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昔のひとりごと  2015年 7月-9月




9.28

 前回更新の時、連載についてあらためて語りますと書きしたが、次のお話でリエナの事件(?)が一区切りつくので、その時にまとめて語りたいと思います。

 さて先日、DQ小説同盟様主催のワンライが終了しました。

 毎回、素晴らしい作品の数々を拝読して、溜め息ばっかりでした。管理人は、第16回のエア参加(その他のお話にある『新緑の閃光』)だけで、結局一度も正式には参加できずでした。

 今回で最後だしお題も「主人公・男、主人公・女、スライム、ホイミ系、ふくろ、ドラゴンクエスト」と、とても素敵でしたので参加しようと思っていたんですが、どうしてもうまくまとめられず、残念ながら未参加に終わりました。

 一応、色々と考えてはいたんですよ。ルークVSスライムとか。

 ルークVSスライム、ルーク一人旅での初戦闘シーンです。サイト開設前にざざーっと原作沿いでの旅のお話を数話書いたので、この部分をリライトしたらいけるかもと思って読み返してみました。そうしましたら、当時とはかなり設定が変わってしまっていました。まあ、そうだろうと予想していましたけど、あらためてルークの初戦闘を妄想しても、どんな感じかまだ掴み切れていないんですよ。具体的に、ルークってどのくらい強いのか?が、まだ読み切れていないと言うか。

 なんか、最近ずーっとエンディング後の連載ばっかりで、強いルークしか書いていないせいもあるのかな?自分のキャラなのに。

 ぐだぐだ書きましたが、要するに自分の設定その他の詰めが甘い、ということですね。お恥ずかしい限りです。いつかは原作沿いを書きたいので、その時までにじっくりと妄想に耽ることにいたします。

 この機会に、当時の書いた文章を下に晒します。タイトルは『旅の話 その1 ルークの旅立ち』とひねりもない、そのまんまです。全部で約8,000字ありました。そのうち今回アップするのは、スライムとの初戦闘シーンからラストまでの約1,500字です。

 あ、ラストにリリザ云々は、アーサーとリリザで会う約束をしている、という設定です。この時にはサマル君の名台詞「いやー探しましたよ」は、当サイトでは出てこなかったんですよ。今はこれをどうアーサーに言わせようか、あれこれ妄想しています。

 今以上に稚拙&文章作法などまるごと無視していて読みづらいかとは思いますが、よろしければどうぞ〜。

***

 街道に出てしばらくは、何事もなく順調に過ぎた。日はだいぶ傾いてきたが、夏のことであるから、もう少しは距離を稼げるだろう、そう思いながら歩いていた。そこへいきなり、魔物が現れた。この辺りにたくさん生息している雑魚が2匹だけだが、ルークにとっては、旅に出て初めての戦闘である。緊張しながらも、背中の剣を抜いて構えた。

 魔物もルークの存在に気づいたようだ。以前なら人間の姿を見ると、その弾力のある身体を飛び跳ねさせながら、一目散に逃げていくことが多かったのに、最近はハーゴンの魔力の影響か、逆に襲ってくるようになっていた。この2匹も、逃げる気配は微塵もなく、こちらの様子を伺っている。やがて2匹がほぼ同時に襲ってきた。

 ルークは、左右から一匹ずつ襲ってくる魔物を、何とか倒すことができた。しかし先に襲ってきた方は一撃だったが、後から来た方には、体当たりの攻撃を受け、ほんのわずか体制を崩したせいで、一撃で仕留める事ができなかった。瀕死になった魔物は、死に物狂いで、今度は噛みついてきた。これも避け切れず、わずかだが左腕に怪我を負った。最後は難なく倒せたが、最弱といっていい雑魚2匹程度で、この体たらくである。ルークは傷の具合を調べ、薬草で手当てをしながら、自分が思っていた以上に、魔物との戦闘の難しさを感じていた。

『たかが、ここらにいる雑魚2匹倒すのに、このざまか…。いくら最近魔物が凶暴化しているとはいえ、まだまだ修行が足らないな。特に俺は回復魔法が使えない。手持ちの薬草が切れたら、それで終わりだ。これからもっともっと精進しないと…。』

 いつの間にか、夕闇が迫っている。魔物は本来、闇の属性を持っているから、当然夜の方が活動が活発になるし、夜行性のものも多い。早く今夜の野宿の場所を探さないといけない。ルークは辺りを見回し、街道からほんのわずか外れたところに生えている、大木の陰を今夜の宿と決めた。荷物を降ろし、まず枯れ枝を集めて火を熾す。その後に聖水を取り出すと、自分の周りに撒いた。これで寝ている間に魔物に襲われる心配が少しは減ってくれるだろう。これだけの事をすると、ようやく一息ついて、荷物から携帯食料を取りだし、食事をとった。毛布をかぶり、ごろりと横になる。剣はいつでも抜けるよう、手の届くところに置くのも忘れていない。

 ルークは野宿は初めてではない。13歳で騎士団に見習い騎士として入団した時、当時の騎士団長は、王太子であるルークに特別待遇を与えようとしたが、ルーク本人はもちろん、父王が反対し、他の見習い騎士と同様、容赦なく鍛えられた。野宿はもちろん、騎士たちの馬の世話から、水汲み、火の番まで何でもこなした。昨年16歳で成人の儀を迎え、王太子としての公務に就くことになった為退団したが、その後も機会を見つけては、演習などに参加していた。それが今役に立っている。ルークは夜空を見上げながら、世の中何が役に立つかわからないものだ、と妙な感慨に浸っていた。そして片時も忘れることのない、リエナの美しかった面影を想いながら、いつの間にか眠っていた。

 翌朝ルークは、眩しい朝日を感じて目覚めた。聖水の効果のおかげか、夜の間に魔物に襲われることのなく、睡眠も充分にとる事ができた。簡単に食事をとり、火の始末をすると、また街道に戻って歩き始めた。

 その後も何度か魔物に襲われた。しかし、魔法が使えない以上、剣一本で生きていくと、まだ幼い頃から修業を続けてきたルークである。同じ轍を踏む事もなく、一戦ごとに確実に腕を上げていった。数日後、まだ遥か彼方であるが、リリザの町が見えてきた時には、既に数匹の雑魚なら、怪我を負う事もなく、倒せるくらいにはなっていた。

 いよいよリリザの町の門が目の前になった。ルークは久しぶりに会う友との再会の喜びと、これからの自分の使命の決意も新たに、門をくぐった。


9.22

『旅路の果てに 第10章 2』アップしました。

 またすこし語りたいこともあるので、あらためて書きに来ます。


9.15

『旅路の果てに 第10章 1』アップしました。

 前回から約3週間も経ってました。もっと早くにアップしたかったです。第9章を書いている間、ずっと調子が良かったのが、またもとに戻ってしまいました。ただ、普通に書けるので、スランプは脱却できたようです。
 この連載も相当な長期間になっていますし、進められるうちにどんどんいけたらいいなって思います。

 さて、今回更新分について書きます。

 リエナにある事件(?)が起きます。内容がかなり微妙です。この微妙な点についてはストーリー上、どうしても描写を避けるわけにはいかないので書きました。具体的な描写については最低限に抑えたつもりです。

 注意書きをしようかとも思ったのですが、うまく表現できない&この事件は悲劇につながるとか、これ以上悪い状態になるものではないので、無しにさせていただきました。
 ご不快に感じられる方がいらっしゃいましたら、深くお詫び申し上げます。

 よろしくお願い致します。


8.26

『旅路の果てに 第9章 7 第9章 8』アップしました。

 前回に引き続きサマルトリアでのアーサーがメインのお話です。前回同様、アーサーがしゃべりっぱなしでした。
 予想よりもかなり時間がかかりました。特に、9章−7は最後にずいぶんと書き直ししています。

 次回より、ルークとリエナのターンに戻ります。


8.18

『旅路の果てに 第9章 6』アップしました。

 久々にアーサーの登場です。ここでの彼は、とにかくよくしゃべってくれました。この会話、まだ続きがあるのですが、あまりに長くなったのでここで一旦切っています。続きも一緒にアップしたかったんですけど、一か所だけどうしてもうまく書けないので、とりあえずこれだけ先に公開します。


8.11

 昨日アップした『So many kisses』について語りますねー。ねたばれ有りですので、よろしくお願い致します。

***

 ねたばれと言えば、タイトルからして思いっきりばれてますよね。最初は、Twitterタグをそのまま使わせていただく予定でした。ですが、書いているうちに予想よりも大幅に長くなって、せっかくだからタイトルつけたいなあって思ったんですよ。そうしましたら、これがぽこっと浮かびました。

 はじめはタイトルでねたばれしてしまうのもどうよって考えたんですけど、何故かすごく気に入ってしまって。短編なのに中盤から最後までキスシーンてんこ盛りで、看板に偽り無しですしね。一体、何回してるんでしょう(数えてません)。

 よんどころない事情による勢いとはいえ、あれだけたくさんキスできて、ルークはうれしくてたまらなかったようです。リエナの方は、ひたすら恥ずかしいまま、若干勢いに呑まれてしまいました。ですが、やっぱりとっても幸せだったみたいですね。ずっと待っていたらしい、告白もしてもらえたし。

 単発のいちゃいちゃ話ですので、好き放題させていただきました。

 さて、実はこのお話、一部カットしたシーンがあるんです。ラストの続きにつけるつもりだったんですが、蛇足感ありありで、無い方がすっきりするので没になりました。

 内容は、あの謎の部屋の正体についてです。没シーンは途中書きなので、管理人に見えてきた設定を簡単に語ってみますね。もしご興味がありましたらどうぞー。

 あの部屋、地元では『魔法の部屋』と呼ばれています。知る人ぞ知る、パワースポット(だいぶ違う?)なんです。

 なんでも大昔、この地に悪戯好きの魔法使いが住んでいて戯れに作ったらしいんですよ。作った本人はとっくに亡くなっていますけれど、魔法使いの魂が乗り移って部屋自身が意思を持つようになってしまいました。ですから、二人が扉にふてぶてしさを感じたって、正しかったわけなんです。

 時々、わけありそうな人間を引き摺り込んでは、その人に合わせた無理難題を吹っかけて反応を楽しんでいたみたいですね。でも無理難題は生命にかかわるようなものではなく、今回のキスをしないと出られない、のような茶目っ気のあるものでした。

 ルークとリエナの場合も、なかなか開かない扉のおかげでめでたく恋人になれましたしね。みごとにハッピーエンドにしてくれて、ぐっじょぶでした。

 ちっちゃな単発のお話でしたけれど、書くのはもちろん、色々と妄想するのは楽しかったです。

 次回からはまた連載に戻ります。かなり書けているので、そんなに長い間はお待たせしなくてもすみそうです。いつも足を運んでくださるみなさま、本当にありがとうございます!


8.10

『So many kisses』アップしました。

 単発でのいちゃいちゃらぶらぶのロレムンのお話です。
 軽めですが、性表現がありますので、R15にさせていただきました。

 注意書きにも書きました通り、元ネタはTwitterのタグです。最近、同じタグで何人もの方々の素敵な作品を拝見して、自分ちのルークとリエナだったらどうなるかな?と思って書いてみた作品です。

 書くのは楽しくてたまりませんでした! 管理人には珍しく、第一稿はほぼ4時間で書き上げています。その後ちょこちょこと直しましたが、ラストの部分だけがどうしても気に入らなかったんです。どうしようか悩んでいましたが、急にネタが降ってきたので、アップ直前にここの部分だけを書き直しました。

 連載にルークとリエナが登場しない&割とシリアスな展開のため、管理人にもいい息抜きになりました。内容的にもごく軽いものですので、気楽に楽しんでいただけたらうれしいです。


8.6

 既に出遅れた話題ですが、先日7月31日はブルームーンの日でした。約3年に1回、一月に満月が2度訪れるという日だそうです。素敵な作品を拝見して萌えてしまって、何か自分も…!と思ったのですがうまく纏まりませんでした。

 お月様ねたは先日の『青き海、紅の月』と、ずっと以前に『月のしずく』で書いてしまったので、明らかにねた切れでした。

 以下、ちょっとだけ妄想したシーンがありますので、ここでアップしておきますね。どうやらまだ両片思いの二人のようです。

***

「ねえ、ルーク。今夜は青き月の夜なのよ」

「青き月?」

「ええ。数年に一回、一月の間に、満月が二回訪れることがあるの。この満月を見ると幸せになれるっていう言い伝えもあるのよ」

「面白いな。本当に青くなるのか?」

 リエナはちいさくかぶりを振って言った。

「そうとも限らないのよ。でも、青くなったら素敵よね」

「……なあ、リエナ」

「なあに?」

 リエナが笑顔でルークに視線を向けた。見つめてくる菫色の瞳に、ルークはいつもながら見惚れていた。

「よかったら、その……、一緒に月、見ないか?」

「……うれしいわ」

 この時二人ともが心の中でだけ呟いていたこと。

――リエナと一緒に満月見たら、俺は絶対に幸せになれる自信がある。

――ルークと満月を一緒に見ることができるなんて……。それだけで幸せだわ。


8.5

 今日はハーゴン様の日ですね!
 それともう一つ、今Twitterで闇堕ち主人公の話題で盛り上がっているので、ハーゴン様とうちのキャラの闇堕ち、それに関連してベラヌールイベントについてちょっと語ってみますね。

 いつかきちんと作品化するつもりの話題ですが、そのいつかはずーーーっと先なので、ざっくりの語りですが、ここで形にしておきます。

***

 まず闇堕ちなんですが、うちのキャラでは、ルークだけについて語ります。アーサーとリエナについては、今のところ脳が妄想を拒否しておりますので、また機会があればということで。

 で、ルークです。
 結論、闇堕ちしません。絶対にないんです。
 理由は明確で、肉体的にも精神的にも強すぎて闇堕ちできないんです。本人も闇には堕ちたくないらしくて、どう妄想しても堕ちませんでした。

 心身共に、デフォルトで鉄壁の防御を装備しているようなものですね。
 ルークの鉄壁の防御は意志の強さにも反映されておりまして、これがうまくプラスの方向に行けば、過酷な旅を乗り切る原動力となり、呪いすら受け付けない、になりますし、マイナスの方向だと、思い込み激しすぎてリエナが悩んで寝込んで、初雪事件(旅路の果てにの8章最後を管理人はこう呼んでいます)みたいなことになるわけです。

 例のベラヌールで、何故ハーゴンの呪いを受けたのがアーサーだったのかの理由もこれで説明できるんですよ。ルークは強すぎて、如何にハーゴンの呪いの力が強くても通用しないのです。やつは付け込む隙無しでした。ハーゴンも三人のうちの誰をターゲットにしようか考えた時、すぐこの事実に気づいて最初に候補から外しています。

 次にリエナです。

 自分の設定では、彼女は三人の中で最もハーゴンが憎んでいる対象です。
 その意味ではリエナが呪いを受けてもおかしくないのですが、早々にターゲットから外されました。これは一度、犬にされていることから、既に呪いに対する耐性ができているからだと思っています。呪い=魔法の一種だと解釈できますから、平たく言うと、「このわたくしに二度も同じ魔法が通用すると思って?」ってことですね。

 で、残ったのがアーサーなわけです。

 彼、実は心の奥底に深い闇を抱えております。この闇、簡単に言えば、ルークとリエナに対する一種のコンプレックス(剣と魔法では絶対に敵わない)からきています。
 アーサー自身はとても優秀ですし、そもそもルークとリエナのような、スペシャリストかつ人間離れしている存在と比べる方が間違っている気もするんですけどね。特に彼の場合は、オールラウンダーであるところが長所なのに。でも、アーサーがどうしてもそう考えてしまうのもわかります。

 この闇、アーサーは自分の感情を隠すのが超絶的にうまいので、ルークもリエナも気づいてないんですけど、ハーゴン様だけはあっさりとそれを看破してしまいました。
 何故なら、うちのハーゴン様は自身が闇そのものを体現した存在だからです。

 アーサーはハーゴンの呪いで生死の境を彷徨います。そして、ルークとリエナが探してきた世界樹の葉で九死に一生を得ます。これでコンプレックスを克服できたのか、それとも逆にますますひどくなったのか、今はまだ管理人にもわかりません。でも最終的にはこのコンプレックスが原動力になって、ザラキ、ザオリク、そしてメガンテと生命を操る呪文を三種も習得してしまいました。

 アーサーもこれで、ルークとリエナと同様、人間離れした存在になったんだと考えています。


7.29

 17:30追記:『第9章 3』の冒頭部分を数行追加しました。内容はチャールズ卿についてのこれまでのごく簡単な説明文です。オリキャラで久々の登場なので、「こいつ誰?」になるのではと思って追加したものです。最初のアップからそんなに時間が経っていないので、おそらくほとんどアクセスはないと思うのですが、念のため追記します。よろしくお願い致します。

『旅路の果てに 第9章 3,4,5』アップしました。

 今回はムーンブルクのお話です。3話まとめての更新ですけど、ルークとリエナは登場しません。ほぼオリキャラのおっさん二人だけですが、この辺りもきちんと落とし前をつけないといけないので、よろしければおつきあいくださいませ。

 次回は多分、単発でロレムンのいちゃいちゃ話をアップすることになると思います。


7.20

『青き海、紅の月』(あおきうみ、くれないのつき)アップしました。

 今夜はピンクムーンの日、また海の日です。ピンクムーン=ムーンちゃん、海の日=ローレの日、ということでロレムン作品を!とTwitterで盛り上がったので、わたしも参加したくなって突発で書き上げたお話です。

 このピンクムーン自体は事実ではなく、Webにある綺麗なピンクの満月の画像も加工された物らしいのですが、楽しく書けましたし、Twitterでもロレムンの素敵な作品がたくさんアップされて眼福でしたから、よかったかなって思っています。

 以下、ねたばれ語りです。

***

 内容はタイトル通り、海と月をテーマにしました。海がルーク、月がリエナを象徴しています。前半後半でそれぞれ主役になっていて、相手の視点から見つめる感じに書いてみました。もう落ち着いた生活を送っている二人ですが、あらためてお互いに惚れ直したんじゃないかと思います。

 最近、連載で二人が登場しないのと流れが結構シリアスになっていて、そればっかり書いていたので、ロレムンを書きたくなったんです。自分ではノリノリで楽しかったんですけど、何分突発で、おまけに深夜テンションで書き上げたので、内容もラストの一文も、思いっきり中二病ですね(笑)。
 タイトルの方も、めずらしく書き始めと同時にぽこっと浮かんだんですけど、どっかのラノベみたいになりましたし。

 ここでの二人は、結婚後数年経っていて、おそらく二人とも20代半ばです。女王陛下で人妻のリエナは、それはそれは綺麗になったんじゃないかなって思っています。すこし年齢を重ねて(じゅうぶん若いですけど)10代の頃にはなかった豊かさが加わったのかもーなんて思いました。

 書くのはすごーく楽しかったです。みなさまに、すこしでも楽しんでいただけたら管理人にとってこの上ない喜びです。


7.10

『旅路の果てに 第9章 1 第9章 2』アップしました。

 8章の最後から番外編二つで、ルークとリエナは無事に大きな山を乗り越えられたようです。でも、ローレシアやムーンブルクでは大問題なままですよね。各国がどう対応していくのか、その辺りもきちんと書いておきたいと思います。

 ここから先は当分、ほぼオリキャラのみで話が進んでいきます。なるべく早く書き上げて、またルークとリエナが登場できるまでがんばりますので、よろしければおつきあいくださいませ。


7.2

 6月はロレムン月間ということで、色々な場所でたくさんの素敵なロレムン作品が拝見できて、幸せいっぱいでした。自分も、予定していた更新は全部できてよかったです。ご感想までいただけてうれしくてたまりませんでした!

 さて、先日更新した番外編2作について、ちょっと語りますね。

『後朝』と『静夜』はセットになっているのは前回にも書きました。後から気づいたのですが、タイトルにそれぞれ朝と夜が入っていました。でもいちゃいちゃが朝で指一本触れてないのが夜――なんでこうなったんでしょうね?

 とにかく、二人がメンタル面でもフィジカル面でもとっても幸せになったよーって書きたかったんです。
 この雪の埋もれてる3か月間は、ずっといちゃいちゃしてればいいんです。それが、今の二人にとって必要なことだと思っています。リエナにとっては心身のリハビリ期間じゃないでしょうか。

 浮かれついでに、ムーンちゃんについていろいろと。6月29日がムーンブルクの日でしたので、遅ればせながらそれも兼ねて語らせていただきます。

 言うまでもなく、ムーンちゃんはプレイヤーの数だけいろんなキャラがいます。美しい姫君(公式です!!!)なのは共通していますが、容姿や性格などは様々です。

 キュートなムーンちゃん、ちょっとお転婆だったり、可愛くて優しい性格だったり、勝気だったり、芯の強さを持っていたり、魔法だけでなく、杖での攻撃が得意だったり、みんなみんな魅力的です。ロレムンのムーンちゃんですと、まるで聖母のごとく大きく包むように癒してあげたり、時にはローレより強かったり――大好きです……!

 管理人は特に、大人っぽくてかっこいい、お姉さまなムーンちゃんにはっとさせられます。イメージとしては長身でモデル体型、髪の色はどちらも有り、凛とした美しさを持つ最強の魔法使い。
 魔導士の杖やいかずちの杖を掲げ、よく通る美しい声で詠唱する姿が目に浮かびます。そのたおやかな姿からは想像もつかないような呪文の威力の前には、どんな魔物もひれ伏さざるを得ません――このムーンちゃん、うちのリエナとは全然違うタイプなので、余計に惹かれるのかもしれませんね。

 リエナは小柄で華奢(ただし隠れグラマー)で、あまり自分を主張しない控えめな性格です。旅のエピソードを更新していた頃にはよく、儚げだとご感想をいただいていました。確かにその通りなんです。

 ムーンブルク崩壊時に父王と兄王太子(オリキャラです。すみません)を目の前で失い、それが自分を守るためであったことから、他人が自分の犠牲になることを厭います。それが先日の第8章6−9の一連のエピソードにもつながって、ようやく少しずつトラウマを克服しつつあるところなんですが、まだまだ不安定な部分もあります。

 旅の間はもっと不安定でした。だんだん少なくなっていったとはいえ、ムーンブルク崩壊時の悪夢に悩まされていました。また、魔力がものすごい勢いで成長していくのに対し、強大な魔力を制御するために必要な精神面での成長が追い付かず、小柄な身体に無理やり魔力を押し込んでいるような状態でした。

 リエナも芯はものすごく強いんですけど、これらの要因のせいで、どこか危なげな感じがするんですよね。見た目も白磁で作ったお人形さんみたいな雰囲気でしたから、なおさら乱暴に触れたら壊れそう――儚げな印象になったのかなーって思います。

 そして、この乱暴に触れたら壊れそうとか儚げっていうところが、ルークの庇護欲をそそりまくっていたのではないかと思うんですよ。ルークは常に誰かを守る立場だったし、それだけの強さ――肉体面も精神面も両方です――を持っていたから、余計にそれが強くなったのではないでしょうか。

 うん、最後はやっぱりロレムンに行き着きました。

 長々と語りました。楽しかったです。


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