昔のひとりごと 2016年1月-7月
6.30
『旅路の果てに 第12章 3』アップしました。
ぎりぎり滑り込みでした〜。時間が足らなくてきちんとリンクも繋がっていません。取り急ぎ、トップページと目次からだけリンク貼ってありますので、ご了承ください。
今日はエロレムンの日とのことで、この続きを書いていました。次回更新の12−4がその作品のつもりでいます。今日中にどうしてもアップしたかったのですが、間に合いませんでした。書けしだいアップしますので、また読んでくださったらうれしいです。
あ、エロレムンといっても、どシリアスな展開の流れですし、微塵もえろくないので看板に偽りありと言われたら申し訳ないのですが、ご容赦くださいませ。
詳しい語りは明日か明後日にでも書きに来ます。
***
当サイトは本日、6周年を迎えました。ここまで続けてこられたのは、ひとえにみなさまのおかげです。連載も後半に入りましたがまだ続きます。
これからも、まったりとおつきあいいただけましたらこれに勝る喜びはありません。
6.21
色々と語りますね〜。最近Twitterで出した話題です。ごった煮状態になると思いますが、よろしければ。
***
管理人がDQ2の二次創作をするさい、お話では明確に書いていないけれどそれとなーく詰め込んだ萌え、のようなものがたくさんあります。
まずはリエナについて。これは度々書いていますが、彼女は小柄で華奢ですけどじつはかなりのグラマーです。着痩せするのと身体のラインを出さないゆったりローブでわからないだけなんですよ。ということで、お胸もかなりのもので、巨乳一歩手前の素晴らしく美しい胸の持ち主です。初めてルークが見た時、びっくりしてました。予想よりも大きいのと綺麗だったことです。うれしかったでしょうね。
具体的な数字もしっかり決まってます。成長期でもあるので、旅の最初と終わり、さらにルークと結婚なり駆け落ちするなりした時からその後まで考えています。こういう妄想は楽しくて仕方ありません。
後は、トリオのイメージストーンも決めました。もしかしたら、以前に書いたかもですがもう一度。
ルークがラピスラズリ。最初のうちはなんとなーくサファイアかなあって思っていたんですが、ある方がラピスラズリ、理由は深い青の中に金色などが混じっていて重厚な雰囲気があるからだとおっしゃってくださって、おおおー!!ってなりました。
アーサーがペリドット。柔らかくて落ち着いた感じの緑色が彼に合うんじゃないかなって思ってます。管理人が個人的にもとても好きな石です。
リエナがピンクムーンストーン。連載で、ルークがリエナに贈った指輪の石です。作中では薄紅の月長石と表現しています。
6章−12でも書きましたが、ムーンブルクでは、ムーンストーンは御守りです。王族貴族の子は誕生した時、親族から一つ、ムーンストーンを贈られます。それを何かのアクセサリーに加工して大切に持っているんです。
リエナはお父さんからで、薄紅のそれはそれは綺麗な石でした。多分、ブローチか何かこれはまだ決まっていませんが)にして、大切にしていました。それ以外にも、3歳で魔法の修業を始めた時に、お父さんからムーンブルク王家に伝わる由緒ある杖を賜っています。これにも、大きな白いムーンストーンがありました。
ただ残念なことに、両方ともムーンブルク崩壊の時に失われてしまいましたが。
リエナにとって、このように特別な意味を持つ石ですので、ルークから贈られたときは本当にうれしかったみたいですね。今も大切に、左手の薬指にはめています。
***
突然ですが、平安パラレル妄想など。
原作どこいったどころの話じゃないほどの捏造ですので、そういったものに抵抗のない方だけお読みいただけたら…と思います。よろしくお願い致します。
実はこれ、ずいぶん前に考えて玉砕しました。男二人はわりといけたんですが、リエナがプラチナブロンド巻き毛なので、これを丈為す黒髪にしてしまうと別人になりすぎてそこから先に進まなくなったんですよ。
でも、そこのとこだけ見なかったふりして、懲りずにもう一度やってみますね。平安時代の専門用語(?)っぽいものも出てしまいますがよろしければ。
まず三人の官職です。ルークは王子様ですけどやっぱり武官のイメージです。いいとこのおぼっちゃんでしょうから、左近の少将から中将、大将に出世していきそう。
アーサーは王子様キャラですから、順当に宮様で。若い時には帥の宮(そちのみや)、やや年長になってからは式部卿の宮のように思えます。ちなみにどちらも、宮様の中でも高位の方のものです。
リエナは后腹の一品の宮。きさいばらのいっぽんのみや、と読みます。意味は、生母が正室(中宮または皇后)で、その中でも最上級の位の姫宮です。
ちなみに、品(ほん)は、皇族の位を表します。上から順に、一品、二品、三品、四品、無品となります。
高貴で美しいと評判で、都中の憧れでしょうね。恋文はそれこそ星の数ほど贈られたんではないでしょうか。
アーサーもすごーくもてます。美形の雅な貴公子で、歌も管弦も名手です。また博識なことから、女性の扱いもうまいです。なので宮中に出仕するたび、女房達がきゃあきゃあ騒いでいます。アーサーは許嫁がいるのでリエナに恋文は送っていませんが、季節の折々の挨拶などは欠かしていません。
ルークはもちろんリエナに恋文を贈っています……が、やつは決定的な欠点がありました。歌、特に恋歌が苦手なんですよ。こういう場合、普通は歌の上手な人に代作をお願いするもんなんですけど、そこは生真面目なやつのことですので、頭抱えながらもがんばって自分で詠んでいます。
できあがった歌は、技巧も何もない、どストレートなもの。文を書く料紙もやや無骨(字は上手いですが)です。でも、リエナの方は普段技巧を凝らし過ぎるくらいの、形だけはとても美しい恋文をもらい慣れているので、かえってルークのまっすぐで真情の籠った文に好感を持つと思います。最終的には、ルークはリエナのお婿さんになれました。
さて、平安時代といえば美しい衣装の数々が印象的かと思います。トリオも王族ですから、豪華な平安時代の衣装がよく似合いそうです。ルークが武官の束帯(そくたい・お雛様の左大臣と右大臣のですね)、アーサーが文官の束帯(教科書などによくのっているお公家さんの衣装)がいけるなと思いました。
リエナは唐衣裳(いわゆる十二単とよばれるもの)もいいんですけど、ちょっと違うので考えてますね。ちなみに、平安時代のお姫様は身分が高いほど普段はラフな格好をしています。なので、女性二人が並んでいたら、豪華な着物を着ている方が身分が低いです。侍女の方が、主人に敬意をしめすために正装するんですよ。
リエナには細長(ほそなが)と呼ばれる略礼装が似合うな、と思いました。これ、衽がない文字通りほそながい衣装です。色目は季節によって変えるのですが、とりあえずその辺は気にせず考えると、色は紫苑色などの紫系がいいですね。白っぽい小袿の上に重ねたら綺麗だろうなあと思います。
たまーにこういう、全然原作とは関係のない妄想も楽しいです。お付き合いいただいてありがとうございました!
6.17
『旅路の果てに 第12章 2』アップしました。
この辺り、当初の予定よりも大幅に長くなってきています。ロレムン月間の今月はできるだけ更新をがんばりたいです。ただ、月末のサイト開設記念のお話までは、たどり着けそうにありません。書く内容そのものは決まっていて第一稿もあるので、あがくだけあがいてみますね。
さて、この連載も今回で100話(番外編含む)になりましたー!
文字数も、457,000字強あります。後半には入っていますが、完結までまだかなりあるので、最終的に何話で何文字になるのか、管理人にも見当がつかなくなってしまいました。でも、絶対に完結させたいので、これからもがんばります。
6.11
一日遅れましたが、ロトの日おめでとうございましたー!
たくさんの素敵な御祝いイラスト拝見できてほくほくでした。最近、記念日たくさんで、その分素晴らしい作品もたくさんで、本当に眼福です…!
さて、先日更新した、12章−1とロレムンデーの『秋の日に』について語りますね。ねたばれしておりますので、よろしくお願い致します。
***
12章−1で、ようやくロレムンのターンに戻れました。長かった…。ずーっとどシリアス、しかもオリキャラメインで書いてきたので余計にそう感じました。そのせいか、なんかいちゃいちゃしてますよね。ロト三国ではえらい騒ぎになっているというのに。
リエナもようやく完治できまして、これから物語が動いていく予定です。彼らの心境を考えるに、また様々な葛藤もあるかと思いますが、その辺じっくり書いていけたらいいなーと考えています。
ロレムンデーもぎりぎり間に合いました。実は、これとは別に書きたいお話あったんです。今回のとはまた違う連載の番外編です。でも、どうしても間に合いそうになくて、5月後半からずっとねたを考えていたのですが、なかなか出てこなくて苦労しました。
お話のねた自体は、書きかけのも含めて山盛りあるんですけど、どうもロレムンデーに合わせてって感じのではないとか、時系列的にまだ無理、とかで違うものを書きたくて仕方なかったんです。
で、ねたのきっかけはTwitterでした。6月2日がムンロレの日なんですよね。積極的で可愛い攻めムーンちゃんをたくさん拝見してて、ムンロレもいいなー、自分ちはどうかなーって。うちの場合、リエナが攻めることってない。正確には、ルークが常に攻めてる状態でリエナが攻める暇がない。たまーにそれっぽいシチュになりかかっても、ローレが喜んでそれ以上に攻めてくるパターンになる。ちょっと残念…みたいなことをTwitterで呟きました。
どうしてもねたが出ないので、古いファイルを探したりもしたんですけど、ロレムンデー当日になってふと自分のTLの呟きを見た瞬間、あるじゃん、これ書けばいいじゃんってなりました。同時に、リエナが寝こけてるルークにそっとキスしているシーンがぽこっと浮かびました。
お話の通り、最初だけはほんのりムンロレっぽいんですけど、あとは速攻でルークが攻めに転じてます。安定の10倍返しになりました。
書いている時はもう楽しくて仕方ありませんでした。連載でもいちゃいちゃ書きましたけど、シリアス続きで、絶対的な糖分不足に陥っていたようですね。なので、ぎりぎりですけど無事に参加できて良かったです。
当初予定していた番外編は、今月末のサイト6周年記念にアップできたらいいなあって考えています。間に合うかどうかはちょっと微妙ですけどなんとか頑張ってみますね。
6.6
『旅路の果てに 番外編 秋の日に』アップしました。
今年のロレムンデー作品です。ぎりぎりですが、間に合いました。
語りはあらためて書きに来ますね。
もう一つ、ロレムンアンソロジー企画サイトさまのリンクを追加しました!
とても素敵なサイトでうっとりですよ〜。こちらのアンソロ、すばらしい作者さまばかりで今からとても楽しみです!
6.4
『旅路の果てに 第12章 1』アップしました。
ようやくルークとリエナのシーンに戻りました。今月はロレムン月間ですね! またあらためて語りに来ます。
5.27
DQ30周年おめでとうございますーーー!!!!!
Twitterなどで、たくさんの御祝いイラストを拝見しておりました。どの作品もたっぷりの愛が詰まった、素晴らしいものばかりでした。
記念イベントもすごいですよね。竜王迷宮行きたかったんですけど残念ながら叶わず、でした。できたらUSJだけでも行きたいんですけどどうかなあ? 11月のオンリーとくっつけられそうなら、一人で行ってみようかなと目論むだけ目論んでおきます。
後、ミュージアム! こちらも難しそうではあるんですけど、イベントの内容が素敵で、それとファンアートを見たいですね。
ヒーローズ2もプレイしたいです!といいつつ、1が途中でどーしても勝てない戦闘から止まってしまっていてどうしようと悩み中です。あ、初回特典の1さんの衣装は絶対に欲しいので、ソフトは先に買っておくことにします。
鳥山先生の画集は注文しました。ですが、到着が明日だそうなのでもうちょっとの我慢ですね。とにかく、たくさんのDQ好きな方たちの盛り上がりを見ていてうれしくてたまりません。
さて、当サイトは特に記念作品のアップはありません。節目なので何か書きたかった……ちょっとしたねたを思い付きはしたんですけど、具体的な形にはなってくれなくてうーんって感じでした。まあ、来月ロレムン月間ですから、そちらを目指すことにします。ロレムンデーの記念作品できたらいいなあ、どうかなあ。
連載の番外編で考えていたのですけど、残念ながら間に合いそうにないですので、もし何か思いついたら、書いてみますね。
連載の続きも少しずつですが進めています。まったりと続けていきますので、これからもよろしくお願い致します!
5.18
『旅路の果てに 第11章 14 第11章 15』アップしました。
これもかなり苦労しました。やっとできあがってほっとしています。次回から、ルークとリエナのターンに戻ります。
ちょっと語りますね。ねたばれ有りですので、よろしくお願い致します。
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11−14を書いていて、ルークの弟のアデルってこんなことを考えているんだ…って驚きました。だいぶ前、王太子代行を命ぜられた時も同じ印象でした。母親に似ず真面目ないい子なだけではないんだ、やっぱり王族として育ってきたから国のためにある意味冷酷な部分もあるんだと感じたんですよ。オリキャラたくさんいますけど、彼が一番意外な面を出してくる気がしますね。
11−15では、またオリキャラとリエナの過去話を延々と書きました。この乳母のマーサという女性は、今まではたまーに登場してくる程度でしたけれど、自分の中では割と重要なポジションのオリキャラです。今後、ストーリーにも絡んでくる予定でいるので、敢えて色々と書いてみたわけです。
ルビス神殿や修道院の描写が難しかったです。
今まで何気なく、修道女や司祭という言葉を使ってきました。これ、カトリックの用語なんですね。ということで、当サイトのルビス教の組織などはカトリックをモデルにさせてもらいました。ここではほんのワンシーンしかないんですが、本編ではかなり登場するので、これを機会に色々と調べたり妄想していました。
資料自体はたくさんあったんですけど、正直、基本的な知識がなさ過ぎて取捨選択が難しかったです。とは言っても、実在するカトリックを書くわけではなく、あくまでルビス教というファンタジーですので、いいところ取りしつつ、都合よく捏造することにしました。もうこの辺は腹括っています。
それでも、今までおぼろげだったことが、はっきりと見えてきてそれはそれで楽しかったですね。
まだまだお話続きますので、今後もお付き合いいただけましたらうれしいです。
5.16
いきなり設定語ります。竜王の曾孫さんについてです。
今まで一度も登場していませんが、だいたいの設定は決まっているので語りますねー。
3の竜の女王の直系の曾孫です。竜王の曾孫といっても、1の竜王の曾孫ではありません。うちの設定では、3の時代も含めてずっと、竜族と人間は共存しておりまして、かつお互いに不可侵であるように盟約も結んでいました。それを破ったのが1の竜王です。そして、1の竜王も3の竜の女王の子孫ではありますけど、傍系になります。
1の竜王が何故盟約を破って光の玉も奪ったのかはまだ見えてきていないのですが、竜の一族の中でははみ出し者というか不良というか、そういう存在です。
ちなみに、2で登場するモンスターのドラゴンは1の竜王で配下だった竜達の子孫になります。ローラ姫の牢屋の前にいたのも、この配下のうちの一頭ですね。
こういう経緯があるので、曾孫さんはルークたち三人に対しては敵愾心を持っておりません。
さて、曾孫さんのビジュアルですが、おっさんです。詳しい年齢は不詳ですが、3の竜の女王の曾孫なので、かるーく人間の寿命は超えています。魔力も半端なく、高度な知性を持ち、洞察力その他もすごくて、城に引き籠っていても世の中の動きはすべて把握しています。
一人称は我(われ)。飄々とした雰囲気で、トリオのことは完全にこども扱いしていますね。人間の感情も理解できるので、初めて会った瞬間に、ルークがリエナにべた惚れなのはわかりました。そのせいか、たまーにルークをからかうような発言がでることも。おちょくって遊んでいるみたいですね。リエナにはそういうことはしませんけど。
話し方は以下のような感じです。玉座の肘掛けに肘をついて、頬杖をして話す癖があります。脳内で再生される声は何故か、サザエさんの波平さん。初代の今は亡き永井一郎さんの方です。管理人は声優さんまったく詳しくないんですけど、これは即決でした。
「なんじゃ、お主らは」
初対面の時の第一声です。
「ほう、お主がムーンブルクの姫とな。噂に違わぬ美しさじゃのう」
「竜王……? ああ、思い出したわ。お主らの先祖に倒された奴か。あんなはみ出し者と一緒にするでない」
早く、お話にもご登場願いたいものです。
5.12
突然語ります。テーマ、えろい系の文章についてのあれこれですので、苦手な方ご注意くださいませ。
開設当初は全年齢オンリーだった当サイトも、気づけば結構年齢制限付きの作品が増えてきました。連載中の長編も、最初は全年齢で書くつもりでした……が、どうしてもそれでは表現しきれない部分が出てくるので、結果としてR15になっております。まあこのお話が全年齢にできないのはエロだけでなく残酷表現もあるから(まだ出てきてませんが)ですけれど。
管理人は、男女が心から愛し合っているのがわかる、らぶらぶなエロがとても好きです。小説はもちろんイラストや漫画もです。ただ、あまりに露骨、というか、それだけっていうのは少々苦手で、二人の心情やそこに至る経緯や事後などのストーリーもがっつりと書いてほしいんですよ。
行為そのものの表現も、直接的なものより間接的な方が好きです。これは自分で書くときにも同じです。具体的には、擬音は使わない、喘ぎ声などは書かない、ですね。極力直接的な表現を避け、ぼかせるだけぼかして書いて、なおかつえろくしたい、読んでくださる方の想像力を刺激できたらいいなあ、と常々考えています。とても難しいですし、できているとは到底思えませんけどね。
もちろん、直接的な表現を否定するつもりはないんですよ。出版社さんのサイトの試し読みなどを読ませていただいて、ただ、自分には合わないなあって思うだけで。管理人のような嗜好の持ち主は少数派なのかもしれません。なので、自分好みになるように書いてみた、というのがサイトにある作品です。
いつか、本編での婚礼の儀(リエナが女王として即位して、ルークがムーンブルクに婿入りします)と初夜をきっちり書きたいです。初夜シーンは、できたら全年齢とR18の両方で書けたらいいなあって思っています。いつのことになるやらまったくわかりませんけど、ちょっとずつでも進めていけたらいいですね。
5.6
昨日はこどもの日でしたね。色々な場所で、DQのちびキャラを拝見していて可愛くてたまりませんでした。そういえば、うちの三人のこどもの頃のお話って書いたことなかったなーって思いだしましたので、どんなちびちゃんたちだったのか、簡単にまとめてみますね。
***
まずはルークから。
第一王子です。正室所生ですから、身分血筋ともに文句なしのローレシアを継ぐ者として、育てられ始めました。ただ、成長の途中で魔力が皆無なことが判明して、一時は王太子の身分が危ぶまれたこともあったのです。けれど、その欠点を補って余りあるほどの剣の才能と努力で身につけた剣技のおかげで、誰もが認める次期国王となりました。
とにかく元気一杯なやんちゃ坊主でした。生まれた時から、標準よりも大きなこどもでしたねー。歩き始めるのも早かったですし、よく動いてよく食べる、健康優良児を絵に書いたような男の子でした。
3−4歳の頃かな? よく部屋を脱走していました。行先は大概、中庭の木の上でした。なので、今でも木登りが得意です。あ、脱走常習犯だったのは、別にお勉強やら何やらが嫌だったからじゃなくて、暇さえあれば外に出たくて仕方なかったからです。なので、もうすぐお勉強の時間となった時に、お付きの侍従が中庭にお迎えに(というより、探しにの方が近いかもです)行くこともよくあったみたいですね。
ああ見えて、とても真面目にお勉強しています。字の読み書きをマスターしてある程度難しい本が読めるようになった5−6歳ころからは帝王学はもちろん、呪文の理論も徹底的に教わっていました。
この頃は、魔力がないことがわからない――ローレシアは比較的魔法使いが少なく呪文を扱えるようになる年齢も比較的高いため、ルークもまだ顕在化してないだけと思われていました。
剣の稽古はとっくに始めていました。こちらは初めて剣を構えたときから、師匠が内心で舌を巻いたほどに才能にあふれていたようです。非常に厳しい稽古でしたけれど、一度も音を上げずに懸命に励んでいました。10歳過ぎるころには、下っ端の騎士や見習いではもう太刀打ちできないほど上達したようですね。
13歳の時、騎士団に入団。お父さんと本人の強い希望も有り、王太子としてではなく、ただの見習い騎士扱いでした。なので、先輩騎士たちの馬の世話、水汲みや、薪を拾って火を熾して火の番、荷物運びなどなど、率先してありとあらゆる雑用をこなしていました。
実はこの時、料理番もやっています。でも、まるっきりできなかったんですよ。他の雑用は完璧ともいえるほどなのに、料理だけはどうしても駄目。いくら見習い同様とは言っても、王太子の身分を返上して入団したわけではないので、他の騎士達もなかなか文句を言うわけにいきませんよね。他のことではとても役に立ってくれているだけに、余計にそうでした。
ルークは悩んで、このままでは貴重な食料を無駄にしてしまうし、団員たちの数少ない楽しみを奪うことになりかねないと、自ら騎士団長に、料理番だけは外してほしいとお願いに行きました。団長さんは渋々ながら(実のところはほっとしつつ)許可してくれました。
16歳で成人の儀を迎え、成人した王太子としての公務につくため騎士団を退団しました。けれど、その後も団員とは付き合いが続いています。時には行きつけの居酒屋で(綺麗なお姉さんはいないところです)居酒屋の親父さんも交えて、団員達と酒を酌み交わしながらの剣談義なども楽しんでいたようですね。
ルークの普段の口調――ざっくばらんな話し方や、旅の間の一人称の『俺』(もちろん公的には『私』ですが)は、この時の経験から来ています。そして、見習いとして経験したあれこれが、旅の間の生活で非常に役立ちました。
旅に出てすぐ、ルークは野宿しながら騎士団時代を思い出して、まさかあの時の経験が今になって役立つとはなどと、感慨深かったようです。
***
次にアーサーです。
彼も第一王子です。お母さんの王妃様はムーンブルク王家出身(リエナのお父さんの従妹)になるので、リエナとはまたいとこの関係になります。
こどものときから聡明さでは群を抜いていました。そして、比較的物静かで、読書好きでした。字が読めるようになったのも早く、かなりちいさなころから、大人でないと読みこなせないような本もどんどんと読み進めていました。
この頃からすでに活字中毒の片鱗は見えていたらしく、暇さえあれば書庫に入り浸っていました。ですから、お付きの人達の合言葉は「アーサー殿下のお姿が見えない時には書庫へ」でしたね。
お勉強はもちろん、剣と魔法の稽古もみっちりとやっていました。アーサーは、サマルトリア王家の中でも特に魔力が強いんです。お母さんがやはり優秀な魔法使いなのでその才能を受け継いだようですね。
剣も旅立ちの頃にはかなりの腕になっています。アーサーの何よりの強みは、剣と魔法を完全に同等に扱えること。サマルトリアはもとから両方使える魔法戦士が多いんですけど、どちらかが主体でもう一方は補助。剣を振るいながら同時に詠唱のような離れ業ができるのは、アーサーだけです。
こどもの頃はやや細身ながら、あとはごく標準的な体格でした。14−5歳から背が伸びて、大人になった時にははかなりの長身です。剣の稽古もきちんとやっているおかげで、細身なのは変わらなくても、しなやかな筋肉が綺麗についた大人の男性の体格に成長しました。
妹姫とも仲良しです。5歳年下のルディアには、絵本を読んであげたりお勉強を教えてあげたり、時にはおねだりされて午後のお茶を一緒に楽しんだりと、とてもいいお兄ちゃんでした。
ちっちゃいときから、おませさんでしたね。お妃様のコレットとは7歳の時に出会い、幼いながらも将来を誓い合って、12−3歳頃には自分でお父さんに、コレットと結婚したいとはっきりと言ったくらいでしたから。アーサーが女性の扱いが得意なのは、間違いなく妹姫とお妃様のおかげだと思います。
***
最後にリエナ。
生まれた時から本当に美しいお姫様でした。銀髪や金髪の持ち主の多いムーンブルク王家らしいプラチナブロンドの豊かな巻き毛、非常に珍しい菫色の瞳の美しさは、誰もが目を奪われ、声を失うほどです。人前に出ないにもかかわらず、その美しさは大陸を超えて噂されていました。
掛け値なしの、深窓の姫君です。幸せな頃は、接するのは家族と乳母、ごく近くに仕える側仕えの侍女のみ。何しろ、初めてムーンブルク城から出たのが、ハーゴン襲撃で呪いで犬の姿にされてムーンペタに飛ばされたときでしたから。
特に男性との接触はほぼなくて、お父さんとお兄ちゃん(オリキャラです。ハーゴン襲撃の時に薨去しました)以外では、魔法やお勉強の先生方だけでした。なにしろダンスのお稽古のときすら、普段は女性の先生に男性役をやってもらったり、時にはお兄ちゃんが相手を買って出てくれていたくらいですから。成人後でも、たまに舞踏会で踊る、移動で手を取ってもらったり挨拶の手の甲への接吻を受けたりという、王族女性では避けられないものだけです。
なので、旅の初めの日の夜の出来事(『自覚』で書きました)で、リエナにとってルークという存在がどれほど特別かを思い知らされたのではないでしょうか。
ムーンブルクでは王家のこども達は生まれてすぐに、長老の魔法使いらから潜在する魔力の測定を受けます。そして、基準を満たしたこどもだけが、王子王女として認められます。リエナの潜在能力はやはり群を抜いていたようです。
魔法の修業は3歳から始めました。その時、今は亡きお父さんに、ムーンブルク王家に伝わる、由緒ある杖を賜っています。これは、今リエナが愛用している魔導士の杖(いろんな武器屋で売っている市販品)とは別物です。残念ながら、ハーゴン襲撃の際に失われてしまいました。
とても物静かでおとなしいお姫様でした。時には中庭に出て、花壇の花を眺めたりもありましたけれど、基本的に室内で、読書や刺繍を楽しんだりするのを好んでいました。
心優しく、側仕えの侍女らはもちろん、民からとても敬愛されていました。成長するにつれますます美貌に磨きがかかり、リエナを射止める幸運な男は誰か噂され、我こそは姫の相手にと考えていた男たちは数多くいたようです。
***
こどもの時のお話といいつつ、幼いとは言えない年齢の話の方が多かったかもですね。でも今回これを書くために妄想していたら、結構お国柄も出てきて楽しかったです。
で、気づいたことが一つ。
ルークがもしローレシアではなく、ムーンブルクに生を享けていたらやつは王子にはなれなかったんです。
さっき書いた通り、ムーンブルクでは生まれてすぐに魔力測定を受けます。ルークは魔力が皆無ですから、王子とは認めてもらえません。この場合、ルークは市井の民(こどもを望んでも授からない、資産家で人格者)の家庭に養子に出されます。
ムーンブルク王家の魔力――絶対的な魔法第一主義を保つために絶対に必要な措置です。一方、ローレシアは『騎士の国』で、何より剣を尊ぶお国柄でしたから、つくづく生まれる国を間違えなくてよかったねって思ったんですよ。
ルークが魔力を持たないとわかった時からそれを克服するまでのエピソードなどは、いつかきちんと作品にしたいです。
5.2
『旅路の果てに 第11章 12 第11章 13』アップしました。
滅茶苦茶暗いお話です。あともう一話くらいムーンブルク周辺でのお話を書いたら、ルークとリエナのターンに戻る予定です。
以下、ねたばれありです。
***
今回、葬儀の様子を書いている間、気が滅入って仕方ありませんでした。王族の葬儀の手順がわからないので、ネットでキリスト教の儀式や海外の王族の葬儀などの資料をぐぐりながらでした。難しかったです。
捏造多数ですけど、もともとの世界観自体が捏造ですから仕方ないと言い聞かせつつ、なんとか書きあげられました。
葬儀シーンをほぼアーサー視点にしたのはうまくいったかなって自分では思っています。
11章−13では、オリキャラの過去話が延々続きます。蛇足なのかもしれませんけど、ラビばあちゃんが今後、ルークとリエナの二人とどう係わっていくかもストーリー上のポイントの一つなので、敢えて描写してみました。
ずっと暗い話ばっかりでしたので、気分転換に明るいいちゃいちゃを書きたい気分です。もし書いたらアップしますので(まだ全然書いてないですけど!)その時には読んでくださったらうれしいです。
4.25
管理人よりお知らせです。
昨年アップした現代パラレルの『初春の』を一部改稿してアップし直しました。
書き直したのは、剣道師範であるルークのおじいちゃんの登場シーンです。改稿前には竹刀を持ってルークに攻撃を仕掛けたのですが、その辺りの描写をほぼ全部削りました。
理由は、この描写そのものが間違いらしいからです。管理人は剣道に関してまったくの素人です。ですが、つい最近になってあるきっかけで剣道について色々と調べる(といっても、ネットで検索する程度ですが)うちに、これは違うんじゃないかなと思い始めました。実際、間違っているかどうかの判断もつかないのですが、そのままにするのも気になるので修正しました。
なお、ストーリー上はまったく影響のない部分です。
よろしくお願い致します。
4.16
『旅路の果てに 第11章 11』アップしました。
何でこんなに短いのにここまで時間がかかったのか……ですね。次のシーンも難しいのですけど、それを超えたら少しはまた進みそうなのでまたがんばりますー!
4.2
先日アップした11章−10について語ります。サマルトリアの設定あれこれです。
最近気づいたのですが、サマルトリアには宰相さんがいないらしいです。あ、当サイトの設定の場合、宰相さんというのはは原作ゲームの王様の隣にいる大臣(じいや)で、この人物にあれこれ捏造設定をくっつけています。
ローレシアはバイロンさん。ローレシア人にしては比較的小柄で白髪白髯の御老体。常にローレシア王の傍らに控え、ルークのおじいちゃんの頃から仕えているという、やつにとってもまさに「じいや」と呼べる存在です。
ムーンブルク(実際のゲームには登場してませんけどね)はカーティスさん。結構ダンディなおじさまのイメージです。ムーンブルクで孤立したリエナのただ一人の味方でした。
この二人の宰相さん達はけっこう登場しているのにもかかわらず、サマルトリアは全然出てこないのでおかしいなあって思ってたんですよね。
結論。サマルトリアには宰相の役割は王太子が務める、でした。
これに気づいたきっかけというのが、ある方と色々とお話をしていて、管理人が、アーサーがいちばん向いているのは宰相だと思う…みたいなことを言ったんです。そうしましたら、その場合の王は?と聞かれまして、やっぱりお父さんのサマルトリア王だろうと思います…と答えました。
その時には特に深くも考えなかったんですが、後から突然、ああそうか、サマルトリアは王太子が宰相の役割も兼任するから宰相さんがいないんだ、と気づいたというわけです。
サマルトリアは少々変わった(?)国かもしれません。もとは群小国家だった土地を平定して建国した歴史のせいか、今も国内では細かい小競り合いがあちこちであります。ただし、みなさんきっちり王家には忠誠を誓っているんです。だって、王様が怖いから。
正確には、怖いというより、代々のサマルトリア王はみなさん、人心掌握の才に長けた人物ばっかりなんですよね――というよりも、それができないと王様が務まらないからです。かといって、別に王様が恐怖政治を敷いているわけでもないんですよ。今のアーサーのお父さんも、非常に物静か、寡黙といったほうがいいくらい、しゃべらない人です。管理人の脳内では、いつも執務机に向かって、淡々と決裁書類を読んで署名をつづけています。その前に、アーサーがいて、政治的な会話をしている――そういう光景ばかり見えています。
うちのサマルトリア王は、濃い茶色の髪に深緑の瞳。非常に聡明ではありますが、やや小柄で、正直あまり風采がよいとは言い難い人物です。アーサーは美形ですけど、これは完全にお母さんの血なので。
けれど、物事を読み取る力や人心掌握の才能はものすごいものがあるんです。物静かなのに人を操るのが得意という、どこか謎めいたキャラでもあります。もちろん、先代国王の宰相も務めていました。
では、サマル妹姫のルディアについても少々。
彼女の第一印象は「鮮やかな美貌のお姫様」ですね。顔立ちもアーサーとよく似ていてとても華やかなお姫様。頭の回転が早くて気も強いところもあって、溌剌とした女性です。気質も才能もアーサーとよく似たものを持っていますが、実際の性格はアーサーとはだいぶ違ってきました。これは、主に育てられ方の違いからきています。
アーサーは権謀術数のスキルがないと国王が務まらないからと徹底的に教育されたのに対して、ルディアは比較的自由に育てられました。理由は、ルディアは王女であり彼女が果たすべき役割が、将来他国へお輿入れしてサマルトリアと嫁ぎ先の架け橋となることだからです。なので、あまりサマルトリアの色(権謀術数など、あまりお姫様にふさわしくないスキルは不要ですよね)には染まらないよう、むしろ輿入れ先の思考や文化、生活習慣の違いを受け入れる柔軟性と、同時に、不用意に周囲に流されることの無いよう、自分の考えをきちんと持ち続けるようにと教育されたのだと思います。
今後もまた機会があれば、ぜひ書きたいキャラです。
***
ロレムン語ります。内容が少々えっちなもの(R15もいかないくらい)になりますので、苦手な方ご注意くださいませ。
しばらく前にロレムン成人向けアンソロ企画さまがTwitterで、ローレのムーンちゃんのローブを脱がせ方は?いうアンケートがありました。
ちなみにうちは、下から上に脱がせる、です。リエナのローブは、ややオフショルダーで背中に短めのスリット、そこをひもで編み上げるスタイルになっています。詳しくは、いただきものにある清水ももこさまが描いてくださったリエナのイメージイラストをご参照くださいね。このとっても素敵なイラストがきっかけでリエナのローブのデザインが決まりました。
このローブ、上からすっぽりとかぶって着用します。背中のスリットがちょうどほっかむりに隠れる程度なので、現代のファスナー付きのワンピースのように下からは着られないのでこうなりました。
ですので、ルークがもしリエナのローブを脱がせるような時には、下からまくり上げる格好になります。しかもですね、ルークはいきなりやるんですよ。リエナはびっくりですよね。いくらそう言う時だからといっても、彼女の心の準備が整う前ですからね。時々、不憫になることもあります。
あ、もっともこういうシチュになるのは別軸オンリーです。本編では、旅の間はまだ恋人になっていないためです。リエナは男二人の前では、ローブ姿の時には原則ほっかむりを取りません。首や鎖骨を見せたくないので、頭の部分を脱いで後ろに垂らすくらいです。だからルークは、おそらくリエナのローブの構造を知ってはいても、脱がせ方(上から下にローブの襟元を引き下ろすのは無理)はわからないのではないでしょうか。
無事に結婚できた本編でもドレスの時は何故か下からが多いです。あ、一度だけ上半分と下からと両方の時がありました。ドレスのコルセット(後ろをひもで編み上げ)を外すのが難しかったようです。
こういう語りも楽しいです。ますます節操無しに拍車がかかってきた当サイトですが、懲りずにおつきあいいただけたら幸いです。
3.30
『旅路の果てに 第11章 10』アップしました。
ようやく書きあがりました。久々にサマルトリアが舞台です。アーサーと妹姫のルディアの会話中心になりました。当初、ルディアは登場しないと思っていたのですが、ある方とお話していたことがきっかけで、出てきてくれました。
ルディアはアーサーによく似た、鮮やかな美貌のお姫様です。書くのはものすごく難しかったですけど、よくしゃべってくれて楽しかったです。サマルトリアについて、最近気がついた設定がありますので、また近いうちに語りに来ますね。
長い間続きの更新ができませんでしたが、ぼちぼちでもがんばりますので、まったりお付き合いいただけたらうれしいです。次回はムーンブルクに舞台が移ります。
3.26
リンク集にあらたに1サイトさまを追加しました。
先日、当サイトのロレムンの素晴らしいイラストを描いてくださったムトさまのブログです!
繊細で美しいイラストや漫画が盛りだくさんです! DQ2ばかりでなく、星ドラ、DQヒーローズ、他にも多数のジャンルがあるんですよ。また語りがとても内容が濃くて興味深くて、いつも面白く読ませていただいています。
描いていらっしゃるロレムンは本当に素敵で、いつもたくさんの萌えをいただいています。とってもかっこいいローレと美しくて可愛いムーンちゃん、二人を大人目線で見守るサマル、そして三人仲良しでとてもいい仲間という、管理人にはたまらないパーティです。
実は以前からずっとリンクしたいとうずうずしていました。ですので、こうしてご縁ができたことがうれしいです。みなさまもぜひ!
3.24
いただきものに、素晴らしいイラスト作品を頂戴しました!
Twitterのフォロワーさんであるムトさまが、ルークとリエナを描いてくださいました!!!
まずは作品をご覧ください! 本当に美しくて二人の表情が素敵で溜め息しかないんです。このイラスト、Twitterでアップされていたんですが、TLで拝見した時の驚きとよろこびといったらもう、言葉にはできないほどでした。
当サイトの連載中の長編を読んで、数々の苦難を乗り越えてようやく触れ合えるようになった幸せそうな二人をイメージしてくださったそうです。
サイト掲載のご許可をいただけたので、アップします。うれしくてたまらなかったので、お願いしてちいさなお話を添えさせていただきました。管理人のつたない文章で、ムトさまの素晴らしいイラストのイメージをどこまで表現できているかはわかりませんが、とても楽しく書かせていただきました。
ムトさま、あらためて心からの御礼を申し上げます!
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連載の方がもう一月近くも間が開いてしまっています。次回はサマルトリアが舞台です。久しぶりにアーサーと妹姫のルディアが登場するのですが、書くのが難しくてかなり難航しています。でも、かなり進んだので、でき次第アップしますね。
更新が止まっている間も足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。
2.26
『旅路の果てに 第11章 8』『第11章 9』アップしました。
今回も二話更新できました。しばらくルークとリエナの周辺の人々のお話が続きます。オリキャラも出張ってきますが、おつきあいいただけたらうれしいです。
2.21
『旅路の果てに 第11章 6』『第11章 7』アップしました。
前回からまたかなり間が開きましたが、やっと更新できました。11−7が先に書きあがっていたので、久しぶりに二話更新です。
2.19
久しぶりにがっつりとロレムン語ります。何年も前に一度ここで語った気もしますが、当時と多少は変わったところもあるかと思うので、もう一度。
うちの二人、ルークとリエナは運命の恋人同士です。書いてて恥ずかしいんですけど、こうとしか言いようがないのも事実です。
運命の赤い糸ってありますよね。ルークとリエナも当然繋がっているんですけど、単純に小指で繋がっているだけじゃないんですよ。二人まとめてぐるぐる巻きにされているほど、二人の結びつきは強いんです。
なので、どんなことがあっても、二人の想いは必ず成就します。
以下、『旅の終わり』と『旅路の果てに』のねたばれも含みますので、よろしくお願い致します。
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まだ書いていない本編では、ルークは正式にムーンブルクへ婿入りしてきました。互いに国を継ぐ者という障害がありながらも、ルークは絶対にあきらめませんでした。リエナと二人、ムーンブルクを復興させると決心し、時間をかけて正攻法でお父さんと周囲を説得し、王太子位を弟に譲りました。そして、リエナと約束した1年後に、自らが求婚の使者となってムーンブルクに行きます。
二人は無事、正式に結婚しました。周囲からも心からの祝福を受けています。もちろん陰で色々と(特にルークが)言われましたけど、やつはそんな細かいことは気にしません。とにかくリエナを大切にし(相変わらずどころか、ますますだだ漏れ具合は加速しましたしね)復興事業にも辣腕を振るっていますので、リエナの側近からは「得難い婿君を迎えることができた」と評価されたようです。
婚礼の儀も、それはそれは盛大に行われました。周囲に認められての二人きりで過ごした初夜は、どれほど感慨深いものだったか…妄想は尽きません。
このお話、いつかきちんと書きたいです。ただ、その前に原作沿いを書いてからになるので、いったい何年先の話だ?ということで、ここでばらしてしまっております。
『旅路の果てに』は別軸です。ただし、旅が終わるところまでは、本編と完全に一致しています。本編での旅を終えた二人がもしこの世界にいたら…と考えてできたお話ですので、世界観と登場キャラが若干違っています。
既に読んでくださった方はご承知の通り、リエナは悲惨な状況に追い込まれます。それを知ったルークはあらゆる手を尽くしてリエナを救おうとしますが、すべて失敗に終わりました。そして取った最後の手段が、拉致同然での出奔でした。
ルーク、後悔していません。もちろん、自分がしたことがどれほどに罪深いかは承知しています。だから、実行まではさんざん悩みました。好きでこんな手段をとったわけではありませんが、これしかなかったのも事実だからです。後ほんの数日、リエナをかっさらうのが遅れたら、おそらくリエナは生命を落としていたと思います。
その後もリエナの苦悩は続きますし、ルークの思い込みの激しさなどから二人がぶつかることもありました。今の段階ではその辺も落ち着いて来ていて、二人の仲はもう揺るぎ無いものになっているのではないかと思います。
他にも別軸のバージョンがありますが、ぜんぶくっついています。どんな状況に陥っても、これはどう考えても無理だろうという時でもくっつきます。どうやっても離れませんでした。状況だけ考えれば悲恋としか言いようがなくとも、二人が幸せになったことも事実なので、自分としてはハッピーエンドなのだろうなとも思っています。
大昔、最初にロレムン妄想した時には、本当の悲恋で終わるバージョンもありました。その時にも、一度は必ず結ばれていました。今はもう、そういう悲しいお話にしたくないので、あらすじのメモ書きだけ残してしまってあります。
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更に別の話題です。字書きとしての語りっぽいものですので、ご興味があればどうぞ〜。
Twitterで、面白いアンケートをやっていました。詳しい引用は控えますが、作品を書くときの方法です。
結果は残念ながら、どれも選べずでした。わたしがちょっと特殊な書き方をしているのかもしれないなって思ったので、書いてみますね。これも、以前から何度か話題にしていますが、懲りずにまとめてみます。
管理人の場合、設定、キャラ、ストーリーすべて考えて作っているわけではありません。脳内にDQ2の世界があって、そこで起こる様々な出来事を文章に書き起こしているだけです。
この世界、管理人の脳内にありながらも完全に独立していて、こちらは関与できませんし、そこに住む人々はそれぞれ勝手に自分の人生を歩んでいるのです。創作される方がよくおっしゃる『キャラが勝手に動く』状態ですね。
最初はそこまでではなかったはずです。でも、ごく基本的なことを自分で決めたら、後は勝手に世界が成長していきました。知らない間にどんどん住人(オリキャラですね)も増えているし、細かな部分も決まっていきました。
トリオの設定も、ルークとリエナは大昔のキャラ設定をベースに、アーサーだけは名前から決めて、後は髪や瞳の色だけは考えましたが、それ以降は自然に固まっていった感じです。三人とも身長体重(リエナはスリーサイズも)の詳細な設定(旅のはじめと終わりではかなり成長していますよね)がありますが、これも脳内映像を観て、自分でこれくらいなんだろうなって言うところから数字を決めています。
ストーリーも次から次へと勝手に湧いて出てきます。なのに、書くのはとても遅いので、ねたはたまっていく一方です。そのせいか、考えて話を作ることがほぼできません。長編ならこのシーンへどうやったら持って行けるかくらいは考えますが、基本キャラ任せです。ほぼ同時に別の場所で起こるエピソードがある時には、どういう順番で書いていったら読んで理解しやすいか、うまく状況を説明できるかは考えるし悩みますが、話を組み立てたりはあんまりした記憶がありません。プロットも、今の連載の年表を作った以外は書いたことありませんしね。その年表ももう利用していませんし。
基本、キャラが動いてるのを眺めて、彼らがとった行動の理由を自分で推測して、全体の状況と矛盾してなければ書く。それの繰り返しだと思います。
そういえば、キャラが勝手に動くのは最初にロレムン妄想始めた時からそうでした。もう20年以上前です(年ばれますね笑)。でも、こうなるのはDQ2だけです。他のジャンルやオリジナルの創作は一切できないんですよ。だから、わたしは字書きではなくて、あくまでDQ2とロレムンの二次創作書きなんだろうと思っています。
そういう書き方のせいか、基本的にリクエストを受けることができません。もしいただけても、自分の脳内にあってまだ書いていないエピソードを探しだして文章化するしかできないんですよ。だから、捧げものにある御礼の作品もすべて自キャラのお話です。うちでリクエスト企画をやったことがないのはそれが理由です。
同じ理由で、他の方のキャラのお話も書けません。自分のキャラは、何度もイラストや漫画にしていただいているのに。描いていただけることは、ものすごくうれしいです。けれど、御礼ができなくて申し訳ないなあとも思います。なので、せめてイラストにはお願いしてちいさなお話をつけさせていただいています。
これは本当に楽しいです。素晴らしいイラスト拝見してると、そこからまた世界が広がっていきますから。
自分で考えずに勝手に動く脳内映像を文章化してるのは間違いなく事実ですが、同時に、他の方からの刺激で動くことも多いですね。あ、これも正確には、動いていることに気づく、かな? 他の方の素敵な作品に触発されて、萌えが加速するとか熟成すると言った方が正しいかも。Twitterなどで、たくさんの素晴らしい作品に触れることができて本当にうれしい限りです。
最近、ずいぶんとロレムンの作品が増えました。どれもが素敵で可愛くて、萌え転がってばかりです! でも、自分が創作始めた6年くらい前って、ロレムンの作品少なかったです。もちろん数は少なくても素晴らしいものばかりでした。でも、やっとみつけたサイトさんが既に閉鎖していたりで、寂しかったことも多かったですね。特にえろれむんはほぼ皆無なので、今はうれしくてたまりません。もっとも、えろいのはまさか自分も書くとは思わなかったですが…!
つらつらと長文で語りました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。連載もだいぶ書けたので、近々アップできたらいいなと思っております。
2.6
『溺れゆく』アップしました。
当サイト初のR18です。クッションページを兼ねた注意書きにもある通り、18歳未満かつ高校を卒業していない方は読まないでいただけるようお願いしますね。
今日はもう一つのロレムンデーだそうです。2(2主=ローレ)と6(ムーンちゃん)のごろ合わせですね。ということで、ちょうどいいタイミングでアップできてうれしいです。
以下、ちょっと補足です。性的な話題(R15くらいです)も含みますので、苦手な方、ご注意くださいませ。
***
このお話、注意書きにも書いた通り、診断メーカーの結果を小説にしたものです。もとからR18向けのものなので、どうしてもそちら方面の描写がメインになりました。
当初は、クリスマス作品でR15の予定でした。が、書いていく間にどんどんそこからはみ出して、どうしてもおさまりきれず、R18になってしまいました。
R18をサイトにあげるつもりはなかったんですよ。自分用にこっそり書いたことはあっても他人様にお見せできるようなものではなかったので。ですが、もう腹を括りましたので、こっちもそのうちアップするかも、です。ただ、久しぶりに読み返したら、下手すぎて頭抱えましたので書き直します。
このサイト、もとから節操無しですが、もう開き直りました。最近ロレムン界隈でえろれむんブーム(?)が来ていて、それはそれは素敵に萌え滾る作品が増えてきたので、管理人もサイトで一人踊ることに決めました。
文章力などもとからありませんし、全年齢の文章は進化どころか劣化しているとしか思えませんが、えろい方だけは多少ましになった気がしなくもないかも……という自己評価です。
でも『溺れゆく』は自分ではえろいんだかそうでないのだか、まったくわかりません。ですが、読んでくださった方にほんのわずかでもそう思っていただけたら、書き手冥利に尽きる、というものです。
お話の内容自体は、
『ルークの独占欲が爆発』
これに尽きます。付け加えることありません。
それにしても、診断メーカーさん、すごくいい仕事してくれました。診断結果を見て二人にぴったりで、すぐ情景が浮かぶくらいでしたから。
ただ、どうしても一か所だけ(白)うちの二人にはないシチュがありましたので、ここだけ(紅)に変更させていただいています。紅だとまさにルークの好きなあれになりましたので。
このお話、クリスマスに書いていた時にはタイトルが『新雪』でした。リエナの雪のようなまっしろな肌を描写していて思いついたんです。ですが、だいたい書き上げて冷静になってみると、なんかそぐわないなって感じました。
二人の初めてがテーマであればぴったりですけど、もう慣れて馴染んでお互いに溺れまくってる時期のお話ですから。いつも通り、さんざん悩んだ末、どストレートなタイトルに決定です。
2.5
最近、色々な記念日があるみたいですね。先月も、27日がプロポーズの日、31日が愛妻家の日だそうです。
うちの二人のプロポーズを思い返してみると、告白とセットになっていることがわかりました。これ、単発のお話(So many kisses)以外は本編も別軸も同じです。
本編(と『旅路の果てに』の設定)では、ルーク自身が旅が終わったら告白してリエナが自分と同じ気持ちでいてくれたらその場でプロポーズするって決めていました。ちゃんと実行しましたけど、アーサーの援助あり&リエナの方にもうちょっとで先に告白されそうになるというへたれっぷりではありますが。
もっとも、アーサーの援助は仕方ない部分がありますし、リエナは告白=ルークへの想いに決着をつける、でしたから、色々と複雑なのではありました。この辺りのいきさつは『旅の終わり』に書きました。
こんなふうに、ルークとリエナは互いへの気持ちを秘めているという両片思いでした。でも実情は、ルークはだだ漏れなんですよ。リエナへの想いが。リエナはかなり抑えていますが、それでもどうしてもほのかに香るというか、零れ落ちる、とそんな感じでしょうか。
なので、旅の間の両片思いの二人は、傍から見れば『らぶらぶの恋人同士』にしか見えません。そのせいで、ルークはしょっちゅういろんな人から「可愛い彼女だね」「この果報者め」「大事にしないとばちが当たるよ」などなど言われ続けていました。
ルークは超絶的に鈍いので、最初は自分がだだ漏れていることすら気づいてないんですよ。でも、あんまり言われ続けるので、ようやく自覚した……らしいです。
それでも、告白とプロポーズは旅が終わってからと決めていました。ということは、リエナには何も言わないんです。それなら、態度もそうすればいいのに、こっちは違うんです。
リエナに怪我させたくなくて庇い続ける、それでも防ぎきれないときには、回復魔法も薬草もとにかくリエナを優先。絶対に傷跡だけはのこしたくないもんですから、自分が重傷でリエナがかすり傷でもとにかく優先。
他にもお姫様抱っこもするし、足場の悪いところで手を引いたり高いところから降りる時には抱き下ろしたり、悪夢にうなされたら抱きしめてなだめたり、挙句の果てには一晩添い寝までしてましたね。言ってることとやってることが矛盾しまくりです。
でも、ルークにとってこれらはすべて『不可抗力』です。必要だからやっているんですよ。逆に、必要ない時には指一本触れません。
こういうことをされたら、リエナの方はたまったもんじゃないですよね。心から愛する男が態度だけは恋人のようにふるまう、けれど明らかに『必要な時だけ』で、具体的な言葉は何もくれない――振り回されて不安で仕方ないんです。
これが通常の時なら、リエナもルークの気持ちがはっきりと自分に向いていると自覚できます。けれど、旅の間ってあくまで目的はハーゴン討伐です。自分たちの気持ちを優先させるべきではない、だから思いを胸の底に無理やり隠して、旅をするしかありません。
他にも元は婚約者するはずだったのに白紙に戻っているなど複雑な事情がたくさんありましたから、どうしても楽観的にはなれなかったようです。
こうして書いてみると、リエナが不憫になってきます。
まあ色々とありましたが、なんとか無事に(『旅路の果てに』は無事じゃないですが)結婚できました。その後のルークの愛妻家っぷりはものすごいものがあります。何といっても隠しててもだだ漏れてるくらいですから、隠す必要がなくなったらほとんど洪水です。
でも、リエナがとても幸せそうなので、これでよかったとも思っております。
***
さて突然話が変わりますが、ルークは大食いです。旅の間はいつもリエナの手料理をお代わりしまくり、時にはアーサーから文句が出るほどでした。
トリオの食事風景を想像するに、ルークはリエナの5倍くらい食べている気がしました。カロリーでいくと、リエナが1,600から2,000(一見多く見えますし、リエナは小食ですが、成長期でもあるのでこれくらい食べないと持たないと思います)に対して、ルークは8,000から10,000くらい。
ルークはこれだけ食べても太りません。基礎代謝がものすごく高いらしく(最低でも5,000から6,000はありそうな)よく動くことと、残りも脂肪にはならず全部筋肉に化けるようです。筋肉質な分、体温が高いので、寒い時にはリエナを抱っこしてあっためてあげればいいと思います。
アーサーもわりと食べます。リエナの倍くらいかな? 彼は割と細身ですけど長身ですし、きっちり鍛えていて男性のしっかりとした骨格の持ち主ですから、それに見合っただけの食欲なのでしょうね。
アーサーが細身なのは間違いなくても、ルークの隣にいるからそう見える、というのもありそうです。リエナもちっちゃくて細いですが、やはりこれもルークの隣にいるからそう見えるわけで、目立つほど背が低いわけでもないですし、隠れグラマーなので、体重もそれなりです。もっとも馬鹿力のルークからしたら、リエナは無茶苦茶軽い、ですが。
旅の間、これだけの食料を確保するのは大変ですが、うまく保存食と現地調達を利用したり、町についたら食料品店で旬の素材をたくさん買い込んでリエナがお料理していたのではないでしょうか。
語るの楽しいです。
1.31
『旅路の果てに 第11章 5』アップしました。
やっと書けました。前回の更新からほぼ二ヶ月開いてしまいました。長いこと連載していますが、ある意味、いちばん書くのが難しかったかもしれません。
ただ、スランプではないようです。気分転換にまったく別のお話(えろれむん)を書いていた時にはわりとさくさく進んでいましたので。
まだ難しいシーンが続きそうなのと、エピソードを書いていく順番を整理しないといけなさそうなので、しばらくまったり更新になるかと思います。気長にお付き合いいただけましたら幸いです。
1.21
つい先日、ある場所でそれはそれは素敵なサマル君のイラストを拝見しました! なので、いきなりですが、アーサー語りです。
途中でオリキャラも出ますのでよろしくお願い致します。
サマル君大好きです。 普段はロレムンばっかり呟いていますけど、三人ともおんなじくらい大好き。アーサーはトリオの中でいちばん新しいキャラです。ですが、いちばん複雑な性格していますね。
一見、すごく優しくて人当たりもいい、見た目も女顔の美形。場の空気を読むのが超絶的にうまくて、女性の扱いもすごく上手いんです。でも、性格はむしろ豪胆ですね。そして変幻自在。ルークとは全然違うタイプですが、かなり男っぽい性格してると思います。
アーサーって、かなーり屈折しています。心の底に深い闇を抱えているのですけれど、それを周囲には決して気づかせません。ただし、ルークとリエナだけは旅の途中でたぶん気づいています。
気づいたのはおそらくベラヌールで。例のハーゴンの呪いを受けた時です。以前にも書きましたが、ハーゴンが三人のうちでアーサーを呪いの対象にした理由が、彼が持つ心の闇なんですよ。その闇に付け込まれてしまったわけですね。アーサーは自分を隠すことが非常に上手いのに、ハーゴンにだけはそれが通用しませんでした。理由は、ハーゴンも同じように闇を抱えているから。もっとも、ハーゴンの場合は、彼女(あ、当サイトのハーゴンは女性です)の存在自体が闇、というか闇を体現した存在ですから、アーサーとは比べ物にならないほど大きなものですが。
そのせいか、冷酷非道な部分も三人の中で一番持っていますね。いざとなると一切容赦しません。ルークとリエナがある程度感情で動く部分を持っているのと対照的です。でもやっぱり気づかせないんですよ。それだけ自分を隠すのが得意ですし、敵に回すと怖いのです。
ルークとリエナがアーサーの心の闇の存在に気づいても、三人の絆は変わりません。闇を抱えてるのも含めて、ルークとリエナは、アーサーだと思ってるらしいですね。ですから、ロレムン二人がアーサーに闇について訊ねたりするようなことはありません。全部ひっくるめて、彼の存在を受け止めているようです。
アーサーが本当に意味で自分をさらけ出すのは、婚約者のコレット(今はお妃様)だけ。彼女だけには何も隠さないし、彼女もそれを受け止められるんです。こどもの頃からずっとアーサーを見てきましたから。誰も知らない、彼の苦悩も何もかもわかった上で、お妃様になることを決意しました。
じゃあ、アーサーがロレムン二人には自分をさらけ出していないかというと、そうでもありません。ただ、ほんのわずか、距離があるようですね。もちろん大切な仲間ですし、生涯の友であることも間違いありません。
婚約者と仲間二人は、彼の中で同等に大切な存在だけど、同列には語れないらしいです。
それなら何故わずかでも距離があるのか。まだ管理人自身にも読み切れない部分がありますが、大きな理由の一つが、国が違うこと、だと思います。
ロト三国はロトの血と深い絆で結ばれています。けれど、アーサーはサマルトリアを継ぐ者である以上、責任があるんですよ。もし、ロト三国が危機に瀕した時、当然サマルトリアを優先して守ります。王族だから、当然です。
もう一つ、アーサー自分では決して認めない(わかっていますがやはり見せない)のですが、ものすごい負けず嫌いです。ルークがわりとそれを出すのとは対照的です。アーサーって、何でもできる完璧な人だと思われています。剣と魔法だけはルークとリエナに敵いませんが、非常に優秀な人であるのも間違いのない事実です。
アーサーはそうなるために、ものすごい努力を重ねています。一見天才肌に見えますが、実は努力型。意識して努力する姿も見せないから、こうなりました。むしろ、ルークとリエナの方が天才型かもしれません。
***
連載の続き、ようやく形になりつつあります。ずいぶん更新が開いてしまいましたが、できれば今月中にアップできたらいいな、と思っています。がんばります!
更新がない間も足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました!
1.12
<さらに追記>
リンクミスの修正が終わりました。
自分で気づいた限りのものはすべて修正しましたが、もし何か見つけられたら、TOPページの拍手(不具合連絡専用)などからお知らせいただけましたら幸いです。
もう一点、携帯スマホサイトのロレムンビンゴの表示がやや見づらくなっています。色々試したのですが、何故かこのページだけ修正がうまくいきませんでした。閲覧そのものは拡大やリーダー機能などで対応できるかと思います。もう少し頑張ってみますので、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い申し上げます。
<追記>
リンクミスがありましたので、早急に訂正いたします。
訂正が終了しましたら、こちらにてお知らせいたします。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。
『各種設定など』のページを新設しました。
今まであちこちにあった設定やQ&Aなどを一つのページにまとめたものです。
それにプラス、あらたにロレムンビンゴ二つをアップしました。こちらはTwitterのフォロワーさんである吉祥あがたさまが作成なさったものです。やっている間中ずっと、楽しくてたまりませんでした。
最初はひとりごとでアップしようかと思っていましたが、すぐに流れてしまうのも寂しいので、新しいコンテンツを作ったというわけです。
ビンゴ作成とサイト掲載許可をくださった吉祥あがたさま、本当にありがとうございました!
***
最近、Twitterから話題やねたをいただくことが増えてきました。そこで、はじめましてに、管理人のアカウントのリンクを復活させました。
現在も鍵付きです。鍵の理由は、公開アカウント時代、時々よくわからないリプやフォローがあったことと検索除けです。
時々、ロレムンやDQ2に関する呟きもありますが、サイトメインのスタンスは変わっていません。Twitterで話題に出したものはほぼすべて、サイトで語ったり今回のようにページを作ってアップしたりしています。
よろしくお願い致します。
1.3
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
今年の目標は、できるだけ連載を更新して、完結が見えるところまで進めることです。今まで何度も書いておりますが、連載中の『旅路の果てに』は第一稿があります。ラストまで書き上げてあって、加筆修正しながらアップしています。
現在、確実に後半に入ってはいるんですけど、まだまだ続きます。正直なところ、連載当初、ここまで長期間に亘るとは思ってもいませんでした。逆に、第一稿があるからそう苦労せずに完結できるだろうなんて、考えていました。
でも、甘かったですねー。連載始めてすぐ、第一稿のままではまったく使い物にならないのに気がつきました。もうひたすら加筆修正ばかりです。表現の足らない部分や、書いていないシーンがごろごろ出てきてしまいました。なので、今も頭抱えつつ、続きをすこしでも進めようとあがいているところです。
連載の他にも、できたら時々は短編を書きたいですね。特に、旅のエピソードを。今脳内にあるねたはほぼ書き切っていますが、ロレムンのお話だけでなく、三人の友情に焦点を当てたものなども書いていけたらいいなって考えています。
こんな感じですが、今年もまったりとおつきあいいただけたらうれしいです。
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