キャラクター紹介

ローレシアの王子

Luke

ルーク・レオンハルト・アレフ・ローレシア


旅立ち17歳 凱旋19歳

ローレシアの第一王子で、王太子。
弟が二人いる。

漆黒の髪、深い青の瞳。
魂の色は深く鮮やかな青。
群衆の中でも目立つほどの長身で、がっちりとした筋肉質の体格。

顔立ちは悪くはないけれど、決して美形ではない。
剣技に鍛えられて姿勢がよく、図体に比例して態度もでかいので、遠目で見る方が見栄えがする。
大食い、見た目以上の馬鹿力、ローレシアでは『お丈夫な王太子殿下』と呼ばれていた。

剣技の腕は超一流。幼いときに、魔力を持たないことを自覚して以来、自分は剣一筋に生きる、と決めてから、ずっと厳しい修業を続けている。

性格は、非常に意志が強く、徹底的に前向き。
ルークの辞書には『諦める』という言葉はない。
また真っ向勝負を好み、細かい根回しや、策を巡らすのは性に合わないので、必要にならない限り、自分からはしない。

趣味は遠乗りと水泳。どちらも相当な腕前。

苦手なものはダンス。それでも、リエナと踊ると何故か、それなりに様になっている。
料理は「食材に何かするたびに、食べ物という概念からはずれていく」腕前。

リエナを全身全霊で愛している。
ルークとリエナは婚約が内定していたが、正式発表直前のムーンブルク崩壊で白紙に戻ってしまった。
それを承知で、リエナを自分の手で幸せにすると誓いを立てている。
ただし、女心に疎く、どうしようもないほど鈍い朴念仁。

***

サマルトリアの王子

Arthur

アーサー・オーガスタス・ランバート・サマルトリア


旅立ち17歳 凱旋19歳

サマルトリアの第一王子で王太子。
5歳年下の同母妹ルディアとはとても仲良し。

茶色がかった金髪、若草色の瞳。
魂の色は新緑の緑。
長身で細身、全身にしなやかな筋肉が綺麗についている。

文句なしの美青年で、おとぎ話に登場する白馬に乗った王子様を地でいく容姿の持ち主。

剣と魔法を同等に扱える魔法戦士。どちらもどこへ行っても充分通用する腕前なのであるが、剣はルークに、魔法はリエナには遠く及ばない。

性格は冷静沈着かつ変幻自在。一見、優雅で優しげに見えるが、実は豪胆。大抵のことには動じない。

活字中毒患者で、おばちゃんキラー。
策謀家で、交渉事も得意。人の話を聞くのがうまく、いつの間にか情報収集担当となった。
パーティの買い物担当。「おばさん殺しの笑み」を駆使しての、値切りの達人でもある。

趣味は読書と魔法の研究。リエナとは魔法の研究友達でもある。

苦手なものは料理。何でも器用に卒なくこなすが、料理だけは、ルークと似たり寄ったりの腕前。

サマルトリアに幼馴染みの婚約者、コレットが待ってくれている。
時々、こっそり熱烈な恋文を書いているらしい。

***

ムーンブルクの王女

Lyena

リエナ・アルフォンシーヌ・ディアナ・ムーンブルク


旅立ち15歳 凱旋17歳

ムーンブルクの第一王女。
同母兄のユリウスが王太子だったが、ムーンブルク崩壊で、最後の王族となった。

プラチナブロンドの長く豊かな巻き毛、透き通るような白い肌、菫色の瞳。
魂の色は薄紅(うすくれない)。
小柄で華奢、でも実のところは隠れグラマー。

『月の女神の再来』と称えられるほどの、絶世の美女。
まるで夢を見ているかのように美しい菫色の瞳は、見るものすべてをその場で虜にできるほど。
特に、満月の月光のもとでは、神秘的な美しさが強調される。

生粋の魔法使い。華奢な身体からは想像がつかないほどの、強大な魔力の持ち主。

性格は真面目で、心優しく、またものすごい恥ずかしがり。
儚げな容姿に反して芯が強いけれど、乱暴に触れたら壊れてしまいそうな、どこか危うい印象もある。
責任感が強く、何か問題があると、まず自分を責め、自分に責任があると考える。
ムーンブルク崩壊時に、父王と兄が自分を守るために生命を落としたことから、「他者が自分のために犠牲を払う」ことを極端に厭う。
そのため、無理をし過ぎて、時には倒れることも。

趣味は、刺繍、読書、料理。パーティの料理と繕い物担当。

苦手なものは、力や体力勝負全般。非力で、重い武器や盾を装備できず、物理攻撃は一切できない。

ルークを心から愛している。
けれど、ムーンブルク次期女王である自分とルークが結ばれることは有り得ない、と思い詰めている。

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