昔のひとりごと
2011年2月

2.26

 先日ここでザオリクについて語りました。いずれお話に書くかも、とは言いましたが、まだ書けるかどうかわかりませんし、書くとしても遥か先になると思いますので、詳しい発動条件について、また語らせていただきます。
 少し亡くなった人物の状況についても書きますので、苦手な方はご注意くださいませ。

 当サイトの設定では、ザオリクが習得できるのは、ロトの血を引く魔法使いに限定されています。習得している(もしくは習得できるだけの魔力を持つ)魔法使いは、

* ムーンブルク

 現在はリエナのみ。リエナの他は、リエナの亡き父のムーンブルク王、亡き兄王太子のユリウスが習得していた。

* サマルトリア

 アーサーの他は、サマルトリア王、アーサーの妹姫のルディアの三人。ただし、現在のルディアはまだ魔法使いのたまごのため、未習得。

* ローレシア

 なし。もともと強い魔力を持つ魔法使い自体が少ないこと、剣を何より尊ぶ国風であることが原因。

* 発動条件について

 亡くなった人物側については、
1.遺体の損傷の度合いが少ない。
2.死後、あまり時間が経過していない。
3.亡くなった人物の精神力が強く、魔法使いの力を借りて、現世に戻るだけの気力を持っている。
4.不慮の事故等、本来持っている寿命より早く亡くなった人物に対してのみ呪文の効果がある。そのため、死因が老衰等、天寿を全うした場合は発動できない。仮にできたとしても、蘇生直後に再度落命する。

* 亡くなった人物と魔法使いの関係について。

 亡くなった人物と魔法使いとの間に、強い絆(親子・兄弟・夫婦・親友など)を持つこと。最低でも、アーサーとリエナ(親友)くらいの絆が必要。

 以上の一つでも条件が欠けると発動できません。

 管理人のザオリクのイメージは、冥界にいる亡くなった人物を魔法使いが連れ戻しに行く、そんな感じです。

 強い絆がないと発動できないのは、冥界で魔法使いが亡くなった人物を探し出せないから、と考えています。眼で見る、のではなく、存在を感じる、というのが近いかもしれません。

 こう書いてみて、自分でも厳しい条件だなと思っています。特に、魔法使いがロト三国の王族に限定されているため、必然的に、蘇生できる人物もロト三国の王族もしくは、ごく近い人物に限定されてしまいます。

 ザオリクが禁呪中の禁呪であるのは、自然の摂理に反する「究極の反則技」であることの他にも、こういった「不公平」が理由なのかもしれません。

2011.2.23

『驟雨 番外編sideアーサー』アップしました。

 こちらは、sideリエナをアップしたときに、この一夜の出来事をアーサーがどう受け止めたかが気になるとのありがたいコメントをいただいて、せっかくだから書いてみようと挑戦した作品です。

 当初の予想以上に難しかったのですけれど、以前からアーサーから見たルークとリエナの関係を書いてみたいと思っていたので、書くのがとても楽しかったです!

 また、アーサーの考え方をあらためてじっくりと見直すことができました。おかげさまで、以前から管理人が疑問に思っていたある重要なイベントにおける彼の発言についても、はっきりとした回答が出せました。

 素敵なコメントをくださった方に、あらためて感謝しています!

2.21

 次回更新予定の『驟雨 番外編sideアーサー』を書いていて、ちょっと設定語りしたくなりましたので、軽く語ってみたいと思います。

 テーマは、ザオリクと、教会での蘇生について。
当サイトの設定では、まだお話には書いていませんが、教会での蘇生という概念自体がありません。原則、「いっぺん死んだら終わり」です。

 ザオリクという呪文は存在しますし、原作のSFC版通り、アーサーとリエナが習得しますが、非常に特殊な位置づけの呪文と設定しています。

 まず、強大な魔力を持つごく限られた魔法使いだけに伝えられる、一般の魔法使いには存在すら知られていない禁呪中の禁呪です。

 習得そのものも恐ろしく難しいのですが、それ以上に大変なのが発動条件。習得していれば、亡くなった人物を誰でも蘇生できるわけではなく、蘇生してもらう側にも条件が必要、更には魔法使いと亡くなった人物との関係にも同じく厳しい条件が必要としました。詳しくは、いずれお話に書こうとは思っています。

 ただ、まだ自分の中では空白部分も多いです。いつ、どのようにして、アーサーとリエナがこの呪文を習得したのか、そもそも魔法の習得自体、どのような方法でされるのか――精霊と契約を結ぶ、魔術書で学ぶ、普通に師匠から指導を受ける、などなどが決まっていません。

 魔法については、考え始めると次々と疑問が出てきて大変です。これらは、他のサイトさんがそれぞれにとても素晴らしい設定をされていて、管理人は溜め息をつきつつ作品を拝見しています。自分もじっくり考えて、納得のいく設定を作りたいなーと思っています。

 こういう原作では語られない部分を自分の妄想で埋めていくのは本当に楽しいです!

2.14

 バレンタイン作品『柄じゃないけど今日ぐらい』アップしました。

 ここで管理人からのお詫びです。
 先日ここで、次回更新予定は『驟雨 番外編sideアーサー』とお知らせしましたが、急遽予定変更となりました。こちらも難航してはおりますが、少しずつ書き進めています。もうしばらくかかりそうですので、バレンタイン作品を先に公開ということにさせていただきました。
 申し訳ございませんでした。

 さて、今回の作品タイトルはお題配布サイトさまよりお借りしています。
数日前、バレンタインどうしよう、うちのロト三国にはやっぱりないし…、と悩みましたが、クリスマスの時と同じく、またどこかの風習、ということにこじつけて書いてしまいました。バレンタインらぶらぶ、どうしても書きたかったんです!

 どんなお話にしようか考えて、ふっとあるシーンが浮かび、書き始めたのですがなかなかうまくいきませんでした。その後、お題配布サイトさん巡りをして、今回の素敵なお題を見つけたのです。

 ちょうど書き始めたお話にぴったりでしたので、お借りすることにしました。タイトルの他にもあるところで使わせていただいています。

 ちなみに当サイトのDQ2世界ではチョコレートはちゃんとあります。普段はなかなか口にできない特別な日のお菓子、といったところでしょうか。

 この作品をみなさまに少しでも楽しんでいただけたら、こんなにうれしいことはありません!

2.6

 当サイトのトリオの容姿について語ってみたいと思います。コメントでご質問をいただいたのですが、そういえばリエナ以外、お話の中ではほとんど容姿について触れていないのに気づきましたので。

 いずれ、きちんとしたキャラ設定や、世界観などについてもコンテンツにまとめるつもりではいますが、先にここで書きますね。

* ルーク

 漆黒で癖のない固い髪。髪型はSFC版公式ガイドブックに載っているローレと同じ感じですが、もう少し短めです。瞳の色は深い青。

 とても長身で、がっちりとした筋肉質の体格。図体も態度もでかいので、どこにいても目立ちます。

 全体に男っぽい雰囲気ですが、顔立ちそのものは意外と童顔、かもしれません。そのせいか、安全な場所で眠っていたとき、リエナには「ちょっとだけ、可愛いかも……」なんて思われたりしています。
 決して美形ではないのですが、ローレシアの正装(瞳と同じ深い青色です)がよく似合い、剣技に鍛えられたおかげで、とても姿勢がよく、身のこなしにも隙がないので、どちらかというと遠目で見た方が見栄えするんじゃないでしょうか。
 ちなみに、剣を持つとかっこいい、かも、しれません。この辺は管理人の希望込みですが。

 それにしても、他のDQ2サイトさんのローレは例外なく素敵でかっこいいのに、うちのルークも大昔はかっこよかったはずなのに、何故こうなってしまったのかは、管理人にもよくわかりません。

* アーサー

 茶色がかった金色の髪。癖はなくさらさら。全体にやや長めですが、特に襟足の部分が長いです。瞳の色は若草色。

 ルークほどではありませんが、彼も長身です。細身で、全身にしなやかな筋肉がきれいにつくタイプ。きっちり鍛えているので、お姫様抱っこくらいは朝飯前でできます。

 アーサーは女顔の美形です。仕草や身のこなしも洗練されていて、まさにお伽話に登場する、白馬に乗った王子様を地でいく容姿の持ち主。おばちゃんキラーでもあります。

* リエナ

 プラチナブロンドの長く豊かな巻き毛、夢見る菫色の瞳を持った絶世の美女。毎日顔をあわせているルークがしょっちゅう見惚れているほどの美貌の持ち主です。
 月の女神の再来と称えられるだけあって、神秘的な雰囲気で、満月の月光に照らされると一層その美しさが際立ちます。

 仕草や身のこなしも優雅そのもの。質素なローブに身を包んでいても、やはり生まれ持った気品は隠せません。
 恥ずかしがりで、しょっちゅう頬を染めていますが、その時はとても可愛らしくなります。

 どこにいっても、綺麗だ、可愛い、別嬪さんだと言われ続けているんですが、彼女自身はそこまでとは思っていない(自分以上の美人はいくらでもいる)と考えているらしく、美貌を鼻に掛けるようなことは一切ありません。

 小柄で、ルークと並ぶと肩くらいの身長です。華奢ですが、出るべきところはちゃんと出ています。

2.2

『驟雨』後篇 sideルークをアップしました。sideリエナと最初から最後まで同じシーンを、今度はルークの心情に焦点を当てて書いたものです。
 今回の作品、年齢制限が必要のない程度の、やや性的かもしれない表現を含みます。とはいっても、表現自体はとてもぬるいです。もしかしたら、注意書きすら必要ないレベルかもしれません。ですが一応、TOPの更新履歴とおしながきにも注意書きを入れておきました。

 さて、次回更新予定について、お知らせです。
『驟雨』番外編 sideアーサーをアップします。sideリエナをアップしたとき、アーサーのはないのでしょうか、とのとてもありがたいコメントをいただきました。以前からアーサーから見たルークとリエナの様子や、アーサーのやきもきしている心情を書いてみたいと思っていましたので、思い切って挑戦してみることにしました。
 こちらは、sideルーク&リエナのようにエピソードの最初から最後までは書かず、洞穴での一夜の、更にその一部に焦点を当てて書くつもりです。

 アップまでは、もう少しかかると思います。

 既に書き始めてはいるのですが、予想以上に難しいんです。旅の間のルークとリエナの恋愛に関して、この二人の心情や流れは全部決まっていて、こちらはあまり悩まず書けました。

 同じように、アーサーについても彼がどのように見て感じているか、すべて読めているはずだったのに、書き始めてみたらまだ読み切れていない部分があるのを発見したからです。いい機会ですので、アーサーがどう考えているのか、もっと突っ込んで考えてみたいと思っています。

 素敵なコメントをくださった方に、感謝しております!


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