昔のひとりごと
2011年9月−10月
2011.10.29
『旅路の果てに 第2章 5』アップしました。
今回も、第一稿を大幅に加筆修正しています。いつの間にやら、文章量も元の倍くらいになっていて、自分でも驚きました。
読んでくださっている方、いつも本当にありがとうございます!
***
ついにWii版DQ123が手許に届きましたー! 予定ではもっと後のはずでしたので、すごくうれしかったです!
オープニングムービーも、もう何度も繰り返し見ました。大好きなシーンが映像化して、自分の眼の前にある幸せに、顔がにやけっぱなしです。特にローレが凛々しくて、かっこよくて…!
ゲームの方は、どれにしようかさんざん悩んで、SFC3をやり始めました。まったく新しいゲームをプレイするのは本当に久しぶりなので、わくわくしています!
ちなみに、男勇者くんで、名前はアレク。うちの2トリオのご先祖様です。自分設定ではローレシア王家の男性陣はみな名前が3文字なので、お揃いにしました。いつも名前で悩むんですが、わりとあっさり決まりました。一緒に冒険する仲間は、武闘家ちゃん、盗賊くん、男僧侶さんです。
SFC2も、冒険の書をつくって、サマルくんとムーンちゃんの名前をアーサーとリエナに変更済みです。3が終わったら、また時間を見つけてプレイしたいです。
10.20
ものすごーく久しぶりに語らせてもらいます。テーマは管理人の大好きなシチュです。
基本的にらぶらぶな、王道ネタが大好きです。例えば、見つめ合う、見惚れる、眼が合って、照れてしまってつい眼を逸らす、抱きしめる、腕の中で目覚める、お姫様抱っこ、などなどですね。
この中で、自分で書く話にもよく出てくるなーと思っているのが、『見惚れる』です。先日ここでアップした小話でもそうですが、ルークはやたらとリエナに見惚れています。ルーク本人は無意識なんでしょうけど、こういうところが、隠してるつもりでだだ漏れではないかと。
そのくせ、ルークは視線に気づいたリエナと眼が合うと、すぐに眼を逸らすんですよね。どうせなら、そのまんま見つめてたらいいのに、なんて思うこともしばしばです。
管理人は、リエナは絶世の美女設定(しかも女神さまクラス)にしているので、ルークが見惚れる気持ちはわかります。ちなみに管理人は、リエナを書く時、「リエナは美女! 誰が何と言おうと、絶世の美女!」と念じています。
もうひとつ、『抱きしめる』というのが萌え滾るほど好きです…! ルークとリエナはこれがきっかけで、自分の気持ちに気がついたりもしていますし。
ずっと以前にここでも書きましたが、ルークがリエナをすっぽりと抱きしめる、そうするとリエナは安心できるんですよ。身長差・体格差萌えの管理人にとってはたまらないものがあります。
『抱きしめる』にもいろいろありますよね。真正面からでしたら、お互いに見つめあってもよし、リエナがルークの胸に顔を埋めて、ルークがリエナの髪を撫でていてもいいし、リエナがルークの膝に乗っかって(というか、ルークがリエナを自分の膝に乗っける、というのが正しいかも)肩に頭を預ける、とかもありです。
後ろからの抱きしめも素敵です。これはいろんなサイトさんで、素敵なイラストを拝見するたび、こちらまで幸せになります。イラストですと、両方の表情がよりよくわかりますよね。
うちの二人に関して言えば、正面から、が圧倒的に多いです。特に、旅の途中でこうなったときには必ず正面から。悪夢にうなされたりなんだり、と一応理由があるときなので、ルークもリエナを驚かせないよう優しく抱き寄せて、拒否していないことを確認してから(実際のところは、リエナが嫌がったことは一度もないんですが)しっかりと抱きしめます。
正面からには、他にも理由があって、どうやらルークはリエナの顔を見ていたいらしいんですよ。ルークはあんまり他人の眼を気にしないので、晴れて恋人同士になれた後には、人前でもリエナを抱きしめようとします。ですが、リエナの方はひたすら恥ずかしい。あんまり恥ずかしがるので、そのうちルークも多少は遠慮するようになりますが、その前に、周りの人達(例えば、お付きの女官達とかですね)が気を利かせて、席を外してくれるんじゃないでしょうか。
10.13
『旅路の果てに 第2章 4』アップしました。
この辺り、ルークやリエナの心情が、第一稿で自分が最初に考えていたのとは若干展開が変わってきていて、その辺りを修正するのに手間取っています。それでも、あらためて加筆修正しながら、もう一度きちんと彼らの心情を追っていければ、そう考えています。
重い展開が続いているにもかかわらず、読んでくださっているみなさまに感謝を捧げます。
最近ここでの萌え語りがご無沙汰なので、また語りも書いていきたいと思っています。
9.29
『旅路の果てに 第2章 3』アップしました。
まったりペースにもかかわらず、当サイトに足を運んでくださっているお客さま、本当にありがとうございます!
最後までほぼ全部の流れができているにもかかわらず、自分でも思った以上に書き直しに手間取っていて、長編連載の難しさを痛感しています。それでも、自分の脳内妄想を文章に綴っていく作業はとても楽しいです。
このお話、まだまだ続きますので、これからも気長におつきあいくださったらうれしいです!
9.16
一日遅れてしまいましたが、復刻版DQ1・2・3発売おめでとうございますー!!!
管理人、事情でまだ手許にソフトが届いてないんですが、(注文はしました!)ムービーとか、すっごく気になります! 大好きなサイトさんで、心を揺さぶられる手直しがあったとの記事を読ませていただいて、そちらも気になる……!!!
実際にプレイできるのはまだだいぶ先ですけれど、Wiiも買ったし、クラッシックコントローラーも一緒に買ったし、ちょっとずつ小説を書きつつ、楽しみに待つことにいたします。
9.7
『旅路の果てに 第2章 2』アップしました。
約一ヶ月振りの更新となりました。以前よりも更新速度は落ちると思いますし、縮小運営のままですが、今の連載は続けていきますから、これからもよろしくお願いいたします!
9.1
またもやご無沙汰してしまいました。
オフの事情で、8月中は2週間以上もネット落ちしてしまいましたが、ようやく落ち着いてきたところです。すこしずつですが、次回更新分の加筆修正も始めました。来週中には連載の更新ができるといいなと思っています。
その間にも当サイトに足を運んでくださった方々、何も更新がなくて申し訳なかったですが、本当に感謝しています!
さて、次回更新分の手直しの合間に、昔の小ネタのファイルを見返していたら、ちょっとした文章を見つけましたので、加筆して小話にしてみました。小説おしながきにアップするほどのものではありませんので、こちらで公開しますね。
旅の途中のワンシーンで、単にルークがリエナに見惚れているだけのものですけれど、よろしければどうぞ!
***
ある日の昼下がり、ルークとリエナは二人並んで街を歩いていた。アーサーは例によって、情報収集に行っている。ルークは買い込んだ食料品の大きな袋を抱え、リエナも薬草の小袋を大切そうに両手で持っている。
しばらく歩き続けた二人は、街の中心にある広場に出た。ここは街の人々の憩いの場となっているらしく、中央に噴水が設えられ、周囲には、綺麗に手入れされた花壇と、休憩用の木製の長椅子が置かれている。あちらこちらでこども達の楽しそうな笑い声が響き、長椅子には老夫婦が並んで腰かけ、その光景を微笑ましそうに眺めていた。
「ちょっと、休憩していくか?」
ルークがリエナに声をかけた。
「そうね」
ルークがリエナを木陰の長椅子に誘い、リエナは端の方に腰掛け、ルークも、リエナの隣――とは言ってもたっぷり一人分の間を開けて座る。
「いいお天気ね。――こんなに綺麗な青空を見たのは久し振りの気がするわ」
眩しそうに眼を細めるリエナの姿に、ルークは思わず眼が釘付けになっていた。
木漏れ日に、リエナのプラチナブロンドの髪が煌めいている。しばらくの間、リエナは空を見つめ、ルークはその彼女の姿を見つめていた。
しばらくして、リエナがゆっくりとルークに視線を向けた。長い睫毛に縁取られた菫色の瞳がルークを捉えた。思いがけず視線を合わせる格好になってしまい、ルークの心臓が跳ね上がる。
「そろそろ、行くか」
ルークは唐突に立ち上がると、先に立って歩き出した。
********
「ねえ、ルーク?」
リエナは隣を歩いているルークを見上げてきた。
「……ああ、何だ?」
「あなた、さっきからずっとうわの空で歩いているわ。どうかしたの?」
ルークは返答に詰まった。まさか、さっきのリエナの姿が脳裏に焼き付いて離れないからだとは、言えないからだ。
「なあ」
「なあに?」
「お前の、その菫色の瞳って、珍しいよな?」
リエナには、突然ルークがこんなことを言い出した理由がわからなかった。
「突然、どうしたの?」
「いや、ちょっと気になっただけだ。変なこと聞いて、悪かったな」
「あ、ごめんなさい。そういう意味じゃないのよ。……そうね、確かに珍しいとはよく言われたわ。あなたのお知り合いには、どなたかいるのかしら?」
「一人もいないぜ。だから……」
またもやルークは続きの言葉を言い淀んだ。初対面の時に、あまりの美しさに思わず見とれたんだなどとは、とても気恥ずかしくて言えるわけがない。リエナの方は、ルークがまた黙り込んでしまったのを見て、わずかに微笑んで言った。
「もしかしたらね、わたくしの亡くなったお母様から受け継いだものかもしれないわ」
「ってことは、同じ色の瞳だったのか?」
このルークの問いに、リエナはかぶりを振って立ち止まると、おもむろに話しだした。
「いいえ、瞳の色自体は違うの。お母様は青い瞳だったから――あなたよりはずっと淡い色だけれど。――似ていたのは、魂の色。お母様の魂の色が、薄い紫色だったのよ」
「魂の色、か」
「そう。あなたも以前に、魂の色と瞳の色は関連してるんじゃないか、って言ってなかった?」
言われてみれば、以前ルークは三人でそんな会話を交わした記憶がある。
「そうか、自分の魂の色だけじゃなくて、親のも関連していることもあるってことか」
実際のところ、人それぞれが持つ魂の色がどう決まるのか、はっきりとはわかっているわけではない。何故なら、その人物の魂の色が何かは、魔力を持っていない限りわからないからであり、また魔力を持つのは、ごく限られた人物だけだからである。
それでも、何となく納得できた気がして、二人はどちらからともなく、微笑みを交わし、再び並んで宿への道を歩き出した。
(終)
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