ハーゴン教と大神官ハーゴン

<ハーゴン教>

破壊と闇を崇める宗教。
破壊神シドーをこの世に召喚し、世界を抹消することを最終目的とする。
かなり古くから存在しているが、表立っての活動をしていないため、詳しい歴史は不明。

<大神官ハーゴン>

ハーゴン教の教祖。
魔物と魔物化した人間を闇の魔力で持って束ねるが、ハーゴン自身は人間のままである。
独得の柄のローブをまとい、魚類のひれを思わせるサークレットをつけ、手にはいかづちの杖を持つ。

ハーゴンは初代の名から来ており、代々、名と、闇の魔力の象徴であるいかづちの杖を受け継いでいく。
そのため、ハーゴンは一人ではない。
当サイトの時間軸では、二人存在する。
ムーンブルクを襲撃し、ルーク、アーサー、リエナに最終決戦で討伐されたのは二人目。

破壊神の償還には、シドーに膨大な魔力を捧げ、それが満ちたところで、神の花嫁を生贄とすることで可能となる。
神の花嫁の条件は、ロトの血を引き、強大な魔力を持つ美しい処女であること。
この条件に当てはまるのは、リエナとアーサーの妹姫であるルディアの二人。襲撃時、ルディアはまだ幼かったこと、その他の理由によりリエナが選ばれた。

召喚の時まで、ハーゴンは日々、破壊神シドーに祈りと己の魔力、そして束ねる魔物達から吸い上げた魔力を捧げる。時には人間の魔法使いを拉致することも。
己の魔力が尽きた時に、ハーゴンの生命も尽きる。そのため、比較的短命である。己の魔力が残り少なくなる前に強大な魔力を持つ幼子を探して拉致し、後継者となるべく育て上げる。

なお、悪魔神官との戦闘で得られるいかづちの杖はレプリカ。
ハーゴンが、自身を崇める悪魔神官らに与えるために、やや簡略化したデザインの杖を創ったもので、それなりの威力を持つ。

以下は、二人目の容姿などの特徴と来歴。

女性。

最終決戦時で20歳。
誰もがその場でひれ伏すほどの美女。
銀髪で腰まであるストレートヘア。銀色のやや切れ長の瞳。
生まれてから一度も日に当たったことがないかのような、病的なまでに白い肌。
細身で長身(ただし、実際にはかなりのグラマーらしい)。

あらゆる呪文を使いこなし、特に火球の呪文(メラ系)を得意とする。
魂の色は無色。
通常、魔法使いは呪文発動時に己の魂の色の魔力の渦が可視化されるが、ハーゴンにはそれがない。ただし、魔力の渦の威力は半端なものではなく、余程の力を持つ魔法使いでない限り、近づくことすら容易ではない。

孤児院で育つ。
出生後、一人目のハーゴンに見つけ出されるまでは魔力を持たないと思われていた。しかし7歳の時、魔力が暴発。それを感知した一人目ハーゴンが、己の後継者とすべく孤児院から拉致。
この後、魔法の修業を始めるが、一人目の予想よりも遥かに強大な魔法使いに成長する。15歳で一人目ハーゴンより、名といかづちの杖を受け継ぎ(一人目は死亡)18歳の時、ムーンブルクを襲撃。

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