昔のひとりごと
2016年7月-2020年7月
2020.7.1
昨日アップした分の、ねたばれありの語りです。
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急に時間が飛びました。2年ちょっと後の出来事です。
第一稿でも空白期間については書いてなくて、せっかくなのでもっとエピソードをとも思ったんですが、結局はアレンの産養のお話だけに終わりました。
それでも、幸せな家族の姿を書くのは楽しいですし、赤ちゃんやちっちゃい子を描写するのも、難しくはあってもやっぱり楽しいです。
2人目ともあって、もうルークもリエナも慣れてますよね。もっとも、ルークは相変わらずうろうろしていましたが笑。
次回のお話は、赤ちゃんの名付けのエピソードの予定です。
***
当サイトは、昨日で10周年を迎えました。
ペースは遅いものの、これまで書き続けてこれたのは、当サイトに足を運んでくださるみなさまのおかげです。感謝しております。
10年、あっという間というか、なんというか。
思い起こせば、10年前って、個人サイトが新しく開設される最後の時期だったように思います。
それまで自分がサイト持ちになるなどゆめにも思わず(そもそも小説書くなんて思いもよらず)知識ゼロからのスタートで、あちこち調べまくってなんとか形にすることができました。
世の中は、個人サイトは本当に減ってしまい、ほとんどがSNSになりました。それでも、自ジャンルはまだ、個人サイトががんばってるんですよね。ですから、リンクページもしっかりありますし。
管理人は個人的にサイトという形式が好きなんです。
自分のお城、だと思っています。サイトデザインもコンテンツの配置も自由自在。
世間では古いコンテンツと言われる、100質も好きなのでずっとこのまま残しておくつもりです。
連載もまだ続きますし、サイトもできるうちはずっと続けます。
これからもまったりとお付き合いいただけましたら幸いです。
6.30
『旅路の果てに 第15章 1』アップしました。
ご無沙汰しております。語りと挨拶はあらためて、明日書きに来ますね。
2019.11.6
『旅路の果てに 第14章 3』アップしました。
今回も目標としていた日までにできあがりました。ごく普通のおだやかな日常のひとこまです。新米のパパママががんばってます。
幸せなシーンを書くのは楽しいですね。
10.23
『旅路の果てに 第14章 2』アップしました。
なんとか自分の目標にしていた日にちまでにアップできました。当初とは考えていたシーンとはまったく違っていて、すべて追加した文章です。
以下、ねたばれありの語りです。
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前回、14章−1をアップした後、次回更新用に第一稿を読み返していて、章立てを間違えたかも……って感じたんですよ。なんかこのままいくと14章がすごく短くなりそうで。ただ、赤ちゃんのエピソードを追加すれば、そこそこ文章量も増えそうだったので、ちょっと妄想してみたら、今回書いたシーンがあっさり出てきました。自分でもちょっとびっくりです。
今回のエピソードは、いわゆる『産養』(うぶやしない)のつもりで書いています。生後7日目に行うこと、銀のスプーン、などなど、自分が知っている各国の赤ちゃんが無事に育つよう祈る行事を好きに組み合わせたいいとこどりですね。
裏山の収穫物を蟠桃(ばんとう)にしたのも、この季節だった以外に、縁起がよさそうって思ったからです。もちろん普通の桃でもいいんですが、なんとなく特別感がでるかな、と。
管理人は数年前に一度だけ蟠桃を買ったことがあります。記憶では、ちいさくて、そのわりに高価、味は特に印象に残らず、でした。けれど、なかなかお目にかかれない果物なので、特別感があったことだけはよく覚えています。
これで物語の一つの山を超えられそうです。もうちょっと進んだら、大きく動きます。またぼちぼちがんばりますね。
10.16
各種設定に『ハーゴン教と大神官ハーゴン』をアップしました。
何年も前からやりたいと思っていたのが、やっとできました。そんなに長くはないんですが、自分用ファイルにはもっとたくさんの設定と、ある程度の下書き文章をまとめてあります。
まずは連載を優先しないとどうにもならないんですけど、管理人はこのハーゴン様のこじらせまくったキャラ設定を気に入っているので、早くお話に書きたいです。
連載の次回更新の方も、できれば今週末から来週早々くらいにあげたいな、と考えています。実際にはまだ手付かずではあるものの、第一稿はありますし、書くのに苦労するシーンでもなさそうなのでがんばりますね。個人的事情で前回更新と同じく、願掛けも兼ねてます。
また気が向いたころにでも足を運んでいただければ幸いです。
9.19
『旅路の果てに 第13章 5』『第14章 1』アップしました。
すっかりご無沙汰してしまいました。前回更新から8ヶ月、連載に至っては、1年3ヶ月振りの更新となりました。
相変わらず深刻なスランプではあるのですが、まるっきり別の趣味関連ですこし願掛けっぽいこととからめて、なんとか今日中に更新したくてがんばりました。
以下、ねたばれありの語りになります。
***
13章−5はとても短いんですけれど、書きあげるのに1年半くらいかかっています。今回ここまで更新が遅れた理由がこれなんですよ。
何故ここまで時間がかかったのかというと、作中でアーサーが予想しているムーンブルクからの申し出をうまくまとめられなかったからです。数えきれないくらい書き直してもどうしてもできなくて焦りました。
結局この部分は明瞭に描写せず、伏線っぽいほのめかしになりました。とりあえずストーリーの核心に関わるエピソードではないこと、作中のこの段階では、ムーンブルクは未だこの提案は影も形も無い――結局、アーサーの先読みの能力がすごすぎるからであることから、こういう形に落ち着きました。申し出の内容とその背景ををまるごとカットしたので、出来上がりはとても短いです。
でも、ルークとリエナの二人のストーリーが大きく進む直前の今の段階で、どうしても語っておきたいシーンでしたので、形になってくれてよかったです。
14章−1はやっとここまで辿り着けました。十月十日どころか、ずいぶん長いことかかりましたけれど、きちんと書きたかった大切なお話ですので、できあがってよかったです。ここはリエナほどではありませんが、わりと安産だった気がします。
ファイルを作ったとき、第一稿から文章をコピペしたら、ごく初期のもの(おそらく9年程度前)でした。当時と文体も、ルークの口調も違う部分も多くて、こんなのだったんだと、自分の文章ながらいろいろ思い出して、すこし面白かったです。
更新作業を始める直前に、ひとつシーンを追加しました。ルークが家の外で満月を見るところです。ずーっとうろうろしていたはずルークが、ふと屋外に行くところが見えたんですよね。遅ればせながら、出産は満月に決まってるはずというのに気がついたので、慌てて加筆しています。
新米のおとうさん、おかあさんになった二人をこれからも見守っていただけましたら幸いです。
2.6
ハッピー・ロレムンデー!
Twitterで素敵なロレムンイラストを拝見できてうれしくてたまりません。作品は書けませんが、文章書きのリハビリも兼ねて、代わりにすこ設定語りをしたいと思います。
テーマは女性の髪型です。ロレムンとは直接関係ないのですが、一度自分用も兼ねてまとめてみますね。
今までお話にもいくつか出てきていますが、当サイトでは女性は未婚か既婚かで髪型が変わります。ざっくりいうと、未婚はダウンヘア、既婚でアップになります。
一般庶民の場合、未婚の娘さんであれば、つやつやストレートや綺麗な巻き毛が自慢ならそのまま下ろしたり、一つ結びやツインテールで綺麗なリボンや髪飾りをつけたりが多いですね。家事などの時には三つ編みにしたりと、みんな思い思いの髪型を楽しんでいます。
結婚するとアップスタイル。家事に忙しいことと育児もありますから、普段は動きやすさ重視です。シンプルなアップにすることが多く、未婚の時ほどにはバリエーションはありませんが、たまのお出かけの時などは髪飾りでおしゃれすることも。未婚の時の髪飾りそのままでは派手なので、母親や親戚の女性のものを譲ってもらったりしています。
庶民にとって、髪飾りは高価な贅沢品です。そうしょっちゅう新調できるものでもありませんし、現代日本と違って流行を追う(まったくないわけではありませんが、気にする必要もありません)ことはしませんので、自分も娘に未婚の頃のものを譲ったりと、代々受け継がれていきます。
貴族階級の女性はもうすこし複雑です。
基本的に未婚が下ろして既婚がアップ、は変わりません。ただ庶民と決定的に違うのは、未婚でも成人の儀を迎えるとアップになるところです。
ただし、同じアップスタイルでも、既婚と未婚の若い成人女性とでは髪型がかなり違います。普段の髪型では既婚であればゆるめでやや下でのシニヨンに纏めるのに対し、未婚はもうすこし高い位置になります。
髪飾りも年齢と地位に合わせて、若々しく華やかなもの、落ち着いた雰囲気で気品高いものなどを使い分けます。
もっとも正装の場合は、どちらも高い位置でのシニヨンです。違いはやはり髪飾り。ドレスなどもすこしですがデザインが変わりますね。
ですので、普段着、正装ともに、成人している未婚と既婚者が見分けられないということはありません。
なぜこういうふうになるのかというと、貴族階級の場合、成人の儀=結婚可能とみなされるからです。簡単に言うと、未婚女性はまだ結婚する準備が整っていない、成人で未婚の女性の姿であれば、現在花婿募集中、と一目でわかるようにするためです。
こうして、夜会などは華やかに着飾り、より良いご縁を求めるというところはいつの時代も変わらないのだと思います。
***
こうしてすこしずつですが、文章を書いていけたらいいと思います。まったりとおつきあいいただければ幸いです。
1.20
『すれ違う』(掌編)アップしました。
実に、7ヶ月ぶりの更新となりました。
連載ではなく、旅のエピソードです。
このお話、約2年前のロレムンオフ会の時に、スケブ用に書いたものをリライトしました。当初は、スケブ1ページにおさまるよう、ルークとリエナそれぞれの視点に分けた、さらに短いお話でした。
サイトアップ用に書き直しを始めた時には2編のつもりでしたが、纏めた方がよさそうでしたので、ほぼ全面的に手を入れています。
以下、ねたばれ有りの語りです。
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テーマはタイトル通りのすれ違い。
ほんの短いお話ではあるものの、自分の書くロレムンでの重要な要素の一つのエピソードです。お互い、心から愛しあっていながらまだ告白には至っていません。
理由は『まだその時ではない』から。この掛け違いは、旅の目的を果たし、ようやく二人の想いが通じるまでずっと続きます。
リエナがつらい思いをしていたことは、他のお話で何度も書いていますが、ダイレクトにすれ違いをテーマにしたのは初めてかもしれません。
このお話、正直、自分でも短過ぎて物足りなくはあるのですが、初めて参加したオフ会が夢のように楽しかった記念と、やはりこのお話もサイトにアップしたかったので、文章を書くリハビリも兼ねてリライトしてみました。
すこしでも楽しんでいただければ、幸いです。
2018.10.25
ご無沙汰しております。
気がつけば、前回更新から4ヶ月も開いてしまいました。管理人はぼちぼち元気にしています。連載の続きはすこしずつ進めてはいるものの、またやっかいなスランプ状態ですので、もうしばらくかかりそうです。
昨夜は満月でした。
正確には本日の午前1時45分だそうですね。
Twitterで素晴らしく美しい満月のツイートを幾つか拝見したのをきっかけに軽く語りましたので、ここでもうすこし詳しく語り直してみたいと思います。
リエナと、ムーンブルクの慣習についてです。
***
リエナは満月を象徴する姫君です。
ムーンブルクは月から遣わされた『月の子』が創った国。そして、王家の人々は月の神々の末裔であり、民はみな月のこどもたち。
古からの月の教えは、ルビス教とともに共存しており、今も深く信仰されています。
そんなムーンブルクで、リエナが何故『満月を象徴する姫君』と称えられるのか、ただ単に美しいというだけじゃありません。明確な理由があるんですよ。
ムーンブルク王家では、こどもが産まれるとすぐに魔力の測定が行われます。産湯を使い終わるとすぐに、産婆があらかじめ用意された別室に連れていきます。そこで待機していた古老の魔法使い数人――彼らは特に魔力を感知する能力に長けた魔法使いで、王家以外にも魔法使いとしての修業を始めようとするこども達の測定も行います。
ここで測定を受け、王家の基準に達することができて初めて、王子王女として認められます。そして、ようやく母親の腕に抱かれ、父親に対面することを許されるんです。
詳しくは以前のここでの語りや、世界観設定のムーンブルクの項目に書きました。
さて、この測定の結果の表し方が独特です。月の月齢――三日月、立待月(たちまちづき)などを使うんですよ。これでおわかりかと思いますが、リエナは『満月』でした。
要するに、これ以上はないほどに強大である、ということ。もう一つ、その強大な魔力を余さず使いこなせるだけの精神力の持ち主である意味も含みます。
ちなみにリエナ誕生までに王家歴代の魔法使いで最強と謳われたのが、リエナの兄で第一王子のユリウスでした。彼は十六夜(いざよい)です。満月に近いほどの強大な魔力を持ちながら、ほんの一部がコントロールしきれないであろう(それ故に、十六日目、です)と判断されたようですね。
実際には厳しい修行の末、完璧ではないものの、ほぼ自分のものにしました。ハーゴン襲撃の際には自らの役割を自覚し、壮絶な最期を遂げています。
リエナが満月であると判明して、ムーンブルク王家とごく一部の側近――満月の真の意味を知る人々は驚愕しました。
そして、それはそれは大切に育てられました。同時にごく幼いころから修業を始めています。リエナは生来真面目なこともあり、辛い訓練にもよく耐えていて、周囲の期待通りの魔法使いに成長していきます。
同時に、月の女神の再来と称えられるほどの美貌を兼ね備えました。リエナの美しさがもっとも発揮されるのは、満月の月光の下です。これは彼女の出生を考えれば当たり前のこと。このエピソードは短編『月のしずく』で書きましたので、よろしければ読んでみてくださいね。
満月の真の意味については、いつの日か原作沿い長編のエピソードで書きたいと思っています。
せっかくなので、昔に書いた文章を軽く修正して出しますね。これをベースに、いつかきちんと作品に仕上げたいです。まずその前に、連載の続き、がんばります!
***
その時、産声があがった。
出産を終えた母は遠くでそれを聞いた。
丸三日間に亘る難産だった。幾度ももう己の生命は無いと思った。たとえ己の生命を差し出したとしても、この子だけは無事であるようにとひたすらに月の加護を祈り、限界まで苦痛に耐えながら、ようやく大役を果たすことができた。
心からの安堵に、産みの苦しみのさなかに覚えた、たとえようもない違和感は彼方に霞んでゆく。
生まれた我が子の姿を見、自らの腕にいだくことができるのは、まだ数日先となる。
これから、嬰児は生まれて最初の試練を受けなければならないのだから。
無事に乗り越えてほしいと願いつつ、母は瞳を閉じ、眠りに落ちた。
***
「お生まれになられました! 姫君にございます」
「……はどうなのだ」
嬰児の父が、妻の様子を問うた。
「大層お疲れのご様子ではございますが、ゆっくりとご養生遊ばされれば、間もなく回復致しましょう」
「わかった。大儀であったな」
満足げに頷くと、部屋を後にした。側近らがそれに続く。
嬰児はまだ父との対面を許されない。母の腕に抱かれるのと同様、すべては最初の試練を乗り越えてからとなる。
7.24
管理人よりお知らせです。
『旅路の果てに』第13章−1の一部を修正しました。一番最後の部分です。前回更新分との矛盾を発見したためですが、ストーリーに直接絡むことはありません。同じく、13−4も文章が繰り返しになっている部分があったので削っています。よろしくお願いいたします。
********
管理人のPCにインストールされているオフィスは無事に治りました。ですので、またぼちぼち続きも再開できればと思っています。
6.30
管理人よりご挨拶とお礼など。
当サイトは経で8周年を迎えました。
時折休止を挟みつつもここまでやってこれたのは、お話を読んでくださるみなさまのおかげです。
これからもぼちぼちまったりと続けていきますので、今後ともお付き合いいただけましたら幸いです。
さてお知らせです。
実は管理人のパソコンのOfficeが急に調子が悪くなってしまいました。
普段お話はすべてWordで書いて管理しています。幸いファイル自体は無事なのでサイト運営そのものには支障はないのですが、Wordが復旧するか、代わりの方法をみつけるまでしばらく更新が遅れます。
予定では8周年記念に合わせて連載の更新もする予定でした。こちらは遅れてもアップします。
よろしくお願い申し上げます。
6.24
『旅路の果てに 第13章 3』『第13章 4』アップしました。
近いうちに、語りを書きに来ます。
6.6
ハッピー・ロレムンデー!
『木漏れ日』アップしました。今年のロレムンデー作品です。
本編エンディング後の婚約者設定でのちいさなお話です。昨年はスランプ中で何もできなかったのが心残りでしたが、今年はなんとか書けました。
以下、ねたばれを含めて語りますね。
このお話を思いついたきっかけは、吉祥あがたさまの素敵なツイートでした。内容は、キスの日に、サマルくんがロレムンのふたりにキース!って囃し立てようっていうもの。これを読んだ瞬間、書きたい!ってテンション上がりました。
シチュを色々と考えていて、旅の途中の恋人設定(別軸)にしようか、エンディング後の婚約者(本編)もいいなあって、しばらく悩んでました。
とりあえず両方書き始めて勝手に進んでいく方を……とか考えていましたら、ある時いきなり脳内でアーサーがしゃべり始めました。その後は珍しくするすると書けたんです。文章が降りてくるっていう感覚ですね。これ、すごく久しぶりでした。うれしかったです。
裏話的な設定を一つ。アーサーが中庭に来た理由、ルークは何しに来たんだって言ってましたが、これ帰国の挨拶なんです。アーサーは当初の予定ではもう2−3日滞在するつもりでしたが、急遽帰国になりました。だから侍従長も案内してくれたというわけです。
ちなみに侍従長さん、ルークからはお叱りを受けずに済んでいます。ルークも問いただす気はなかったんですが、中庭から戻ったところで、侍従長さんからサマルトリアの殿下とはお話できましたか、何分にも急なご帰国で残念でございますね、みたいなことを言われています。
アーサーもルークとリエナにそれを言えばいいんですけどね。何しろ、さあキスするぞ!なところに遭遇してしまったものですから、からかってみたくなったらしいです。
そんなこんなで、いちゃいちゃしているロレムンのはずなのに台詞がいちばん多いのがアーサーになってしまいました。
もう一つ。この作品が書きあがってから、前回更新のイラストに添えた作品『このぬくもりを』読み返したんです。そして気づいたこと。ルークとリエナのしていることがまったく同じなのに、リエナの心情が真逆でした。なんだか面白いなあ、作品同士が呼応したのかも……なんて考えていました。
幸せな二人を書くのはとても楽しかったです。すこしでも楽しんでいただけましたら、とてもうれしいです。
5.21
『いただきもの』に一作品追加しました。
desafinadoの蛍さまからそれはそれは素晴らしいイラストを頂戴しました。
とにかくご覧ください! 溜め息しかないほど素敵です……!
今回も管理人がちいさなお話を書かせていただきました。実はこのイラストが送られてきてからずいぶん時間が経ってしまっています。長い間のスランプで、書きたいのに書けないもどかしさでずっと悶々としていましたが、ようやく形にできました。
蛍さま、あらためて素晴らしい作品をありがとうございました!
5.15
遅くなりましたが、先週更新した『旅路の果てに 第13章 2』について語りますね。
やーーーっとルクリエの二人を書くことができました。書けない時期が長くてつらい時期もありましたが、ちょっとほっとしています。
前半のシーンは、第一稿にもあってそれを加筆修正したもの。ルークとラビおばあちゃんの相変わらずの会話です。何故かこの組み合わせだといつもこういう会話になるのが不思議。そしてルークは相変わらずの心配性が暴走気味です。
ただ、ルークが心配するのもわからないでもないです。リエナの体調、ほぼ良くなってはいますけれど、つい先日までは見た目はかなりひどい状態でした。悪阻の苦しさは男には理解できないだけに、ルークもどうしていいかわからないのは仕方ないですしね。
それともう一つ、ルークは実のお母さんを自分の出産の時に亡くしています。自分のDQ2世界では出産で生命を落とす母親は珍しくありませんでした。だからどうしても、もしリエナに万が一のことがあったらと危惧してしまうのです。
もっともリエナの方は見た目程つらくなかったようです。肉体的な不調はあっても精神的にはとても落ち着いていますし、何より心の底から待ち望んだ我が子のためですから。
その前に更新した『ラリホー!ラリホー!』についてもすこし追加で語ります。
ストーリー同じって書きましたが、正確には一か所変更、一か所追加しています。
変更部分はリエナの魔法。元の作品ではリエナのラリホーが発動する前に、グレムリンに眠らされています。書き直しているうちに、当時のリエナなら間違いなく発動まで持っていけるだけの魔力があったはずと思って、変更しました。
追加部分は、らっきーすけべのシーンです。元はルークはだっこしていたリエナを下ろす時、きちんと地面に座らせてあげています。ここの部分は、リライトする時に書き直すつもりでした。ただし、落っことしそうになって慌てて抱きしめる → 二人ともどきどき……の展開で終了するつもりだったんですよ。
そのはずだったのに、何故かできあがりはああいうことに。自分でも書いていてにやけがとまりませんでした(気持ち悪くてすみません)。ついうっかり、手が滑ったようですね(笑)。でもこういうことができるようになっただけ、書くためのHPとMPが戻ってきたと考えることに致します。
連載、次まではまたすこし時間がかかると思います。ストーリーは決まっていても、どういう順番でシーンを並べるか、また構成をたてなおしますので。あ、今年はロレムンデー更新する予定でいます。
まったりとおつきあいいただけたら幸いです。
5.11
『旅路の果てに 第13章 2』アップしました。
近いうちに、語りを書きに来ます。
4.23
『ラリホー!ラリホー!』(短編)アップしました。
旅のエピソードの一つです。
このお話、6年半程前にある方からアイディアをいただいて小話にしたもののリライトです。
小話はその方に個人的に差し上げて掲載許可をいただいていましたが、ずっとアップせずにいました。残念ながらもうその方とは連絡が取れないのですけれど、せっかくの素敵なアイディアを公開しないのも寂しいので、自分の文章書きのリハビリも兼ねて全面的に加筆修正してみました。
ストーリー自体はほぼ同じですが、元作品の約3倍の文章量になっています。
まだ初々しさの残るロレムン、久しぶりにアーサーも登場しています。すこしでもお楽しみいただけたらうれしいです。
3.21
『旅路の果てに 第13章 1』アップしました。
ようやく書けました。連載前回更新より、ほとんど1年経ってしまいましたが、ちょっとほっとしています。更新がない間も足を運んでくださった方、感謝しています。
書く方、まだ本調子とは言い難いのですけれど、とりあえず書けたので今回はあまり推敲もせず勢いであげてしまいました。第一稿がわりと詳細にあったエピソードなのが助かりました。これがきっかけで調子を取り戻せたらなあとは思っています。
以下、軽くねたばれ入ります。
***
久々なのに、ルークとリエナの二人は出てきません。ムーンブルクでのお話、しかも少々えげつない内容で申し訳ないです。
次回からはルクリエのターンになる予定ですが、これではあんまりなので、手持ちでサイトにあげていない古いお話(旅のエピソード)を書き直してアップする予定にしています。
2.27
ご無沙汰しております。少々近況報告など。
そこそこ元気にしています。チャットなどでお話させていただいたり、先日まではテレビでオリンピックのフィギュアスケートを観戦したりしていました。
相変わらず小説を書けない状態は続いています。つい最近まで文章そのものを書くことが難しく、小説どころか他の方の作品の感想や長めのメールすら無理な感じでした。
ですが、個人的にちょっともやもやしたことがあり、自分の吐き出し用にまるっきり別ジャンルの文章を書き始めました。そこで気づいたのですが、管理人の場合、もやもやの解消方法はひたすら頭の中で考え、それを文章の形にアウトプット、それを更に推敲して書きあげて何度も読み返すのが一番のようなんです。今まで小説以外で文章を書いた経験がなかったので、ちょっと驚きました。他にもこのジャンルで自分で感じたことなどをまとめたりしています。小説再開のリハビリにもなって一石二鳥ですね。
ただこれ、あくまで自分のための文章です。まだ他人様に読んでいただけるものを書けるようになるにはしばらくかかりそうです。直接小説を書くことからは離れていますが、今はインプットの時期だと割り切り、自分用とはいえ文章を書けるようになったことで、一歩進んだかなとも楽観的に考えることにしました。
更新停滞中にもかかわらず足を運んでくださった方、ありがとうございました。
1.1
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申しあげます。
最近、DQ2が熱い!ですよね!!!
冬コミでも素敵な御本がたくさんでしたので、通販させていただく予定にしています。ロレムンカレンダーもばっちり買いました! もう溜め息がでるほど素敵ですよ! それはそれは美しいイラストばかりで見ているだけで幸せです。一年終わった後でも画集としてずっと楽しめる本当に素晴らしいクオリティですので、みなさまもぜひー!
***
さて、昨年は後半になって更新が止まってしまいましたが、管理人自身は元気にしております。
更新が止まってしまっている期間も足を運んでくださったみなさま、申し訳なかったです。相変わらずのスランプではあるのですけれど、できるだけ早く戻ってこれればと思っています。脳内ではいつもルークとリエナが幸せそうにいちゃいちゃしてますし、早く二人のあかちゃんのことも書けたらいいなあ。
2017.10.17
ご無沙汰しております。生存報告だけ書きに来ました。
以下、ちょっと愚痴っぽくもありますのでご容赦くださいませ。
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前回更新後、かなーり深刻なスランプ状態で、まったくと言っていいほど書けない状態が続いています。たまにファイルを開いてはみるものの一向に進まず、正直、なぜここまで書けなくなったのか自分でもよくわからない状態です。
以前もスランプの時、サイトを無期限更新停止にしてみたらその後まもなくかけるようになったのでしばらく様子見ていたのですが、気がついたらここまで長期間サイトを放置になってしまいました。
ただこんな状態でも連載をほっぽりだすつもりはありませんし、サイトを閉鎖したいとも思わないんですよ。ですので、書けるようになるまでサイトはこのままの状態にしておきます。
連載は、第一稿があるのでラストまですべての流れは決まっています。もちろん細かい変更箇所や膨大な加筆修正はあるにしろ、先が見えなくて止まってしまったわけではないことだけ書いておきますね。
更新停止中にも足を運んでくださったみなさま、申し訳ありませんでした。
***
9月28日と10月2日にメールをくださった方、ありがとうございました! あたたかいお言葉の数々、うれしかったです。
5.3
『Spring has come』アップしました。
前回更新に引き続き、吉祥あがたさま主催のTwitter企画 #ロレムン春まつり、#ロレムン春のちゅーまつり参加作品です。
企画は4月30日で終了しておりますが、サイトへのアップが3日遅れてしまいました。理由はぎりぎりで書きあげたはいいもののタイトルが決まらなかったからです。なので、無題のまま一旦ぷらいべったー(全体公開)で上げさせていただきました。昨夜ようやくタイトルが決まりましたので、サイトアップです。ぷらいべったーの方も訂正しておきました。
本当に素敵な企画で、毎日TwitterのTLに素晴らしいロレムンが溢れていてわたしまで幸せでした。わずかながら参加できてとても楽しかったです。主催の吉祥あがたさま、お疲れ様でした。そして心からの感謝を!
以下、ねたばれ含む語りです。
こちらも別軸恋人設定です。前回と同じ時間軸で少し前になりそうです。まだルークも告白したばかり。とにかくリエナにくっついていたくて仕方がなく、リエナもうれしいより先に恥ずかしいのが先に来るという初々しい時期ですね。
タイトルはものすごーく悩みました。前作が春真っ盛りで、この作品は多分季節的にはまだ春ではないんですよ。でも晴れて恋人同士になれて二人には一足先に春が来た! いつも以上に拙い出来ではあるんですが、そんな感じで読んでくださったらうれしいです。
いちゃいちゃ書けて楽しかったんですけど、何故か後半のアーサーが出張ってる方が長いですね。でも、久しぶりにアーサーのツッコミが書けたのもよかったかも。
次回から連載の続きに戻ります。またがんばりますので、お時間のある時に足を運んでくださったらうれしいです!
4.14
『Violet kisses』アップしました。
吉祥あがたさま主催のTwitter企画 #ロレムン春まつり、#ロレムン春のちゅーまつり参加作品です。
この企画、もうそれはそれは可愛くて素敵なロレムンで溢れております。まとめでモーメントも作成されていますので、ぜひぜひご覧くださいね!
別軸、恋人設定です。とにかく甘くて可愛くてらぶらぶなのが書きたかったんですよ。当初の意図とは若干ずれた気もしなくはないんですが(ルークのせいです!)参加できてよかったですー。もう一作、間に合えば同じ企画でアップできたらいいな、と考えてます。
4.4
『マリア王女合流』アップしました。
desafinado 蛍さまの小説作品をリメイクさせていただきました。当サイトで初めて、ルーク・アーサー・リエナ以外の作品です。
きっかけは、Twitterにて蛍さまがご自分の作品のリメイクを募集なさっていたこと。思い切って手をあげて、書かせていただきました。
蛍さまはたくさんのロトっこパーティをお持ちです。今回の作品に登場するのはSFC版のセカンドパーティ、アレウス王子・ヨハン王子・マリア王女です。
蛍さまのキャラはどのパーティも本当に素敵です…!キャラ解釈も設定も、そして世界観も緻密に創られていてすべて素晴らしいとしか言いようがありません! 管理人は特にこの三人が好きなんですよ。なので、リメイクも絶対これ!ってすぐに決まりました。
リメイクと書きましたが、正確には三次創作です。
文章から文章へ、なので、自分の文体に移し替えるだけでは面白くありません。もし漫画からのノベライズであれば、できる限り正確に移し替えるんですけど、今回は違います。ありがたいことに、蛍さまご本人からも思いっきりやってくださいとのお言葉もいただけましたので、かなり大胆に手を入れ、元の作品ではさらっと触れられているシーンなどもかなり捏造しています。
いちばん気をつけたのが、キャラのイメージを変えないこと、でした。ただ、どうしても自キャラと違ってキャラの解釈も不充分ですし、細かい設定もわからない部分が多いですよね。自キャラなら台詞や行動で伏線張ったり裏設定におわせたり……もできるんですが、今回はその方法が使えません。
代わりにモブキャラに登場してもらって、彼らの目を通してキャラを描写しました。今回に限り、彼らの目=管理人の目でもあります。
リメイクはとても難しかったです。期間もほぼ3カ月かかりましたし。でもそれ以上に元の作品を読み込むたびに新しい発見があったり、楽しくてたまりませんでした。何よりとても勉強になりました。
拙い三次創作ではありますが、精一杯書かせていただきました。
あらためて、蛍さまに心からの感謝を捧げます。
4.3
『旅路の果てに 第12章 13』アップしました。
『第12章 12』の続きで、前回更新の番外編『雪』の一つ前のエピソードです。ロレムンデーに合わせるため、更新が前後しています。
二ヶ月近くも更新が開いてしまいましたけれど、ようやく続きを書けました。『雪』ではリエナは既に安定期に入りつつありますが、ここではまだ妊娠がわかって間もなくの頃です。リエナを気遣うあまりに心配性が加速するルークの姿を書いておきたかったのです。
3.14
過去作品の一部を改稿しました。『旅路の果てに 第6章 1』です。先日いただきものにアップした蛍さまのイラストにつけさせていただいた文章をそのまま、もとの文章に追加しました。
やっぱりこのシーンがある方がずっといいと自分でも思えます。蛍さま、あらためてありがとうございました!
***
さて、久しぶりにキャラ語りなど。今日はアーサーです。オリキャラ(リエナの亡きお兄さん)も登場しますので、こういうのが大丈夫な方よかったら読んでみてくださいね。
先日、ある方とたくさんお話する機会がありまして、アーサーの話題が出ました。で、その時にアーサーはものすごい負けず嫌い、と言われたのです。今までその辺あんまり感じてなかったんですけど、確かにそうだな、と。
そのあとつらつらと会話を思い返しているうちに、アーサーって見た目と中身にかなーりのギャップがあるのがあらためてわかりました。
うちのアーサーは一見とっても穏やかなんですよね。女顔の美形で、白馬に乗った王子様を地で行く容姿の持ち主です。剣も魔法もそこら辺の人ではかなわないほどの腕を持ってますし、学問の方もサマルトリアでいちばんの秀才という、非のうちどころのない人です。おまけに人当たりもいいし、特に女性に対しては絶対に相手に不快感を与えるような言動は取りません。必然的に、大変にもてます。
なのに、実のところはおもいっきりこじらせてる人なんです。
一見、天才肌でいろんなことをさらーっとこなすように見えてます。でも本当は大変な努力家。でも努力する姿は決して他人には見せません。
こういうところが、負けず嫌いなんだ、と再認識したわけです。プライドもすごく高いですしね。
アーサー自身は間違いなくとても優秀な人。だから、もし彼が自分の本当の感情を表に出したとしても、誰も信用しません。むしろ周囲からは「あなたさまのようなすべてにおいて恵まれた方が何故そのようなことをおっしゃるのですか?」と問い返されるに違いありません。それも、お世辞抜きでです。
では何故アーサーがここまでこじらせたのか。当時、絶対に追い抜かせないライバルがいたからです。ライバルはムーンブルクの第一王子で王太子ユリウス。リエナのお兄さんで、ムーンブルク崩壊時にわずか二十歳で壮絶な最期を遂げました。当サイトの作品では『春の夜の月』にだけ登場します。
このお兄ちゃんがまた優秀な人だったんです。銀髪にブルーグレイの瞳を持った美形。優し気なアーサーとはちょっとタイプが違って、もうすこし男っぽい雰囲気の人でした。学問優秀、杖術の達人、魔法に至っては既にお父さんのムーンブルク王を超えて歴代最強と謳われていました。要するに、彼もアーサーと同じ魔法戦士だったわけです。
ユリウスはルークとアーサーより三歳年上です。そして、アーサーがどうしてもユリウスに勝てなかった理由が、この年齢差なんですよ。十代は色々な意味で伸び盛りですよね。この時の三歳差はものすごく大きい。だから、アーサーが敵わないのは当たり前なんです。けれど、アーサーはそれが自分で許せない。賢い人なので頭ではわかっちゃいるんですけど、感情では納得できていない。
ロト三国の人達は、ルークとアーサーとユリウス、三人をセットで見てます。いずれもとても優秀な王太子、しかもそれぞれの国にふさわしい能力を持っていることからロト三国の未来は安泰だと言われていました。でもやっぱり年齢的なものもあり、ルークは魔法が使えないことから、一番評価が高いのもユリウスでした。
もっとも、アーサーは旅が終わった時には、とっくにユリウスを超えています。剣の腕も相当上がりましたし、魔法は人間の扱えないはずの禁呪(ザラキ・ザオリク・メガンテ)まで習得できたからです。
この辺を考えていたら、だんだんとアーサーが何故生命を操る呪文(ザラキ・ザオリク・メガンテ)を習得できたのが見えてきた気がしたんですよ。習得の順番は原作通り、ザラキ・ザオリク・メガンテの順番です。本来なら彼には(正確には、人間では)操れないはずなのに扱えるようになった理由もわかりました。きっかけは、ベラヌールでハーゴンに呪いを受けたことです。
そもそもハーゴンがアーサーを呪いのターゲットにした理由は、彼しか成功しないとわかっていたから。
リエナは一度犬にしています。一度目は成功しましたが、彼女ほどの魔法使いには二度めは通用しません。ルークは心身ともに強すぎて、隙がまったくない。残るはアーサーです。彼は、旅に出てからも密かなコンプレックスを抱いています。ルークの剣とリエナの魔法です。
でもアーサーは絶対にそれを表に出しません。そしてひたすら一人で黙々と修業を続けます。最大限努力して、もうそこらへんの戦士や魔法使いでは太刀打ちできないレベルになっていますが、どうしてもルークとリエナには勝てない。
そこをハーゴンに付け込まれました。うちのハーゴン(ちなみに妙齢の美女です)がまた究極までこじらせた人なんですよ。闇を体現したとしか言いようがない人でもあるので、アーサーの心の底に隠した闇をあっさり見抜き、利用したのがあの呪いなわけです。
アーサーがルークとリエナに勝てないの当たり前なんですけどね。だって、ルークとリエナは剣と魔法のスペシャリストですから。その代わりに、片方しかできません。対して、アーサーはジェネラリスト。色々なことを器用にこなす(しかもハイレベルで)のが強みです。アーサーの剣と魔法の腕前は完全に同等です。だから戦闘時は、いつでもどちらでも必要に応じて繰り出せます。
戦況を瞬時に読み取り、自分が剣と魔法、どちらが今必要かを判断して実行する。おまけに剣を振るいながら詠唱もできる。こんな離れ業ができるのは彼一人だけ。だから、三人揃うと強いんです。戦闘だけではなく、人当たりの良さと抜群の交渉能力を活かしての情報収集など、旅を続けるためには絶対に必要な人でした。ルークとリエナの関係にも深く関わりましたし。
最終的には、様々なコンプレックスその他を克服しました。その瞬間、彼もルークとリエナと同様に、人間の限界を超えたと思いました。
あ、ついこの間まで、うちの三人の中で人間の域を超えるのはリエナだけだと思っていました。でもどうやら違ったようです。最近気づいた、ルークの役割というか設定というか特質から、やつも人間を超えていた(超えてないと役割果たせないから)らしいんですよ。うちの2の旅のストーリーは三人が人間の限界を超えていく=単なる勇者の子孫から真の勇者への成長物語でもあるのかもしれませんね。
でも旅を終えた三人は、人間に戻ってるんじゃないかと思います。まあ別に姿が変わったとか見た目に変化があるわけではありませんので、外からみてるだけなら何もかわってないんですけどね。
旅を終えて、本編ではリエナはルークの手を借りて一緒にムーンブルク復興に邁進して、アーサーは王太子に戻ります。やがては父王の後を継いで、サマルトリア王になる――それぞれが人間としての自分の役割を果たしていくわけです。
ちなみに、当サイトの世界観では人間同士の戦争はありません。剣術も杖術も攻撃魔法もすべて、対魔物です。この辺、まるっきりリアリティ無いのは承知の上でこう設定しました。なんとなーくですけど、ずっと彼らの生きる世界が無事に続いてほしいなという願いを籠めたくて。
管理人はサマル君が大好きです。当サイトはロレムンオンリーサイトで、二人の話ばっかり延々と書き続けていますけれど、キャラ愛はサマル君も変わりません。三人の友情が根底にあってのロレムンが好きな関係ですから。ありがたいことにアーサーが好き、また登場して欲しいとのお声もいただきました。近々、連載でも登場してもらいたいと思っています。
長々と書きました。おつきあいくださってありがとうございます。こういうのを考えるのは本当に楽しいです。
3.8
いただきものに1作品追加させていいただきました!
蛍さまが連載中の長編『旅路の果てに 第6章 1』にそれはそれは素晴らしいイラストを描いてくださったんです! 6章−1の最初と次のシーンの間の部分になります。わたしも文章をつけさせていただきました。
掲載許可をいただけたので、どっかーんと飾らせていただきますね。
語りの方は、イラストと新たな文章と一緒にがっつりと書いてあります。よろしければ合わせてお読みくださいませ。
蛍さま、いつも本当にありがとうございます!
2.6
『旅路の果てに 第12章 番外編 雪』アップしました。
やっとここまでたどりつけました。前回のひとりごとでも書きましたように、このお話、当初の予定では、昨年6月末のサイト6周年記念のはずでした。それがどうしても間に合わず、せめてクリスマスと思っていたのにそれも伸びて頭抱えておりました。
たまたまTwitterで、今日もロレムンデー(2月6日)との呟きを拝見して、そういえばそうだった! 頑張れば今日中になんとかなるかも! とあがいてみまして、滑り込みですが無事更新できました。
以下、ねたばれ含む語りです。
***
個人的に、とても思い入れのある作品です。最初に連載の妄想が一通り流れていったとき、まさか自分がお話を書くなんて予想だにしておりませんでした。でも、このシーンが浮かんだ時、これなら短いし、もしかしたら書けるかも……と思ったんですよ。
実際に初めて書いたお話は別のもの(連載番外編でしたが、没作品となりました)だったんですけど、心情的にはこれが初めての作品です。
第一稿ではとても使えないため、ほぼ全面的に書き直しています。でも、予想よりは第一稿の面影が残っていますね。作中のリエナの心内語である
――そして迎えた二度目の冬。
今、わたくしの胎内には、新しい生命が宿っている。愛おしい、ちいさないのち。
これはほぼ元のままです。自分では珍しくリエナの心情をそのまま書きだせたなと思うので、とても気に入っている部分です。
母親となるリエナの喜びをわずかでも感じていただけたら、うれしいです。
2.4
まとめて語ります。連載の12章−10から12についてです。ねたばれ満載ですのでよろしくお願いいたしますね。
リエナがおめでたです。御祝いコメントをいただけて、とってもうれしかったです! さんざん苦労したけどようやくここまで来れたなって、管理人もほっとしました。ルークも大喜びですし、きっとこれまで以上にリエナには過保護になるんじゃないかなって思ってます。
実はですね、リエナの出産予定日、更新してからちょっと直しました。第一稿とおめでたが分かった日がずれていたのをすっかり失念しておりました。で、カレンダー見つつ計算し直して、予定日も変更しておきました。そこで気づいたのですが、完治してほとんどすぐ……でした。ルークがんばったもんねーよかったねーとまあそういうことでした。
12章−11がものすごく苦労しました。当初書く予定だったのとはまるっきり別物になっています。ムーンブルク崩壊についても、あまり凄惨な状況の描写も避けたかったこともあって、どこまで書くのかもかなり悩みました。
先に12−12が書きあがって、こっちをアップしてから11の内容に進むつもりでしたが、色々とリエナの心情を追っているうちに順番が逆なのがわかったんですよ。
リエナがあの襲撃を回想して泣き始めた映像が見えて、彼女はここできっちり決着つけておかないといけないなと。
考えようによっては、リエナはムーンブルク襲撃から時間が経って、病気も治りルークとのこどもをお腹に宿したことで、ようやくこの問題と正面から向き合えるだけの心の余裕と覚悟ができてきたのかもしれません。
ただ一つはっきりしていたのは、絶対この時にはルークがそばに居てはいけない、リエナ一人で乗り越えるべき問題だ、ということです。もちろん、ルークは一緒に受け止めてくれますし、リエナの心情はある程度理解できますしね。ただ、理解できるとは言っても、あくまである程度です。ムーンブルク崩壊ほどの凄惨さになると、実際に体験しないとわからないし、肉親を失ってるし、騎士の国の王太子として戦うことが本業の一つであるルークと深窓から出る必要がなかったリエナとはそもそも立場も違いますし。
リエナの真の意味での、ムーンブルクとの決別だと思ってます。かと言って、リエナはムーンブルクを忘れるわけじゃないんですよ。国を捨てたことも含めて、その罪や業を全部背負って、これから生きていかないといけません。でもここで吹っ切ることができたから、翌日にはいつもと同じ笑顔で、ルークと朝の挨拶を交わせました。
ある意味、この覚悟を一番理解しているのはラビおばあちゃんかもしれないな、と思いました。二人の正体に気づいていますからね。国を捨てて駆け落ちしてきた真の事情は知る由もありませんけど、それが自分本位のものとは思えない。リエナの悩みも葛藤も治療を通じて全部見てきてます。年齢も経験も重ねてきたからこそ、理解できるのでしょう。
一番の理解者がルークじゃない理由は二つあります。一つ目は、ルークは国を捨てたことに対して、とっくに自分で決着をつけているから。リエナと違い、できる限りの努力もし、行動にも移し、それでもどうにもならなかったから採った最終手段が出奔だからです。
もう一つ、やつが非常に強い、肉体面でも精神面でも半端なく強い男だからです。もともと強固な意志の持ち主で、自分なりに熟考して出した結論は余程のことがない限り揺るぎません。やつの最大の長所であると同時に、状況次第で欠点とも成り得る性格です。
何はともあれ、無事に新しい家族を迎えてよりいっそう幸せになって欲しいなと管理人も願っております。
次回、遅れまくっていた番外編の予定です。あとハーゴンについての設定がだいぶまとまってきたので、近いうちに各種設定などのコーナーでアップする予定です。
2.2
『旅路の果てに 第12章 11』『第12章 12』アップしました。
12−11に苦労しました。語りはまたあらためて書きに来ます。
1.30
突然ですが、原作沿いのエピソードの語りなど。今Twitterで、素敵なタグ#第一回ムーンブルク王女犬コンテストが開催されています。
どのわんこムーンちゃんもとても素敵ですよね〜。ふかふかもふもふの可愛い小型犬だったり、柴犬だったり、キュートな雑種だったり、中には大型犬もいて、それぞれ人間に戻った後の姿と比べるのもとても楽しいですよね。
そういえばサイトで犬時代の話は書いてないし、語ったこともなかったのに気づきましたので、うちのリエナがどうだったかを語ってみたいと思います。
リエナはマルチーズでした。もともと特に犬種は決めていなかったんですよ。ある時、チャットでお話する機会がありまして、ちっちゃくて長毛種だけど…とお話しましたところ、マルチーズ?とおっしゃっていただけまして。
管理人、犬種に疎いので、名前は知ってるけど姿がすぐに浮かびません。早速ぐぐったら、これだ!でした。可愛いですよね〜。ということで、マルチーズに即決でした。毛色は白いんですけど、光の加減でプラチナブロンドっぽく見えるのもいいかなあって考えています。
さて、うちの犬時代はちょっと変わっています。捏造多数ですのでよろしくお願いいたしますね。
リエナが犬になったのは、ハーゴンによるムーンブルク襲撃、陥落直前です。死を覚悟したムーンブルク王はリエナを逃がすために、バシルーラの呪文を詠唱し始めました。それを察したハーゴンが同時に犬になる呪い(おそらくはモシャスと考えています)をリエナに、ですね。両者の呪文の完結はほぼ同時、リエナはムーンペタに飛ばされます。
飛ばされた先は、ムーンペタの女子修道院。たまたま修道院長が外にいる時、その目の前にリエナが突然姿を現しました。で、この時まだ王女の姿だったんですよ。ふっと空中に王女が現れた瞬間、どさりと地面に落下、でも王女はいない。ぼろぼろになったドレスだけがある…一体何が起こったのかと修道院長が疑問に思ったとき、ちいさな生き物がドレスの中から這いだしてきました。マルチーズに姿を変えられたリエナです。
修道院長は貴族出身、リエナとは直接面識はないものの、姿かたちは知っていますから突然現れた貴婦人がリエナだとわかりました。また魔法の知識があり、モシャスという呪文も知っています。何か余程の事態が起きたに違いないと悟った(まだムーンペタではムーンブルク城に何が起きたのかはまったくわかっていません)修道院長は、咄嗟にリエナを保護しました。同時に、ムーンペタの領主であるルーセント公爵へ極秘の使いを送ります。
ルーセント公爵邸では、ちょうどムーンブルク城が急襲され、王と王太子(リエナの兄王子)が亡くなり、リエナが行方不明との報を受け取ったばかりの時でした。そこへリエナ保護の知らせ。事情を聞いた公爵は、ハーゴンにはリエナの行方と生存していることはまだ知られていないと判断し、即座に女子修道院からリエナを連れだし、本邸の隠し部屋に匿います。
同時に、絶対の秘密を守れるリエナの元乳母を呼び、リエナの身の回りの世話を依頼しました。いくら犬の姿でも王女であるのは変わりませんから、普通の犬を世話するのと同じにはいきません。また非常時でもあり、決して生存を悟られてはならないからでもありました。
当サイトでルークが旅立った理由は、ルーセント公爵からラーの鏡を取ってきてほしいと頼まれたからです。最初からハーゴン討伐の命をうけたわけじゃないんですよ。ラーの鏡はムーンブルク王家に古くから伝わる秘宝で、ある場所に保管されていました。ただこの場所、特殊な結界に守られています。結界内に入れるのは、ロトの血を引く王家の人々のみ。ムーンブルクはリエナしか残っていないため、ローレシアとサマルトリアそれぞれに依頼した、という経緯です。
様々な苦労の末、ルークとアーサーは無事にラーの鏡を手に入れ、リエナの呪いは解けました。
結局、リエナは犬になってから呪いが解けて人間に戻るまでずっと公爵邸で過ごしています。従って、男は誰一人、指一本彼女に触れていません。ルークも同じでした。姿は犬でも王女だとわかっているんですから、むやみに触れていい存在ではないんですよね。
これ、管理人の強いこだわりの部分です。リエナに関しては、触れていい男は親族をのぞけばルークだけです。どうしてもこれは譲れなかったので、自然にこういう展開になりました。
さて、リエナは犬時代の記憶をほとんど持ちません。同時に、犬であった間も人間だった時の記憶がありません。犬だった頃は最低限の食事を取ったり元乳母の手でお風呂に入れてもらったりした以外は、ほとんど眠ってすごしました。
これは、ハーゴンが犬になる呪いをかけた際、リエナの魔力を恐れ、彼女の魔法に関する知識ともに記憶も封じたからだと考えています。
三人での旅立ちは、当サイトの作品では『自覚』『ローレシアへ』と『戒め』で書いています。いずれ今の連載と更にムーンブルク崩壊のお話が終わったら(いつのことやらですが……)この辺のエピソードもあらためて原作沿い長編で書きたいと思っています。
1.26
DQ2 30周年おめでとうございます!
記念作品『風に乗る』アップしました。
久しぶりに、原作沿いのお話です。ずーっとエンディング後ばかり書いていたので、正直勘を取り戻せるか心配でしたが、なんとか形になってくれました。
本当は記念作品を書くつもりはありませんでした。でも、TwitterのTLでそれはそれは素敵な記念イラストを拝見して、どうしても何か書きたくなったんです。
なので、本当に突発ですが、御祝いできてうれしいです。推敲も書き込みも不充分で色々と荒い部分も多いですが、少しでも楽しんでいただけたらうれしいです。
以下、ねたばれ有りです。
***
記念日なので、原作沿いがいいなーと思ってこの風のマントのシーンを選びました。ほんのわずかですが、トリオの会話も書いてあったので、それをもとに作品化しています。
本当はロレムン色もうすーくうすーくするつもりだったんですよ。やっぱり記念日なので、できる限り原作に忠実にしたい、と思いまして。ですが、結果はあの通りです。やっぱりロレムンになってしまっています。
珍しく、リエナから矢印がたくさん出ている気がします。ローレに風のマントは本当に似合うと思うので、ルークも似合うんじゃないかなーと。密かに愛する人の普段とは違う格好にちょっとどきどきしてるのって、かわいいと思います。
個人的に、念願のゴーグルを下ろすシーンを書けたのもうれしかったです。
このお話、原作エピソードそのままなので、いずれ書く原作沿い長編に組み込みます。その時にはまた細々書き直すと思いますけど、これはこれで自分では気に入ったのでよかったかな。
これからもDQ2を愛でていきたいと思いますので、おつきあいいただけたらうれしいです。
1.13
いただきものに三作品追加しました。
desafinadoの蛍さまより、素晴らしいイラストを頂戴しました!
ルークが1点、リエナが2点です。まずはイラストをご覧くださいませ〜。旅の途中の初々しい雰囲気の二人です。Twitterでアップされていて、TLに上がってきた時にはうれしくて息が止まるかと思いました。
掲載許可をいただけたので、飾らせていただきました。宝箱のコーナーがますます華やかになってうれしい限りです。
イラストはどれも、言葉にできないほど素晴らしいです…!
ルークをとても男前に描いていただけました。目の光の強さがとても印象的です! リエナはもうとにかく可愛くて美人で可憐で…! 月の女神の再来と称えられる絶世の美女という盛りに盛った設定を見事に描いてくださいました。
以前にも連載バージョンでリエナのイラストを描いてくださったんですけど、今回の最後にあるリエナのイラストの4年後くらいかなあなどと考えていると感慨深いものがありますね。
蛍さま、素晴らしい作品を本当にありがとうございました!
1.7
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申しあげます。
何だかあっという間に年末年始が過ぎていきました。松の内ぎりぎりですけど、御挨拶にこれてよかったです。
続きもだいぶ進みました。あと、最近ハーゴンに関しての設定が色々とまとまってきたので、各種設定などのコーナーに項目を追加するつもりでいます。
2016.12.31
本年もお世話になりました。足を運んでくださる皆様のおかげで、今年もまったり更新ながらも連載を進めることができました。来年こそ、完結に向けてがんばりたいと思います。
年始はしばらく書く時間は取れそうにないのですが、続き自体はかなり書けているので、できれば1月半ば位には遅れまくっているクリスマス&サイト6周年記念の番外編もアップしたいと考えています。先日更新分の語りもその時にすることにしますね。
それではみなさま、良いお年をお迎えくださいませ。
12.25
『旅路の果てに 第12章 10』アップしました。
先に謝っておきます。番外編のクリスマス更新は間に合いませんでした。今日アップした分も、予定よりも短くなっています。が、こちらはこのシーンだけの方がおさまりが良かったので、できた分だけでもアップしたくて公開しました。
番外編までにあともう一話、今回削ったシーンを書きます。これから年末にかけてオフがやや忙しくなるので年内は難しいと思いますが、できるだけ早くアップしたいなと思っていますので、またお時間のある時にでも足を運んでくださったらうれしいです。
なんかぐだぐだ言い訳じみていて申し訳ありません。今回更新分の語りはまたあらためて書きに来ますね。
12.21
『旅路の果てに 第12章 9』アップしました。
登場人物はすべてオリキャラ、しかもおっさんだけです。潤いがないこと甚だしいのですが、この辺でこの会話を書いておきたかったのです。思いがけず、ムーンブルクについての設定も盛り込めました。次回はルークとリエナのターンに戻ります。
11.30
先日に続いての設定語りです。
連載バージョンの前に、いい夫婦の日エロレムンの舞台となった執務室について書きますね。
執務室、要するにリエナのお仕事をする部屋です。新婚夫婦の私室が奥まった場所にあるのに対して、表立った場所にあります。お城の構造などにうとくて具体的にどこと聞かれると困るのですが、側近の人達もしょっちゅう来ますから、それなりに玄関(と言っていいのか?)に近い場所にあるはずです。
あ、離宮全体が大きく五つの区域に分かれています。ムーンペタの離宮はムーンブルク崩壊前にはここまできっちりと分けられていなかったんですが、仮の王城となってからは、崩壊したムーンブルク城にできるだけ近い機能を持てるように各所を配置しました。
まず第一に公的な場所――代表が謁見の間(ローレシアであれば、ゲームオープニングで国王陛下とルークが居た場所ですね)、夜会や晩餐会が開かれる広間など主に外交の舞台となる場所。
第二が実務用スペースで、リエナをはじめとする人々の執務室(ルークも宰相さんも個室があります)、会議室に事務をとる書記官達たちの部屋、各種書類などをおさめる書庫。それ以外に、宰相さんなど、ほぼ復興事業に専念している重臣は執務室と、繁忙時にわざわざ帰宅しなくて済むよう執務室の近くに寝泊まりできる私室(非常時なので比較的簡素ですが)をもらっています。
第三が軍事関連。騎士団の詰め所や演習場、武器庫などがこれにあたります。
第四が奥向きの場所。厨房や召使い達の詰め所、色々な物品の保管庫など。
最後の第五が、王族の居室。現在はリエナとルークの女王夫妻のみです。
さて、リエナの執務室に戻ります。三室構成です。まず、扉前には護衛兵。リエナが在室している間、必ず二人立っています。扉を開けると、前室。ここには執務の補助をする書記官、リエナの身の周りの世話をする侍女などが待機しています。あ、リエナ付き筆頭侍女のマーサもリエナが執務している間はこっちにいることも多いですね。なお、リエナに用のある人物はいきなり面会できるわけではなく、まずここで書記官に取次ぎを依頼することになります。もちろんルークだけは例外で、顔パスでいつでも面会可能です。
メインの執務室。窓を背に、中央に大きな執務机。机上には、ムーンブルク王家の紋章入りのステーショナリー。未決と既決の書類を入れる書類ケース。机の周辺には大きな書棚、簡単な会議もできるよう、大振りの机と椅子もあります。
最後が、小部屋。『執務室にて』の作中でも触れましたように、リエナの休憩室です。前室も執務室も重厚なインテリアですが、ここだけは若い女性のお部屋らしく窓辺には季節の花が活けられ、優しい雰囲気でまとめられています。
部屋の内部には、華奢な造りのテーブルや椅子。休憩の時のお茶だけでなく、忙しい時にはルークと打ち合わせも兼ねてここで昼食を取ったりすることもあります。ドアを開けてすぐに見えない場所にはカウチソファ。どうしても疲れがたまっているときにはちょっと横になれるようにするためですね。髪やお化粧を直すために、ドレッサーもあります。
このように、執務室に続く小部屋はリエナのごく私的な時間のための場所なので、ここに入室を許されるのは、ルークと側仕えの侍女、それもほとんどマーサのみ。厨房から食事やお茶が運ばれてきたときも、運んできた召使いは前室まで。マーサが受け取りに行って小部屋に運んで給仕してくれます。他はリエナが不在の時にお掃除にくる下働きの召使いだけです。
***
では連載バージョンいきます。トランの村で暮らす二人のおうちです。連載の7章−2で簡単に説明有りますけど、具体的には以下のような感じです。
こちらは本編とは打って変わって、山の中にあるログハウス。村の男達がロチェスの大工さんの手を借り力を合わせて建てた、ごく普通の民家です。広さもせいぜい100平米くらいかな? 本編離宮のリエナの衣裳部屋とお化粧部屋を足した方が広いです(笑)。
間取りは現代風に言うと、2+L+DK+Sですね。お部屋二つとリビング、ダイニングキッチンと納戸という組み合わせです。それにバスルーム。内部はすべて西洋式で、居間を中心にして他の部屋が取り巻く造りです。家具類も男達が作った素朴なもの。無骨ですが丈夫で長持ちです。
玄関ドアにはリエナの手作りのリースが飾られています。ドアを開けるとまずは居間。床は全面フローリングで、中央に大きくて素朴な木のソファとテーブル。床にはラグ。壁際には石造りの暖炉。冬の間は雪に埋もれるほど寒い村ですので、暖炉は欠かせません。
玄関を背に居間の中央に立つと、正面に扉があります。開けるとダイニングキッチン。正面の壁際に沿って、流し台とかまど。薪で火を熾して使うタイプでオーブンもついています。どんなの?と聞かれると説明難しいんですけど、現代でいうと、キッチンストーブとかクッキングストーブと呼ばれるものに近いです。時々インテリア雑誌でおしゃれでお料理にこだわっているお宅でみかけます。
台所の中央にダイニングテーブルと椅子。右手の壁際には大きな棚があって、調理器具に食器類、常温保存の食料品。リエナはここで毎日食事の支度をしています。左手の壁には小さいドアが二つ。奥は納戸です。ここには斧や収穫のための道具類(籠、鉈など)の他、低温で長期保存したい食料(未開封の瓶詰のジャムやワイン、根菜類など)が棚に並べられています。納戸にも外への扉(勝手口ですね)があって、外には薪が山積みになっています。時々お話に登場する裏庭は、ここから出た辺りで、ルークは薪割りしたり剣の稽古したりしています。
台所に戻って、もう一つある手前の扉を開けると、バスルーム。西洋式で、奥にバスタブとシャワー、トイレと洗面台が一室になっているタイプです。壁にはタオル掛けと造り付けの戸棚。台所とあわせて給湯設備があるので、寒い時にお湯で顔や手を洗えますし、お風呂のお湯も蛇口をひねるだけです。
さて居間に 戻ります。再び中央に立ってみると、台所の扉の右隣にもう一つ扉。この向うは窓が一つあるちいさなお部屋。今のところは空き部屋です。
居間の中央に戻って、今度は左手にある扉。ここをを開けると主寝室です。大きなベッドがどーんと置いてあります。長身のルークでもゆったりと足を伸ばせる大きさです。先日の更新でリエナが縫っていたパッチワークのベッドカバーもできあがったらここにかけられます。後は造り付けの戸棚と箪笥が置かれています。奥にはちいさな扉があって、その先はバスルーム。生活するのに便利なよう、台所と寝室の二か所から出入りできるようになっています。
こういう細かい妄想大好きです。いい間取り図作成のサイトを見つけたら実際に間取りを描いてみたいとも思っています。
11.26
先日更新の『執務室にて』について語ります。R18関連ではなく、設定の方ですので18歳未満の方でもご興味ありましたらどうぞ〜。
このお話は、今の連載(別軸)ではなく、本編のエンディング後のエピソードです。作中にもありますように、リエナが女王さまでルークがお婿さん。新居はムーンペタの離宮で、多忙ながらもらぶらぶな新婚生活を送っております。
二人の生活スペース、ものすごく豪華です。当サイトの捏造設定では、ムーンペタは王都に次ぐ第二の都市。そこにある離宮も、規模が大きく大変に立派なものです。
この離宮でリエナが住んでいるのは、代々の国王夫妻が使うお部屋です。凱旋した直後からここです。当時はまだ即位していないものの、たった一人の王族であり、いずれは結婚して婿君を迎えると決まっているので、最初からこうなりました。
部屋と書きましたが、実際には一部屋ではありません。お部屋というより、だだっぴろいお城の一番いい場所に、超高級マンション一軒分が居住スペースとしてすっぽり入っていると言った方がわかりやすいんじゃないでしょうか。
お城の奥まった場所にある重厚な扉を開けると、まず広ーい居間。壁には絵画が多数飾られ、飾り棚やソファセットなど、それはそれは豪奢です。一角には書斎コーナーもありまして、大きな書棚もあって、本好きのリエナの愛読書なども並べられ、私信のお手紙を書くような文机も置いてあります。
それに続いて、寝室(これも広い)。豪奢な天蓋付きのベッドがどーんと置いてあります。ベッド以外にも、就寝前にくつろげるよう、ちょっとした(といっても王族のちょっとしたですので、とても豪華な)ソファとテーブルもあります。
バスルームは二つ。両方とも西洋式で、一つがリエナ用、もう一つがルーク用ですね。リエナ用はとっても豪華で、内部は全面大理石。給湯設備完備で、ゆったりとしたバスタブとシャワールームも別についています。
ルーク用もリエナ用ほどではありませんが、豪華なつくりですね。
二人、よく一緒にお風呂入ってます。その時には、リエナ用を使います。妙齢の女性ですから、お風呂で使う香りのいい石鹸とか入浴剤とかこまごましたものが必要ですよね。
お風呂の準備はもちろん侍女の仕事ですが、二人で入る時には、リエナが、場合によってはルークが自分で支度することもあるようです。まあどういう時にかはご想像にお任せしますが、基本的にバスタブにお湯を入れるだけですから簡単。旅の生活で慣れているので、これくらいならどうということもありません。
リエナ用のお風呂に続いて、お化粧部屋。着替えとお化粧などをする専用のお部屋で、おおきくて立派なドレッサーや、全身が映る鏡などが置いてあります。それに付随して衣裳部屋。普段着のドレスや下着類、アクセサリーなどはすべてここに収納されています。あ、普段よくある程度の夜会や晩餐会用の正装でしたら衣裳部屋においてありますが、戴冠式をはじめとする特別な儀式用のドレスやマント、ティアラに王笏などは別の場所に専用の衣装室があり、厳重に保管されています。
ルークにももちろん衣裳部屋と身支度部屋もあります。リエナの華やかさには負けますが、衣装は素晴らしいものが揃っています。
それ以外にも、侍女の控室。続いて、簡単にお茶や就寝前のお酒の支度ができる程度の台所。もと乳母で今はリエナ付き筆頭女官のマーサはここに居ることが多いです。
ちなみに、連載の『旅路の果てに』で、凱旋したリエナが住んでいたのも同じ離宮で、お部屋も同じです。
リエナの一日のスタートは、朝起きると先ずお風呂。この時には侍女のマーサの手を借りて、すみずみまで綺麗にします。その間に別の側仕えの侍女達(二人程かな?行儀見習いで王宮に上がった若い娘です)が、マーサから指示されてリエナが今日着るドレスや下着類などをお化粧部屋に用意、それが済むと、リエナがお風呂から出るまで控室で待機します。
お風呂からあがると、髪と身体を拭いて、下着をつけます。ここまでマーサ一人だけがリエナの側にいます。理由は、作中で時々書いている『紅の花びら』を侍女の目に余りさらしたくない為で、要するに若い未婚の娘には刺激が強すぎるからですね。
そのあと、髪を結ってお化粧して、ドレスを着て身支度完了です。ルークはその間、さっさと自分一人でお風呂に入って(バスタブにお湯を入れる支度だけしてもらいます)剣の稽古。稽古着への着替えは自分で。終わったらもう一回さっとお湯を浴びて、着替え。これはきちんとした服装なので侍女の手を借りています。
ルーク付きの侍女は別にいまして、こちらはある程度年齢を重ねた女性です。若い娘だと何かと不都合だからです。別にルークが若い侍女にちょっかいを出すわけではなく、逆に侍女がルークに興味津々なことが多いので、それをルークがうっとうしく感じたことがあるから。また、ルークは自室ですとかなりラフな格好(夏に稽古終わった直後だと上半身脱いでたり)をしたりするので、やっぱり別の意味で若い娘の目には刺激が強いという事情があったりするからです。
二人の支度が整ったところで、朝ごはんです。二人きりの時であれば、王族のみが使える朝食用の食堂でとることが多いですが、賓客や重臣との会食――パワーブレクファストもよくあります。この時には、相手のレベルに合わせて、お部屋も朝食のメニューが決まります。
あ、この朝食をどこで誰ととるかによって、着るものも当然変わります。王族は大変です。
こういう日常生活妄想も楽しいです。近いうちに、連載の一般庶民バージョンも書きますね。
11.22
『執務室にて』アップしました。
2016年いい夫婦の日作品で、R18です。
注意書きにもありますように、女性向けを意識しつつも長文でがっつり性表現ありですので、苦手な方はそっと画面を閉じていただきますようお願い申しあげます。
このお話、今の連載(別軸)ではない、本編のエンディング後のお話です。以前エロレムンビンゴをアップした時にコメントでちらっとこういうねたありますよと書きました。その時にはかけらもできていなかったのですけど、今年の始めに突然書いてみたくなって作品になりました。とは言っても、最初はもっと短い(前半部分のみでさらに描写ももうすこしあっさりで5,500字)で完成したものを、ちまちまと加筆していたら、いつの間にやらここまで長くなりました。
しばらく前に完成しましたが、サイトにアップする予定はなかったんです。理由は時間軸の関係で、ずっと先にしたかったこと、もう一つやっぱり恥ずかしいというか流石に無理…と思ったことです。
でも、時間軸を考えると、公開できるのはそれこそ10年以上先になりそうですし、そこまで寝かすのもなあって感じでした。それに最近、エロレムンのいい流れが来ていますよね。あんなに素敵なアンソロも発行されましたし!ということで、その流れに便乗させていただくことにしました。なので、完成バージョンに主に状況説明などを加筆して、最終的にはなんと21,000字を超えてしまいました。ほとんど1年がかりで書きあげています。
書くのはそれはそれは楽しかったです。
こちらは連載と違って、余計な葛藤などがないので、とにかくひらすらいちゃいちゃしています。ルークはリエナを気遣って抑えようなどとはさらさら考えてはおらず、ばかっぷる全開です。
11.21
先日更新した第12章−8について語ります。
今回はトランの村でのルビス教の信仰についてですね。以前ここでもちらっと書いたんですけど、いつかお話の流れで書いておきたくて機会を狙っておりました。今回の更新で収穫の様子にからめて入れられてよかったです。
ざっくりとこの辺の世界観など。
管理人の考えるDQ2世界では一神教ではありません。精霊ルビスを信仰するルビス教もいくつかあるうちの一つです。
ルビス教は非常に有力な宗教です。信仰されている地域・信者数ともに最大で、敬虔な信者も多く、各地に神殿や祠が作られています。
この辺、現代日本に置き替えて言うと、神殿がお寺や神社に当たります。祠はお地蔵さまが近いかも。神殿がないくらいのちいさな村や街道の要所に建てられていて、割りと気軽にお祈りをしたりしています。
祈りの言葉も定型のものいくつかあるようです。これも、聖職者でなければ理解できない難解なものではなく、誰にでも理解できるわかりやすいものです。うちのDQ2世界はそこそこ識字率も高くて庶民でも学校へ通う人が多いんですけど、やはりあまりに難しいと覚えるだけでも大変ですし、意味もろくにわからず言葉を唱えるだけより自分達の理解できる言葉で祈るほうがいいですよね。
精霊ルビスはアレフガルドの大地を創造した、地母神のようなイメージです。やはり大地を創造した精霊だけあって、信仰も民の生活に根差しているのではないでしょうか。
他に有力な宗教は二つあります。一つは、ハーゴン教。破壊神復活を最終目標とする教団ですが、これについては今は語ることはしません。
もう一つが、月に対する信仰(宗教名…考えておりません)で、ムーンブルク独自のものです。お話の中でも時々触れていますように、ムーンブルクは千年を超える歴史を持つ魔法大国。建国そのものが、月の神々が大地に月の子をくだしたというように、まったく他の宗教とは関連しておりません。
ムーンブルクは長い間、この宗教のみでした。ですが、約二百年前、勇者アレフ(うちの1勇者さん)が竜王を倒してローレシアを建国、その後、アレフとローラ姫の第一王女をムーンブルクに嫁がせたことをきっかけに、ルビス教も信仰されるようになりました。
ただ、最初から簡単に受け入れられたわけでもないようです。かといって、宗教戦争のようなものも起きていません。次第に広まり、併存しています。ちょうど現代の日本人がお正月に神社にお参りし、葬儀をお寺でするような感覚です。
こうなった背景には、アレフの血(=ロトの血)がムーンブルクに混じって、王家により強い魔法使いが誕生したことがあります。それまで信仰もされなかったけど、かといって排斥することもなかったんですが、自分達に有益なものをもたらしたロトの血に敬意を表した、ぶっちゃければ自分達に非常に都合のいいものをくれた(ムーンブルクは魔法絶対主義です)からなんです。
ムーンブルク王家の人々が月の神々の末裔であり、民がムーンブルクを作った月の子の子孫(月のこども達と呼ばれます)である以上、月に対する信仰を捨てることはありえません。なので、自然に共存する方向になったらしいですね。
こういうのも考えれば考えるほど、きりがありません。楽しいです。
11.17
『旅路の果てに 第12章 8』アップしました。
二ヶ月近くも開いてしまいました。更新のない間にも足を運んでくださったみなさま、申し訳なかったです。今回もごく短いですけれど、書いておきたいシーンでした。
語りはまたあらためて近いうちに書きに来ます。
11.10
11月6日のスクエニオンリーに行ってきました!
人生初のイベント参加(もちろん一般)でしたー。とにかく緊張しまくって、会場に到着するまでそわそわどきどきしっぱなしでしたけれど、本当に楽しかったです。年齢が年齢なので、周囲から浮いてないか心配していましたけれど、会場着いたらテンションマックスで、どっかに吹っ飛びました(でもおもいっきり浮いてたと思います)。
緊張で挙動不審になりつつも、ふだんお世話になっている方々にご挨拶できてよかったです。
御本もたくさん買いました!
欲しい本がたくさんある幸せ!特に今回はDQ2サークルさんがたくさん参加なさっていてほくほくでした。
それと、アクキー!今回、ロレムンアクキー祭りでそれはそれは可愛らしいロレムンアクキーがざっくざくでした。
手に取って眺めるだけで、幸せになります。
オンリーの後は、ロレムンアフターに参加させていただきましたー!
とーっても可愛らしいお店で、お料理もスイーツもとてもおいしくいただきました。イベント同様オフ会も初参加ということで、参加者のみなさま全員と初対面でしたけれど、やっぱりロレムン好きという共通点がありますから、たくさんお話できて楽しかったです。
BGMにCDシアターを流しつつ(たいへんロレムンでございました)萌え語りしたり。
スケブも描いていただけて、舞い上がっています。しっとりと美しいらぶらぶなロレムン、可愛くてたまらないムーンちゃん…宝物です!
わたしもちいさなお話を用意しておいたものを書かせていただきました。
おみやげもたくさん! なんとあがたさんのロレムンイラスト入りコースター!お店で飲み物と一緒に持ってきていただいたんですけど、もったいなくて使えなくて、そのままテーブルにおいて眺めてました。
じゃんけん大会がありまして、景品(ロトの剣と鎧のチャーム)をいただきました。今回参加できなかった執筆者さまからのプレゼントだそうです。ありがとうございます!
最後はロレムンイラストクッキー! わたし以外の参加者のみなさまはご自分のイラスト、わたしの分はあがたさんのイラストでした。もったいなくて食べられません。
本当に夢のような一日でした。
アンソロもじっくりと拝読しました。どの作品もたっぷりの愛がつまっていて、幸せで可愛くて、そしてえっちで…。そしてすべての作品のクオリティの高さに、みなさまのロレムンに対する愛を再確認しました!
18歳以上で高校を卒業済みの方、ぜひ読んでみてくださいね!
あらためて、ロレムンアンソロ執筆者のみなさまお疲れ様でした。
そして、主催者の吉祥あがたさまに心からの感謝を捧げます。
***
連載、ずっと止まったままで足を運んでくださった方、申し訳ありません。
ちょっとスランプ気味でなかなか書けないんですけど、次回更新の内容は決まっていますし、なによりオンリー、オフ会、アンソロをはじめとする御本でたくさんの萌えをいただきました。これを糧に、またがんばりますね。まったりとお待ちいただけたら幸いです。
9.25
『旅路の果てに 第12章 6』『第12章−7』アップしました。
二ヶ月近く更新が開いてしまいましたが、ようやく書きあげられました。どちらも短いシーンです。
以下、12章−7のねたばれ有りです。
***
思いがけず、エロレムンになってしまいました。最近Twitterなどで、エロレムンアンソロの執筆者様方が素敵なお話されているのを拝見して、わたしまで触発されたようです。もう一つ、以前ここでリエナがちょっとだけ積極的になったというふうに語って、実際に書いてみたくなったのも理由です。
リエナがますます綺麗に、また色っぽくなりました。身も心もたっぷりと愛されている人妻の色気、というものですね。
あれなシーンを書くのはとっても楽しかったです。むしろR18にならないよう、きちんとR15におさまるようにするのが大変でした。できあがりはぎりぎりかな? まあ具体的な描写は一切ないので大丈夫かと思っています。
もう少し更新スピードをあげたいのですがなかなか難しいです。更新が止まっている間にも足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。またマイペースですが、がんばりますね。
***
8月12日にメールくださった方、ありがとうございました!
お礼が遅くなりましたが、こちらからは8月14日に直接メールでお返事を差し上げております。万が一未着でしたらお手数ですがご一報くださいませ。とてもうれしかったです…!
8.7
いただきものに一作品追加いたしました。
蛍さまより、またもや素晴らしいイラストを頂戴しました!!! 先日更新した連載の12章−4のリエナです。
もううっとりですよ…。Twitterでアップしてくださっていて、TLで初めて拝見した時には震えました。今回掲載の許可を頂戴しましたので、ぜひご覧ください!
リエナの編み込みヘア、人妻のほんのりとした色気もあってとっても素敵です。毎朝自分で結っていて、ルークは後ろで見惚れてます。時々、よからぬことをしています(何してるかはご想像にお任せします)。
編み込みも色んなバリエーションありそうですね。ルークとリエナの暮らすトランの村には美容師さんの役割をするおばさんもいます。男どもの髪を切ったり、女達の髪の手入れや髪型のアドバイスをしてくれたりしています。
このおばさんを始め、村の女達はよってたかってリエナの髪を結いたがっています。女達にとって、娘か孫ほどに若くて、きらきらふわふわのプラチナブロンドの巻き毛のリエナが可愛くて眩しくて仕方ないらしいですね。リエナも教えてもらって、色々な髪型を楽しんでいるようです。
他にも、髪やお肌の手入れに使う化粧品類をラビおばあちゃんが香草を使って作ってくれます。ハーブエキス入りの石鹸とかクリームなどなど。なので、村の女性陣、リエナを除けば、もうおばちゃんおばあちゃんくらいの年齢の人ばかりなんですけど、みなさん小奇麗にしているんですよ。
ただ一人、若いリエナにはおばあちゃんが特製の化粧品をプレゼントしてくれています。忙しい日々の合間にもきちんとお手入れしていますので、多少の手荒れくらいはあっても、髪もお肌もつやつやです。
こんな素敵なイラストを頂戴できて、管理人は果報者です。
蛍さま、本当にありがとうございました!
8.4
先日、TwitterのTLでそれはそれは素敵なゴーグルローレ達を拝見して、テンションあがりっぱなしでしたー!普段おでこにあるのを目の位置まで下ろすのって、戦闘開始!って感じでとってもかっこいいですよねー。
さて、自分ちではどうなのかと思い返してみましたら、全然書いてなかったです。あららーって思いました。連載の5章ラストのシーン、キメラの翼を放り投げる直前で下ろしてますが、ここすら書いてなかった…。もう修正するつもりはないんですけど、書いておけばよかったです。
さてさて、うちのルークとアーサーだと、どんな時に下ろすのか?と考えてみましたところ、一つはやはり戦闘時。ただ、ふだんはそのままの方が多いです。でもロンダルキアだと常時下ろしてますね! 吹雪いてるし強敵だらけなのもあるし。今脳内で戦闘シーン見えてますけど、緊張感伝わってきます。
それ以外ですと、空中で移動する時ですね。風のマントの時には絶対! Wii版のオープニングムービーのシーンでは残念ながらそのままでしたが(それでもとっても素敵です!あのシーン大好き)うちの場合は下ろしてました。
キメラの翼を使う時にも下ろしています。でも、ルーラの時にはそのままです。理由は、アーサーもリエナも(あ、うちのムーンちゃんはルーラもできます。捏造です)移動する人間の周囲にほぼ無風の空間をつくってそれごと移動するので、必要ないんですよ。
キメラの翼の場合は、けっこうびゅんびゅん風を切って飛んで行っています。翼に込められた魔力の量では、そこまでの空間は作れないからです。それだけアーサーとリエナの魔力が強くてルーラの技能レベルが高いという証明でもあります。
***
全然話が変わって、以前Twitterでつぶやいたのにこっちで語ってなかったので語ります。
とりとめもないことばかりですがよろしければ。
管理人は旅の途中はもちろん、その前日譚は後日譚を妄想するのが好きです。特に、後日譚での結婚式やらそれに続くあれこれやらは、どれだけ妄想を繰り返しても飽きません。
本編では(あ、連載は別軸です)リエナはムーンブルク女王で、ルークはムーンブルクに婿入りするんですけど、立場的にはあくまでリエナが第一です。尊称も陛下と呼ばれるのはリエナだけですし。なので、公式の場では、ルークもリエナを陛下と呼ぶし、常にリエナを立てて自分は一歩引いた状態です。
リエナ本人は、ルークは自分と完全に同等、で共同統治者として、陛下と呼ばせたかったようです。でも、ムーンブルクの側近、ローレシア王と他ならぬルーク本人の反対でやめることにしました。あくまでトップに立つのはリエナ一人の方が対外的には都合がいい&ローレシア乗っ取り説を否定するには必要な措置だと説得されて納得したようです。
でも、実質的にはほとんど共同統治者ですね。権限もほぼ同等のものを持っていますから。そうなった理由は、ルークのもともとの身分に対して敬意を払ったこと。ローレシア第一王子で王太子だったのに、ムーンブルク復興のために王太子位を弟に譲ってまで来てくれましたからねー。
もっとも、側近とは言えない階級の貴族達は色々と噂してます。リエナに取り入ってムーンブルクを乗っ取る気だとかなんとか。ルークの方は歯牙にもかけてませんけど。
ルーク自身も既にローレシアで国政の経験ありますし、実質的な復興事業の総指揮を執れるだけの実力も持っています。ローレシアからも多大な援助を受けていますからね。
ルークも、プライベートな時間や側近中の側近(リエナとルークの執務室に入室を許されている人達や、リエナの側仕えの侍女の元乳母さんとか)の前でなら、リエナを名前で呼んでいます。相変わらず態度もでかいんですけど、誰も不敬だとは思わないし、その態度を咎めたりはしません。彼らは、ルークが真実リエナに惚れてムーンブルク復興に力を貸してくれているのがわかっているので、感謝の気持ちしかありません。
ルークはそれ以外にももう一つ、重要なポジションに就きました。ムーンブルク騎士団の総司令官です。
ルークは魔法は使えませんが、戦闘に関してはプロ中のプロです。もちろん、魔法第一主義のムーンブルクでは異端な戦士ですが、逆に魔法が通用しない相手に対する戦術を伝授したりできます。それに、リエナとアーサーと戦闘経験を積んでいるので、魔法使いの特性もよく理解していて、魔法メインでの戦いでもより効果的な戦術を取ることができるからです。
この辺のエピソードもまたいつか書きたいです。いつのことやら…ですが。
***
さて、だいぶ前ですがTwitterのタグで、
#好きなcpの受に私が浮気したらどうするって言わせて攻がどう返すかでもcpに対して理想が現れる
というのがありました。これをルークにあてはめましたところ
「あいつがそんな事するわけないだろうが」
一言であっさり終わってしまいました(笑)。
実はですね、ずいぶん前にカップル向けの100の質問をやってみたことがあるんです。その中にも同じ問いがあって、その時から同じ回答でした。ちなみにリエナに聞いても同じ答えが返ってきます。
お互い、絶対に信頼していますからねー。なんてったって運命の赤い糸でぐるぐる巻きにされている唯一無二の相手ですからー。
また二人のいちゃいちゃ書きたいです。
7.31
『旅路の果てに 第12章 5』アップしました。
久しぶりに、悪役が登場しました。この人、書いていても怖いです。
7.23
先日アップした『旅路の果てに 第12章 4』について語りますねー。ねたばれあります&性的な話題も出ますので、よろしくお願い致します。
***
リエナがこう結論することは、最初から決まっていました。ですが、当初とは、周囲の環境(具体的には伏せますが、それぞれの祖国、特にムーンブルク側の事情)がずいぶんと変わりました。
ですので、リエナがこの結論を出せるのか、ルークの薨去と病気の完治が彼女にとって決心できるほどの要因となってくれるのか、書いているわたし自身も結構心配だったんです。けれど、書いていくうちに自然にここに落ち着いてくれて、ほっとしています。
ルークの「こどももいる家族が欲しくなるのは当たり前じゃないか」という台詞、ちょっと驚いています。ルーク、こんなふうに考えていたのかって。今まで二人の間でこどもに関する話題は出なかった、というか正確にはまだどうするか決定する時期ではなかったせいか、管理人にもやつの考えは見えていませんでしたから、この台詞があまりにも自然に出てきてびっくりです。
リエナもルークにきちんと自分の考えを伝え、ルークの方もそれをきちんと受けとめることができるようになっていっているのが感慨深いものがありました。夫婦としてちゃんと向き合っているなと思ったんですよ。
以下、ラストシーンについてです。
ものすごく難しかったです。ほんの短いシーンにもかかわらず、これだけでおそらく10日以上かかっています。
映像ははっきり見えているし、リエナの心情のみの焦点を当てること、どういう風に書くのかも決めていたのですが、とにかくうまく言葉が出てきませんでした。ずっと、自分の中で言葉を探し続けて、一行くらいずつ、思いついた文を連ねていって、ようやく形になりました。
正直、もっとうまく書けたらなあとは思うのですが、今はこれが精一杯です。
エロレムンといいつつ、えろさは微塵もないので看板に偽りありですが、リエナが幸せなことを感じていただけたらうれしいです。
さて、この夜を境に、リエナがちょっとだけ変わりました。
何て言いますか、積極的になりました。ほんのわずかではあるんですけどね。
例えば、自分からルークにしがみついたり、無意識のうちに誘うような仕草をしていたり、時にはおねだりみたいなことまで。
ルークの方はすこし驚きつつも、リエナの変化に喜んでいます。こどもが欲しいのはルークも同じだから、張り切らざるを得ないですよね。
この夜から、二人ともが本当に充実した幸せな時を過ごしました。
リエナが変化したのは、これまで二人のためだけだった行為が、「こどもを授かるため」という本来の意味を含んだものになったからです。
ある意味、本能の赴くままに、愛を交わしていたんだと思っています。
7.20
『旅路の果てに 第12章 4』アップしました。
前回更新から3週間も開いてしまいました。書くのがとても難しかったシーンです。語りはまたあらためて書きに来ます。
7.3
先日更新した『第12章 3』について語ります。
このシーン、第一稿がありましたが、決定稿はまるっきり違うものになりました。まず長さ、きっちり測ってはいませんが、おそらく10倍近いと思います。内容もまるっきり違っていて、もっとルークが女々しかったです。二人の会話もどんどん広がっていって、書き始めた時には全体の流れがよく見えていませんでした。
書き始めてちょっと驚いたのが、冒頭近くのリエナの台詞「ルーク、まずは夕食を済ませてしまわない? あなた、おなかが空いたでしょ?」でした。
二人の生活が落ち着いたからこそ、余裕も出てきて日常も大切にしてるんだなあって感じたんですよ。
次回更新分も半分くらいは書けました。どシリアスのエロレムンに繋がっていきますので、おもいっきり遅刻ですけどエロレムンデー作品のつもりです。
もう一つ、サイト開設6周年記念作品も書きます。連載の番外編になります。これも一応完成しているんですが、全面的に書き直します。連載の進行が当初の予定よりも大幅に遅れているため、もしかしたら、来月になってしまうかも。こちらも遅刻もいいところなんですが、個人的に非常に思い入れの強い作品ですので、じっくりと書き直してアップしますね。
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