれど、落ち着きを感じさせる雰囲気だとといいなー、なんて思っています。

*ムーンブルク城

千年を超える歴史を持つ魔法大国ですから、重厚にして華麗な白亜のお城をイメージしました。デザインも、長年にわたって増改築(って言っていいんでしょうか?)を繰り返し、複雑な造りになっている、けれど決して不調和なわけではなく、歴史の重みを感じさせるお城です。

 管理人はまだヨーロッパを訪れたことがないので、ぜひ一度は、中世ヨーロッパ古城巡りの旅に行ってみたいものです。


6.21

『祈り』アップしました。

 今回の作品は、Kさまへの捧げものです。

 婚約者のコレットがオリキャラなので、アップはどうしようかなあ、とちょっとだけ悩みました。けれど、この二人のお話は前々から書いてみたいと思っていましたし、実際に書いてみたら、いつも以上に楽しくて仕方なかったので、思い切って公開させていただきました。いつもとは違うアーサーの姿が見られるかも、です。ロレムンはほんのちょっぴりゲスト出演しています。

 甘いお話は、書いている時もかなーり恥ずかしいのですが、後から読み返すと、もっと恥ずかしかったりしています。でも、管理人は、やっぱりおもいっきりらぶらぶ、が大好きなようです。


6.15

『キャラクター紹介』をアップしました。

 前々からまとめたいと思っていたのですが、ようやくアップできました。
 本当は、Q&Aでやりたかったのですが、いいなあと思うものは既に配布元サイトさまが閉鎖されていたり、条件がいまいち合わなかったり、なので、結局は普通に文章で書いたものです。

 今までのこのひとりごとで、ときどき語っているキャラ語りの方がずっと詳しいのですが、あんまり長くなってもなんなので、ざっとうちの2トリオはこんなキャラだよー、というのがわかればいいか、という感じで書きました。

 小説おしながきにリンクを貼ってありますので、もしよろしければ、読んでみてくださいね。


6.10

 また浮かれて語ってみようかなーと思います。テーマはエンディング後の妄想について、です。

 管理人が最初にDQ2にはまったのは、確か1994年ごろのはずなので、かれこれ17年経ちました。途中で、長いブランクがあって、一昨年再燃したんですが、ロレムン妄想は最初にはまったときからやっていました。ゲームをクリアして、ごく自然にルークとリエナのその後、が頭から湧いて出てきたんです。サマルくんのキャラは今と違っていて、アーサーのキャラは再燃後に固まったんですが、ロレムンの二人については、基本的なところは変わっていません。

 この妄想も、一応きちんと脳内ではストーリーが完結しています。でも、考え方も今とは全然違う(若かったから、でしょうね)ので、実際に文章に書くつもりはありません。その代わりにというわけでもないのですが、当時妄想していた二人の行く末、みたいなものをここで語ってみたいと思います。正直、すごく恥ずかしくもあるのですが、よろしければ読んでみてくださいね。

 なお、『旅の終わり 第4章 約束』と、若干展開がかぶっていたり、ネタバレしている部分もあります。また、近いうちに公開予定のエンディング後のストーリーとはまるっきり別物ですので、あらかじめご了承くださいませー。

***

 まず、旅の最後の日にルークが告白、というのは同じです。ただ、場所はリリザではなく、どこかで野宿していたはずです。先程も書いた通り、サマルくんがアーサーではなかったので、彼がしびれを切らして告白のセッティング、というのはなく、ごく自然にルークが告白してましたね。それも、今みたいな深刻な状況ではなく、大声で「好きだーっ!」って、叫んでいた気がします。

 そして、リエナもルークの気持ちを受け入れて、お約束のファースト・キス、でした。ただとても残念なことに、この時サマルくんがどこで何をしていたのかは、どうしても思い出せません…。

 翌日、ローレシアへ凱旋帰国して、ローレシア王に報告のための謁見したとき、ルークはその場で、リエナを愛している、結婚したい、ムーンブルク復興を手伝いたいと、お父さんに言うわけです。お父さんも、若い二人が相思相愛であることは一目でわかりました。そこで、ルークの言い分をちゃんと聞き、リエナに確認します。「あなたも、ルークと同じ気持ちであるのか?」って。リエナは恥ずかしげに頬を染めつつも、頷いてはっきりと言いました。「はい、わたくしもお慕いしております」

 ローレシア王はその場で、二人の結婚を認めました。ただ、今と決定的に設定が違っていて、ルークもリエナもひとりっ子だったんです。当然、両方の国の後継ぎ問題が出てくるのですが、この件に関しては、こういう解決方法をとりました。

 まず、リエナはムーンブルク復興のため、女王として即位します。ルークはローレシアの王太子のまま、リエナと結婚。いずれはローレシア王になりますが、今はお父さんが現役ばりばりなので、ローレシアの方はお父さんに任せて、自分はムーンブルクでリエナと暮らし、復興を手伝います。両方の国の後継ぎについては、二人の最初のこどもにムーンブルクを、二人目にローレシアをそれぞれ継がせる、そういうふうに決まりました。

 これで一件落着、となり、めでたく二人は婚約しました。リエナはしばらくローレシアに滞在し、婚約披露のパーティなども開かれました。凱旋して3ヶ月後、サマルくんがめでたく結婚。ルークとリエナも婚礼の儀に出席します。この時が、他国での初めて二人揃っての公式の席で、姿を現したらぶらぶの二人に、周りの人達は、サマルくん夫妻同様の祝福を贈ってくれました。

 ルークとリエナの婚礼の儀は、凱旋から半年後です。結婚式妄想の内容は、先日ここでアップしたものとほぼ同じ。というか、アップしたのが実は、今書いている大昔の妄想を更に発展させたものだったりします。

 二人は仲睦まじくムーンブルクで暮らし、三人のこどもたちを授かりました。一人目は女の子ですぐに将来のムーンブルク女王として教育を受けはじめます。二人目は男の子で、この子はすぐにローレシアで教育を受けるため、かわいそうではあるのですが、両親とは離れて暮らすことになりました。三人目は女の子で、ムーンブルクで暮らします。

 最終的には、凱旋から十数年後、ムーンブルクも復興し、リエナは早々に長女に王位を譲りました。そして、今度は王妃として、ローレシア王となったルークを助けます。とはいっても、まだまだ若いムーンブルク女王ですから、実際には二国を行ったり来たり、という生活(ルークもしょっちゅうムーンブルクへやってきます)を送ったようです。

 サマルトリア国王となったサマルくんとの友情も、もちろんずっと続き、トリオがいい仲間でいい友人、であったのは言うまでもありません。

 というわけで、めでたしめでたし、の大団円となりました。

***

 こうして書いてみると、あらすじでも結構長くなりました。ここまで読んでくださって、ありがとうございました!


6.7

 昨日、『旅の終わり 第4章 約束』をアップしたあと、たくさんの拍手をありがとうございました! なんとサイト開設以来、最高の拍手数でした! カウンタも、いつもの倍近く回っていてびっくりしました。この作品は、いつも以上に気合を入れまくった分、アップする時にものすごく緊張していました。ですから、たくさんの方に読んでいただけてうれしくてたまらないのに、拍手やコメントまで頂戴して、管理人は本当に幸せ者です…!

 当サイトへ足を運んでくださったみなさまに、心からの感謝を捧げます!

***

 うちの二人も、無事(とはとても言えないかもしれませんが)くっつきましたので、浮かれて結婚式妄想など、語ってみたいと思います。なお、この語り、現在の管理人の脳内で爆発したもので、実際のエンディング後のお話とはまた別のものですので、ご了承くださいませー。

 さてさて、まずは季節から。これ、2パターンあるんですよー。まずは、ムーンブルクでのお式なら、春真っ盛りに。ローレシアでしたら、初夏。どちらも、それぞれの国で、いちばんいい季節です。

 婚礼衣装は、ルークの方は深い青のローレシア王太子の第一礼装。まあ、男はどうでもいいので、リエナの方をがっつり妄想しますね。

 もちろん純白のドレスなんですけど、素材はぜーったい、総レースだと決めています! そして、長袖で、襟も高くして、やっぱり低露出。デザインそのものは割とシンプルで清楚な雰囲気なんですが、素材はもちろん極上のお品です。プラチナブロンドの巻き毛は高く結い上げて、ダイヤをちりばめたティアラに、長ーい、トレーン。

 お式そのものは、王族の婚礼の儀ですから、それはそれは厳粛に行われます。でも、入場してきたリエナのあまりの美しさに、ルークは絶対に見惚れると思うんですよ。あんまり見惚れていて、ちっともお式が始められないもんですから、いい加減しびれを切らした大司教様が咳払いして、はっと我に返って、ようやくお式が始まります。ちゃんと指輪、はめられるかな? それから、誓いのなんとやらも、あんまり長時間しないように……。抱きしめるのも、ほどほどに……。後から、好きなだけ、できるんですからね!

 無事に婚礼の儀が終了したら、お城のバルコニーへ出てご挨拶。リエナの輝くばかりの笑顔に、民も心からの祝福を贈ります。そして、お約束のロイヤル・キス。ルーク、いったい何回するんだろ……。

 その後は、城下町を馬車でパレード。夜はお城の大広間で、大舞踏会! リエナはルークとだけ、踊ります。ルークは相変わらずダンス下手くそなんですけど、それでも今夜ばかりは、踊るのが楽しくてしかたないみたいです。そりゃ、新妻(いい響きですね…)とのダンスですから、楽しくないはずはありません。ここでも、リエナは純白のドレスです。低露出なのは同じなんですけど、お式の時とは雰囲気を変えて、うんとゴージャスなのもいいかもしれません。

 今、脳内では二人の本当に幸せそうに踊っている姿が浮かんでいます。こういう幸せな妄想を語るのは、とっても楽しかったです! ここまで読んでくださって、ありがとうございました!


6.6

 ハッピー・ロレムンデー!!!

『旅の終わり 第4章 約束』アップしました。中編『旅の終わり』完結です。

 当初は、この部分だけで『旅の終わり』という短編でした。そこに、第1章から第3章を書き足して、今の形に出来上がったんです。実はこの第4章、書くのに、約1年2ヶ月かかりました。最初にこの中のある会話シーンが浮かび、それをもとに書いていったのですが、とりあえず完成 → 読み返して物足らない → 書き足して完成 → やっぱり足らない…をさんざん繰り返して、ようやく今日アップできました。

 ロレムンの日にアップする! と自分で締め切りを作ったのがよかったと思いました。でないと、絶対にまだ完成していないでしょうから。ぎりぎりまで、最終推敲を繰り返しても、まだ自分では完全に納得のいく作品ではないんですが、今の管理人の拙い筆での、精一杯の作品です。アップする今、ものすごく緊張しています。

 自分のロレムンにとっての、最重要シーンのひとつであることは間違いありません。これを読んでくださったお客さまに、すこしでもルークとリエナの想いが伝わっていれば、管理人にとって、こんなに幸せなことはありません。


6.2


 ロレムンデーも近いので萌え語りなど。

 先日アップした『旅の終わり 第3章 持つべきものは2』のややネタバレ入りますので、ご注意願います。

 後半のルークとアーサーの会話で、遠乗りの話題を出しました。お話にも書きました通り、ルークは馬術も得意で、剣と並んでローレシアでも右に出るものはいない、くらいの腕前です。アーサーも相当な腕の持ち主で、旅に出る前には、時折気晴らしに遠乗りに出かけたこともあったみたいですね。

 対してリエナは乗馬が苦手です。彼女はごく普通の運動神経の持ち主ですし、馬は好きなんですけれど、いざ乗る、となると何故かうまくいきません。なので、二人が遠乗りデートに出かけるとすれば、ルークの前に、リエナはドレス姿で横向きで乗る、という「相乗り」で行くことになります。

 これを書いている今、脳内ではルークとリエナがらぶらぶしていて、管理人は楽しくて仕方ありません。とりあえず、今二人の前で山積みとなっている問題はぜんぶ横に置いておいて、妄想を続けますね。

 遠乗りの場所は、ローレシア。管理人の脳内では、ローレシアは海辺であると同時に、ちょっと奥まったところにたくさん湖がある、という地形に設定しています。ローレシア城から、馬でだいたい2−3時間程度入った奥まった場所に、一際大きな湖がありまして、その湖畔に王家の離宮があったりします。この離宮は、特に春先から初秋くらいが一番景色も綺麗で気候がいいんですよ。ですから、ルークもこどもの頃から夏の休暇をここで過ごすこともよくあって、遠乗りに出かけたり、湖で泳いだり、魚を捕まえたりしていました。

 ちょうど気候のいい頃に、ルークがリエナにこの湖と綺麗な景色を見せてあげたい、ということで、二人でお出かけ、となったわけです。二人で馬車、という手もありますけれど、せっかく風が気持ちいいのだから馬で行こうとルークが言い出し、近場をすこし走らせるくらいしかできないリエナのために、ルークが自分の前に乗っけることになりました。

 最初はリエナを気遣って、ゆっくりと馬を走らせていたルークも、途中から調子に乗って飛ばし始めます。ルークがリエナを落っことす、ということは有り得ませんけど、リエナもしっかりしがみついていればいいな、なんてまた妄想が暴走しています。

 離宮に着くまでの間にも、途中で特に景色が綺麗なところで休憩したりして、のんびりゆったりデートを楽しんで欲しいなーって思います。

 そして、馬に乗ったり降りたりするときにも、ルークがリエナを軽々と抱っこ。ついでに、ぎゅーってすれば、なおよろしゅうございます。


6.1

 先日の25周年記念、いろいろなサイトさんやピクシブで、素敵なお祝いイラストがたくさんアップされていました。もう眼福としかいいようがないのですが、やっぱり1勇者さんとローラ姫のイラストが多かったですね。こちらの二人は公式でカップルですし、思いっきりラブラブしていて、見ているこちらまで幸せでした…!

 というわけで、ほんのちょっとだけ、語らせていただきますね。

 うちのトリオのご先祖さまである、1勇者アレフさんとローラ姫ですが、まだほとんどキャラが固まっていません。でも、どんなキャラだろうと妄想するのはとても楽しいです。今のところ決まっているのは、年の差カップル。うちのアレフさんは、20代後半で、ローラ姫が16歳なので、だいたいひと回り離れています。

 アレフさんはとても大人の男なんじゃないかと思います。良くも悪くも経験豊富。竜王討伐の一人旅に出るまでどういう人生を送ってきたか、などはまだ空白なんですが、剣や魔法の腕だけではなく、したたかさも持っていたんじゃないでしょうか。

 容姿は漆黒の髪と瞳、がっちりとした長身の持ち主です。ルークがかなり面影を継いでいますけれど、顔立ちそのものはアレフさんの方がずっと上です。

 以下は管理人が暴走しての、好き勝手な妄想です。

 アレフさんはとても「モテる」ひとでした。ただしご本人はごく若い頃に女性に手酷く振られたか何かで、少々女性が苦手、というか、本気での恋愛は、自分からは絶対にしない男です。なので、この年齢(物語世界では、とっくに結婚適齢期過ぎてます)でも、まだ独身。ただ綺麗なお姉さま達と、納得ずくでのおつきあいは全然平気でしたが、だいたい最後はお姉さまの方が本気になってしまい、迫られては逃げる、このパターンを繰り返していました。

 それが、ローラ姫救出のとき、今まで出会ったことのないタイプのお姫様、しかも純情可憐な姿に一目惚れ。ローラ姫の方は言わずもがな、というわけで、めでたくカップル成立となりました。

 これ、どっかで読んだ設定……、そうなんです。ルークとリエナとまるっきりおんなじです。ルークのお父さんのローレシア王も同じなので、どうやら「一目惚れ」は、ローレシア王家の伝統(?)のようです。


5.28

『旅の終わり 第3章 持つべきものは 2』アップしました。

 第3章のタイトルについてなど、いろいろ語りたいこともあるのですが、ネタバレしそうなので、もうしばらく後に語らせていただきます。


5.27

 ドラゴンクエスト発売25周年、おめでとうございますー!!!

 Wiiでの復刻版、なんとあの復活の呪文も再現されるとか。管理人は、SFC版しかプレイしていませんが(ソフトだけはFC版も後から買いましたが)それにまつわるお話は、いろいろなところで読ませていただいていました。せっかくだから、メモ書きがんばりながら、プレイしてみようかと思います。

 その他にも、記念グッズに、365,400円の宝箱(完全受注生産だそう…。そりゃそうだ)だとか、すごいですよね。またこれで、こどもの頃にやった、懐かしい!という再燃組の方たちや、若い世代の新たなロトシリーズのファンが誕生してくれないかなー、とか、サイトも増えないかなーとか、最後にこっそり大声で、ロレムンファンも増えないかなーと期待して叫んでおきます!


5.20

『旅の終わり 第3章 持つべきものは 1』アップしました。

 このお話も佳境に近づきつつあります。みなさまにすこしでも楽しんでいただけたら、管理人にとって、こんなにうれしいことはありません!


5.19

 何だか最近、こちらのひとりごとでやたら語っている気がしますが、今日も語ります。
 テーマは、ルーラです。先日アップした『旅の終わり 第2章 決意』の、ややネタバレ気味な語りになりますので、ご注意くださいませー。

 アーサーがルーラを発動すると、魔力の光の軌跡から、移動先がわかる云々、と書きました。

 管理人のルーラのイメージでは、移動したい人全部が、魔法使いの魂の色の光に包まれて空を飛んでいきます。その時、魔力の光はすぐに消えてしまわず、しばらく痕跡が残るんです。ちょうど、色がついた飛行機雲みたいな感じでしょうか。更に、この魔力の光は、魔力が強ければ強いほど、また魔法使いの魂の色が鮮やかであればあるほど、痕跡もはっきりと長い時間残ります。

 旅を終えるころのアーサーは、リエナには遠く及ばないものの、そんじょそこらの魔法使いでは敵わないくらいの魔力の持ち主になりました。ですから、彼がルーラを発動すると、鮮やかな新緑の緑の光のラインが、ずーっと空に残るわけです。

 では、移動先がばれないようにすることはできないのか? 実は、できます。魔法使いが自分で、自分の魔力の痕跡を消せばいいのです。とは言うものの、これをするためには、自分が魔力を発動した呪文の痕跡 = 魔法の効力 を、飛びながらその場で打ち消していくため、とんでもない魔力が必要になります。こんな離れ業ができるのは、世界広しといえども、リエナくらいです。

 当サイトの設定では、リエナもルーラを習得しています。そういえば、今まで公開した作品では、一度もやっていませんでしたね。管理人の脳内で旅を続けている彼らは、時々別行動――アーサーが町で情報収集、ルークとリエナがダンジョンの下調べなど――したりするので、下調べから戻るときに、リエナがルーラを唱えて、町まで戻ってきたりしていました。三人揃っている時は、リエナのMP温存のために、アーサーがルーラの担当です。

 ちなみに、ルーラで移動するとき、魔法使いと、移動したい人がくっついている必要はありません。魔法使いが対象となる人物や物の範囲を決め、魔力の光で包みこんでから、移動します。ですから、ルークとリエナが二人きりでルーラで帰るときに、手を繋いだり、抱き合ったりすることは、残念ながらありませんでした。

 さて、話を『旅の終わり』に戻しますと、この時リエナがルーラを発動しなかったのは、まだ本調子ではなかったから。ロンダルキアの祠で養生したおかげで、体調はかなりよくなりましたが、いつも以上に負担がかかることをするわけにはいきませんでした。無理すればルーラの痕跡を消すこともできなくはないのですが、十中八九、意識を失うでしょうから、男二人がそれを許すはずがないのです。

 魔法は本当に奥が深くて、一つ一つに設定を考えるのは楽しくもあり、また興味深くもあります。管理人は、自分で設定を考えるのも好きですが、同じくらい他の方の設定や、キャラ語りを読むのが大好きです。


5.17

 先日こちらで、ロト三国の王様&王妃様について語りましたところ、設定が気になるとのありがたいお言葉をいただき、管理人は浮かれまくっておりました。というわけで、また語ります。

 では、まずローレシアから。

ローレシア王 アレフ11世  ダレル・エセルバート・アレフ・ローレシア

濃い茶色の髪、琥珀色の瞳。魂の色は琥珀色。
ルークほどではありませんが、がっちりとした長身の持ち主。
剣の腕はローレシアでも有数で、そんなに強力ではありませんが、魔力も持っています。
騎士の国にふさわしい戦士タイプの国王で、政治面でも辣腕を振るっています。内外に名君と名高く、ロト三国宗主国の国王として、他国に睨みを利かせています。
ルークは完全にお父さん似です。
この国王陛下は、ルークのお母さんに一目惚れしました。
ルークがリエナに一目で恋に落ちたのは、DNAの為せる技だったのではないでしょうか。
ちなみに、ローレシア王家の男性陣はみな、ファーストネーム三文字です。

ルークのお母さんは、エンディング後の長編で登場します。今語るといろいろネタバレになるので、ひとつだけ。
漆黒の髪に、深い青の瞳の持ち主。そう、ルークの髪と瞳の色と同じです。

サマルトリア王 ランバート9世  オスカー・クラーク・ランバート・サマルトリア

明るい茶色の髪に、深緑の瞳。魂の色は深緑。
やや小柄ですが、バランスがとれた体格です。
大変な切れ者であり、策謀家でもあります。各国からは、「あの男だけは敵にまわすな」と囁かれています。
魔法戦士ですが、どちらかというと、魔法が得意なタイプ。
アーサーは、容姿はお母さん似ですが、中身は完全にお父さん譲りです。

サマルトリア王妃  ベアトリス・エリーゼ・サマルトリア

蜂蜜色の金髪に、エメラルドグリーンの瞳。
ムーンブルク王家出身(リエナのお父さんのいとこ)
華やかさと知性とを兼ね備えた、とても美しい女性で、優秀な魔法使いでもありました。
ムーンブルク王家の人にしては、髪も瞳も色が濃いめで鮮やかかもしれません。
アーサーと妹のルディアは、容姿はお母さんそっくりです。

 ここでおまけで、サマ姫ちゃんも書いておきますね。

ルディア・コンスタンス・サマルトリア

アーサーの同母妹で5歳年下。髪と瞳の色はお母さんと同じで、魂の色は山吹色。
華やかな美少女で、とても頭の回転の速いお姫さまです。
アーサーともとても仲良し。
魔法使いのたまごで、同じ魔法使いとして、リエナに憧れています。

ムーンブルク王 ディアス9世  ジェラール・マクシミリアン・ディアス・ムーンブルク

銀髪に灰色の瞳。ややがっちりとした長身。魂の色は鮮やかな銀色。
千年を超える歴史を持つ魔法大国の国王にふさわしい強大な魔力と、見るものを圧倒させるような威厳とを兼ね備えています。
古の魔法の研究にも熱心で、国内の研究者を手厚く保護し、ムーンブルク独特の杖術の達人でもありました。
遅くにできた娘のリエナを溺愛していました。

ムーンブルク王妃  シルヴェーヌ・オーディアール=ムーンブルク

粉雪をふりかけたような金髪に、青い瞳。小柄で華奢。魂の色は薄紫。
ムーンブルク建国時からの名門公爵家で、強大な魔力を持つことで有名でもあるオーディアール家の出身。
非常に優秀な魔法使いであり、どこか儚げな雰囲気を持つ美女。
強大な魔力を持つ故にか、身体はあまり丈夫ではなく、リエナの出産後に体調を崩し、リエナ4歳のときに病で亡くなりました。

 ちなみに、ローレシアとサマルトリアは英語名が多く(そう言いつつルークのセカンドネームはドイツ語だったりします…)ムーンブルクはフランス語名にしました。

 最後に、うちのトリオのフルネームなど。そういえば、アーサーの名前はどこにも出していませんでした。

ローレシアの王子    ルーク・レオンハルト・アレフ・ローレシア
サマルトリアの王子   アーサー・オーガスタス・ランバート・サマルトリア
ムーンブルクの王女   リエナ・アルフォンシーヌ・ディアナ・ムーンブルク

 リエナのディアナ(月の女神様)以外は、キャラ全員、語感がよさそうなどだけで、名前そのものには意味はありません。名前を考えるのがものすごく苦手なので、外国人名のサイトさんなどを参考にさせてもらって、決めました。外国語に詳しい方から見れば、おかしな点も多々あるかと思いますが、見逃してくださるとうれしいです…。

 書いてみたら、ついつい長くなりました。これでも、管理人のキャラ設定リストからの抜粋なんです。設定をいろいろと考えるのが楽しいんです!

 ここまでおつきあいくださった方、ありがとうございましたー!


5.14

『旅の終わり 第2章 決意』アップしました。

 このお話、書き始めたのは昨年の秋です。最初は、前半シーンだけで一本の短編にするつもりで書き始めたものの、うまくいかずに長い間そのままになっていました。また、旅のエピソードに入れるか、原作沿いに入れるかでも悩みましたが、『旅の終わり』で、原作のエンディングでトリオが世界を回っていくシーンを書くことにしたので、ここのほうがおさまりがいいだろうと、今回の作品に入れることにしたものです。

 書くのはいつもどおり楽しかったのですが、ものすごく難しくもありました。すこしでも、原作ゲームの雰囲気が出ていたらいいな、と思っています。

 後半は完全に捏造ネタです。ずっと以前にちょろっと登場したオリキャラが再び登場しています。


5.13

 DQ1・2・3がまとめてWiiに移植されるというニュースを読んで、浮かれている管理人です。

 実は管理人、3が未プレイなんです。2の二次やってる人間にあるまじきことだと自分でも思っているんですが、やってない理由は、単に巡り合わせが悪かったからです。最初にドラクエにはまった時には、SFC全盛期で、すでにFCハードが手に入らず、1・2をクリアした後、次にプレイしたドラクエは5でした。その後、3がSFCに移植されたころは、ゲームから離れていた時期だったんです。

 2は、サイト開設前に、一度は手放していたSFCのハードとソフトとガイドブックを、もう一度買い直して、再プレイできました。今ちょうどSFC版3の状態のいいソフトを探していたところでしたが、これで念願かなって、ご先祖様に会いに行けます。うれしい…!

 早速、Wiiを買いに行かなくてはいけません。少々事情があって、発売後すぐにソフトは手に入れられないのですけれど、特典もあるそうですし、今からすごーく楽しみです!

***

 浮かれついでに、語ります。自分語り&オリキャラの話題が多くなると思いますので、それでも大丈夫、という方はどうぞー!

 今更ですが、管理人は、ロレムンが好きで好きで好きで好きで、どうしようもなく、好きです。再燃したころ、素敵なサイトさんをまわって、素敵な作品を拝見して喜んでいるうちに、いつの間にやら、自分でも創作するようになりました。そして、いろいろと妄想を膨らませているうちに、彼らを取り巻く人々が、管理人の脳内に現れはじめました。

 原作でも登場する人物(ロト三国の王様達とか)も、原作ではほとんど個性らしきものはありませんから、容姿や性格やを決めるのがものすごく楽しいんです。お話にはほとんど出していませんが、王様それぞれにも、体格や髪や瞳の色、フルネームなど、自分設定があります。ただ、管理人の場合、自分で考えて決める、というよりも、おのずと決まってくるパターンが多いです。

 オリキャラですと、もっとやりたい放題かもしれません。例えば、ロト三国の王妃様達。彼女達も、王様同様、詳細設定があります。例をあげると、リエナのお母さんである、ムーンブルク王妃様。実はこの人、設定はすぐ詳細に決まったものの、管理人の脳内には、全然姿を現してくれませんでした。なんでかなーと理由を考えて、リエナを出産後、体調を崩して、彼女が幼い時に亡くなった、ということで納得できたので、こういう設定になりました。それが先日、いただきもののリエナのイラストに何か文章を添えてアップしたいと、いろいろと妄想した時、初めて登場してくれ、ごく短いですが、お話を書くことができました。リエナが控えめな性格なのは、もしかしたらお母さん譲りかもしれません。

 逆に、非常に自己主張の強い人もいます。例を挙げれば、リエナの亡きお兄さんのユリウス。当サイトの作品では、今のところ『春の夜の月』だけに登場するにもかかわらず、やはり詳細な設定ができていて、よく動いてくれるキャラでした。ちなみに彼は、アーサーとタメを張れるだけの美形です。

 キャラ達が動き回ったり、ロレムンがらぶらぶしている時、管理人はどうしているかというと、別の世界から、彼らの姿を眺めて喜んでいます。そして、その様子を観察しつつ、うんうん唸って、なんとか文章に綴っているわけです。

 彼らの世界を眺めている時は、ちょうど映画を観ているというのが、一番近い気がします。管理人自身は、決して彼らの世界に入り込むことはありません。管理人の作品が三人称ばっかりで、一人称で書けないのは、いつも、彼らの住む世界とは別のところから、彼らの生活を観察しているからじゃないかと、最近気がつきました。

 管理人の脳内のお話、まだたくさんあります。できる限り、お話としてアップしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします〜!


5.10

 先日アップした『旅の終わり 第1章 生還』にからんで、設定語りというか、妄想など。第1章のネタバレっぽい部分もありますので、できましたら、お話の後に読んでくださったらうれしいです。

 ご承知の通り、ロンダルキアの祠には、男女二人の人物がいます。管理人はそれぞれ「祠守(ほこらもり)」「修道女」と呼んでいます。

 見渡す限りの雪原の中、ぽつんと建っているこのロンダルキアの祠。この祠は何故存在するのか、祠守さんと修道女さんの二人は何故、こんな場所で暮らしているのか、このお話を書きつつ、もう一度この辺りをプレイして、妄想を続けていました。そして出した管理人の結論を語ってみたいと思います。

 まず最初に、ロンダルキアの祠はどういう存在かを考えてみました。この祠、ハーゴンの神殿を見張るために作られたのではないかと思っています。そして、ここに住む祠守さんは、ハーゴンの動向をまとめ、ルビス教の総本部(この辺りはどういうものなのか、まだ決まっていませんが)に定期報告をするのが役割ではないかと。

 ロンダルキアの祠の存在については、ルビス教の重要機密のため、一般人には一切知らされていないのではないでしょうか。ベラヌールで、牢屋に閉じ込められていた荒くれ男さんがいるのは、その存在を吹聴したがため、というわけです。

 祠守さんは、ルビス教の司祭(というか、神父さんというか)の誰もがなれるわけではありません。

 第一の条件として、とんでもない僻地で、しかも祠からは一歩も外に出ることはできない(たぶん、ハーゴン神殿を見張るための特別な部屋が、祠内にあるんだと思われます)という過酷な状況に耐えられるだけの強靭な精神力と、不測の事態に対応できる豊富な人生経験が求められます。

 ここで一つ疑問があります。ふだん祠守さんはどうやって食料品を始めとする生活必需品を調達しているのか。まずは旅の扉を使って、ロンダルキアの祠 → ロンダルキア南の祠 → ベラヌールへ行き、必要な品物を注文し、ベラヌールの神父さん(旅の扉がある牢屋の鍵の扉の前でがんばっている人)に届けてもらうように頼みます。この神父さんも、ロンダルキアの祠の存在を知っている、数少ない人物です。

 神父さんは届けられた生活必需品を、旅の扉を使って(この時だけ、牢屋の鍵の先の旅の扉の使用を許可されている)ロンダルキア南の祠にいるご老人(この人も、同じくロンダルキアの祠の秘密を知っている人物)に届け、あとは祠守さんが自分で届く時期をみはからって、南の祠まで受け取りに行くというわけです。

 そのため、第二の条件として、ルーラの遣い手であることが求められます。ロンダルキアの祠にある旅の扉は一方通行ですから、祠に戻ってくるためにはルーラが必須です。キメラの翼を使うという手もありますけれど、やはり自力で移動できるに越したことはありませんから。

 では祠守さん個人についてなど。

 ゲームのドット絵では、結構ごっついおじさんで、管理人の目にはあまり聖職者には見えませんでした。管理人のお話では、このドット絵とは違い、もっと枯れた風情のご老人をイメージしています。

 もう既に老境に入り、今までにたくさんの人生経験を積んでいます。過去に家庭を持っていたものの、ある事情で自ら志願してこの祠守となりました。酸いも甘いも噛み分けたご老人で、昔の伝手を使って、定期的に世間のニュースなども仕入れているので、ルークとリエナがそう簡単には結婚できないことは理解しています。ただ、まさか二人が、まだカップルになっていないとは思ってもみません。なにしろ、ルークとリエナは傍目にはらぶらぶの恋人同士にしか見えませんから。

 二人が元婚約者であることまで知っているかどうかはわかりませんが、結婚経験を持つ祠守さんは、ルークとリエナが心から愛し合い、また深い絆を築きつつあることがよくわかっています。それにもかかわらず、明らかに前途多難である二人の行く末を憂慮しているのではないでしょうか。

 修道女さんについては、背が低くて小太りの、とても気のいい、世話好きでどこか憎めないところもある明るい中年女性をイメージしました。

 彼女の境遇はお話にも書きましたが、もともとここに派遣されてきた人ではありません。どこの旅の扉かはわかりませんが、暴走した旅の扉の事故に巻き込まれ、ロンダルキアの祠に飛ばされてしまいました。普段は一方通行のはずのロンダルキアの祠の旅の扉から、突如として姿を現した彼女に、祠守さんはさぞや驚いたことだと思います。

 その後、ロンダルキアの祠の旅の扉を使っても、南の祠へは行けず、何故かまたロンダルキアの祠に戻されてしまいます。キメラの翼を使っても同じで、祠守さんがルーラで別の町に移動しようとしても、何か得体の知れない力に遮られて呪文が発動してくれず、どうがんばっても元いた町に戻れなくなってしまいました。

 最初は嘆き悲しんだ修道女さんでしたが、これもルビス様が自分に与え給うた試練と思い、この祠で暮らし始めます。男一人で何かと乱れがちだった祠は、彼女のおかげできちんと整えられました。若くして修道女となり、非常に敬虔な信者ですが、恋愛経験が皆無なため男女の機微にはまるっきり疎く、ルークとリエナがらぶらぶであることはわかっても、お互いにそばにいたいと願う気持ちまでは理解できません。

 また、彼女自身は王族や貴族の生活を知っていて、彼らに仕える階級の出身です。ですから、ルークがやたらとリエナの世話を焼きたがるのは「とんでもない」と考えますが、管理人は、この考え自体は正しいと思っています。

 実はこの修道女さん、非常に自己主張の強いキャラで、お話を描いている間、管理人の脳内でやたら動き回ってくれました。それこそ、過去の境遇までもあっという間に決まってしまうほどに、です。

 管理人のキャラには、トリオ以外の他に数人、非常に自己主張の強い面々(ほとんどオリキャラですが)がいますが、この修道女さんがここまで個性が強くなったのは、管理人も少々驚いていました。ですから、コメントでも修道女さんに触れていただけて、とてもうれしかったです。


5.8

 『旅の終わり』第1章 生還2をアップしました。前回に引き続き、ロンダルキアの祠でのお話です。


5.6

 旅のエピソードの最後の作品『旅の終わり』の連載を開始しました。『菫色の涙』に続く、本編です。

 念の為書いておきます。先日アップした『指先』では既に恋人同士となっていましたが、『指先』は別軸のお話であり、本編では両片思いのままで、ルークはまだ告白できていません。『指先』では、どうしてもリエナのローブの紐を重要な小道具としてお話を書きたくて、考えついたシチュがあれでした。ですが、恥ずかしがりのリエナのことですから、恋人でもない男にああいうことは頼まないだろうという妄想の結果できたお話です。白状しますと、管理人がルークとリエナのラブラブを書きたかったからでもありました。

 さて、話を『旅の終わり』に戻します。このお話では、ハーゴン・シドーとの最終決戦を終えた後から、ローレシア城へ凱旋帰国するまでの間を書いていきます。最初は四つの短編でしたが、全部繋がったお話であり、どうしても順番に読んでいただきたいので、全部繋げて、一つの作品として公開することにしました。かなり長くなりましたので、数回に分けて、連載いたします。

 ここで、予告など。連載終了は、6月6日です。そうです、『ロレムンの日』です!

 正直、管理人にとっては、かなりタイトなスケジュールで、更新もいつもより速いペースになります。ですが、自分のロレムンでは、もっとも大切なお話の一つとなるのは間違いありませんので、気合を入れ直してがんばります!


5.4

 今日は当サイトの2トリオのモテ度などについて、語ってみたいと思います。

 先日、アーサーはモテそうとのコメントをいただきまして、三人の中で一番もてるのは誰か、考えてみることにしました。

 結果、やはりアーサーが一番でした。見た目も申し分のない美青年で、王子様で、優しくて、気配りができて、女性の相手が上手、これでもてなかったら嘘です。サマルトリアで王子様をしていたころにも、それはそれはたくさんの貴婦人が、彼を秘かに、またはおおっぴらに慕っておりました。

 アーサー自身は婚約者ひとすじですので、決して彼女達に靡くことはありません。ですが、そこは気配りの人ですから、どの女性にも不快な思いはさせず、けれど、妙な噂が立つようなこともせず、という完璧とも言えるほどに振る舞っておりました。

 旅の間もずいぶんともてていました。特に、お店の店員さんには絶大な人気がありました。ここで彼の特技である「おばさん殺しの笑み」が発動され、彼らのあまり豊かとは言えないお財布事情の改善に、大いに貢献したものです。

 残り二人ですが、意外なことに、モテ度はほとんど変わりませんでした。

 リエナは何度も繰り返し書いてきているように、非の打ちどころがない美女です。質素なローブ姿にもかかわらず、町を歩けば、ほとんどの男が振り返ります。ですが、逆に綺麗過ぎて声をかけづらいらしく、街中ではあまりナンパされることはありませんでした。

 それでも、時々勘違いした酔っ払いなどがリエナに手を出そうとすると、先日公開した『俺の女』のような目にあうわけです。そういえば、ルークはあの事件(?)の後、ちゃんと「俺の女に手を出すんじゃねえ」と言えるようになったのでしょうか…?

 リエナが町でナンパされないのは他にも理由があって、彼女が一人きりで町を歩くことがないから。またルークと二人で歩いている時は、本人達だけが無自覚でらぶらぶの恋人同士にしか見えない、おまけにどこから見ても腕の立ちそうな(大剣背負ってますしね)ルークが一緒では、リエナにちょっかいをだそうという剛の者はそんなにはいないはずです。

 あ、今気づきました。この時には、ルーク、無意識のうちに「リエナは俺のものだ。お前ら、手出したらどうなるか、わかってるだろうな」オーラを、ばしばし出してますね。

 最後にルーク。意外なことにやつも結構もてるんです。ローレシアにいた時も、本人まるっきり気づいていませんでしたが、かなりのものでした。そうそう、ローレシア城には身分違いを悩む侍女などもいましたよね。ルーク自身、決して女性に興味がなかったわけではないのですが、妙に生真面目なところがあるので、おつきあいする女性イコール、将来のお妃候補、と考えてしまい、自分から積極的には動くことはありませんでした。ただ、もともとのルークの性格は好きな女性に対しては「押して押して押しまくる」タイプなので、もしかしたら、本気で惚れた女性はリエナが初めてだったのかもしれません。

 他にも、ずっと剣の修行に明け暮れ、騎士団で騎士達と剣談義などをするほうが、貴婦人相手に宮廷作法を駆使した社交的な会話をするより気楽で楽しい、という理由もあったようです。

 旅の間には、濃いめのお化粧に露出度の高い衣装を着たお姉さま達にもてていました。どうやらルークの場合、わかりやすく強そうなところが、お姉さま達の好みに合うらしいのです。やはり無自覚でしたが、仮に気づいたとしても、リエナ以外の女性には目もくれない&納得ずくの遊びを好まないルークが、お姉さま達の相手をすることはありえませんでしたが。

 逆にアーサーは、町の普通のお嬢さんに人気があったようです。確かにアーサーであれば、お嬢さんが突然両親に「紹介したい人がいるの」と自宅に連れていっても、反対されることはまずなさそうです。

 こういうことを妄想するのも、とてもとても楽しいです。
 素敵なコメントをくださった方、勝手にひとりごとのネタにしてしまって、すみません。でも、感謝しています!



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