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旅路の果てに
第3章 6


 ルークはリエナの現状をすこしでも改善すべく、再び対策を立てはじめていた。この夜も早々に自室に引き取り、人払いをする。書斎の椅子に深く腰掛け、腕を組むと考え始めた。

 ムーンブルクへ潜入させている密偵からの報告によると、その後もリエナの境遇については特に変化はなかった。ただ、わずかに一点、朗報があった。宰相カーティスだけがリエナの現状を案じ、力になっているとの情報である。

 カーティスは亡きムーンブルク王ディアス9世の片腕とまで呼ばれ、政治・外交の手腕はもちろん、誠実な人柄でも知られる優秀な政治家である。その宰相がリエナのただ一人の味方であるらしいとの報告に、ルークはわずかながらも安堵を覚えていた。

 しかし、リエナの境遇が今後も決して楽観視できないことは変わりない。リエナが対外的には復興事業の総指揮官であっても建前に過ぎず、事実上の権限はすべてチャールズ卿とフェアモント公爵家が握っている。同様に、カーティスは復興事業全体の調整役であるが、何ら決定権を持っていない。実際、各国との交渉の席にカーティスが姿を現すことはなく、宰相という地位だけは変わらないものの、ムーンブルク崩壊以前と同様の政治的影響力は既に失っているのが明らかだったからである。

(カーティス殿と直接話がしたい。できれば、フェアモント家の連中の耳がないところでだ)

 カーティスからならば、より正確なリエナの現況についての情報が得られる。また真実、カーティスがリエナとムーンブルクにこれからも忠誠を誓ってくれるのであれば、今後秘かに協力体制を取ることができる。けれど、カーティスのローレシアへの公式訪問の予定はない。かといって、今の段階でルークがムーンブルクを訪問するのは不可能だった。

(今すぐは無理だが、何とか機会を作るよう、父上とも相談していくしかないか)

 もう一つ、ずっと気にかかっていることがある。それは、リエナが先日のアーサーの婚儀を欠席したことである。理由は公式発表どおり、体調不良で間違いないとの報告を受けている。しかし、ルークはどうしても納得できなかった。

(アーサーの結婚は、あいつにとっても喜ばしい出来事のはずだ。その慶事に欠席するのは、余程の事情がない限り考えにくい。本当に出席できないほど体調が悪いのか、それとも、チャールズ卿らの妨害のせいで欠席させられたということなのか……)

 ここまで思考を巡らせて、ルークは溜め息をついた。

(まず間違いなく、後者だろう。体調がよくないのもある程度は事実だろうが、少なくともローレシアからムーンブルクへ帰国する時には、そこまでひどい状態には見えなかった。ということは、リエナを人前に出さない、すなわち、本当は公式行事に出席できる健康状態であることを他国に知られては困る、それが真の理由の可能性が高い。もっとも、俺に会わせないためっていうのも理由の一つなんだろうが)

 ここで嫌な予感が心をよぎった。以前に懸念しつつも否定した考えが再び頭をもたげてくる。

 ――リエナの生命が狙われている。

 チャールズ卿と結婚して、世継ぎさえ生まれてしまえば、リエナの役目は終わる。その後すぐにリエナを暗殺し、病死だと発表したとしても、産後の肥立ちが悪かったなど、いくらでも理由はつけられる。ましてや、それまでずっと体調不良で、リエナ自身の婚儀と戴冠式を除いた、国内外での一切の公式行事を欠席していたという事実があれば、周囲も暗殺の疑いを持ちにくい。

(リエナを暗殺した後は、以前に俺が考えた筋書きだろう。世継ぎが成長するまでの暫定措置としてチャールズ卿が即位するか、それが無理でも、世継ぎを即位させ、摂政となって実権を握る。そして最終的には、世継ぎも生命を奪われることになるはずだ。いくら自分の実の子を王位につけられたとしても、その子は勇者ロトの血を引いている。あれだけロトの血を憎んでいるやつらが、ロトの血を引く子を、真実、『自分達の王』として認めるとは思えないからな。ある程度経ったところで、また世継ぎを暗殺、今度は自分が即位し、新たに妃を娶ればいい)

 ルークは組んでいた腕を解いた。

(とにかく、どんな方法を使ってでも、リエナを助ける。俺が王配としてムーンブルクに行くのが一番いいが、今すぐに実現するのは無理だ。今後の状況によっては、一時的にローレシアに保護することも視野に入れた方がいいだろう)

 一旦はそう結論を出したものの、まだどこか納得しきれない。もう一度、最初から順を追って考えるうちに、新たな疑問点が浮かんだ。

(あのチャールズ卿が、こんなまだるっこしい方法をとるか?)

 再び、思考を巡らせる。

(この方法は、世継ぎが生まれなくては成立しない。第一、大きな問題点がある。いくらロトの血を憎んでいるからとはいえ、自分の血を分けた子を手に掛けなければいけない。いや、チャールズ卿ならの何の躊躇いもなくやるだろうが、フェアモント公爵が反対するだろう。それ以外にも、達成まで時間がかかるところも難点だ。しかも、王族を二人も暗殺するのは容易なことじゃない。リエナに続いて、たった一人きりの世継ぎが急死したとすれば、さすがに貴族連中も、リエナの死に疑いを持たないとは限らない。かといって、あまり時間を置けば、幼かった世継ぎも成長して、今度は暗殺自体が難しくなってくる)

 これについては、ルークもすぐには回答を出すことができなかった。そこで、もう一度問題点を整理してみる。フェアモント公爵家はロトの血を憎んでいる。フェアモント公爵家による王位奪還が目的である以上、ロトの血を引かない、新たな王の誕生を望んでいるに違いない。それならば、目的を達成するために必要不可欠なことは何か、そこに焦点を合わせて考えてみることにする。

 椅子に座り直し、眼を閉じると、そのまま長い間沈思し続ける。

 突然深い青の瞳が開かれ、鋭い光を放った。

(もっと簡単で確実な方法がある……!)

 ルークの背を衝撃が駆け抜ける。

(絶対に必要なのは、世継ぎの子じゃない。リエナの、ムーンブルク女王の夫の地位と、リエナ直筆の署名入りの遺言状、その二つだ……!)

 自分で出した思いがけない結論に、ルークの逞しい肩が怒りに震え始めた。

(結婚後、世継ぎを儲ける前に、リエナに万が一のことがあったとしても、その時点ではチャールズ卿が王位を継ぐことは無理だ。フェアモント公爵家への王朝交代など、いくらなんでも他の古い貴族連中が黙ってはいまい。たとえ現在の王家直系の血筋が絶えたとしても、ムーンブルク王家から他国へ嫁いだ王女達の産んだ王子と王女が何人かいる。彼らはわずかではあっても王家とロトの血を引いていることは間違いない。そのうちの誰かを次期国王とする方が順当だろう。だが、もし、遺言があれば、リエナ直筆署名入りの、自分が世継ぎを儲けずに亡くなった場合には、王配に王位を譲るという遺言状が、残されていたとすれば……!)

 遺言状の署名が本当に女王直筆のものであると証明されれば、他の貴族に反対の余地はない。更にはもう一つ利点がある。この方法ならば、結婚後に後継ぎを儲ける必要がないことだ。今のままでは、もしリエナが子を産むことができなかった場合、計画は破綻するが、この方法ならば、より確実で、しかも簡単である。それがわかっていて、チャールズ卿がこちらを採らない理由がない。

 ――リエナが、危ない……!

 ルークはすぐさま父王への面会を求めるべく、使いを送った。

********

 ローレシア王は既に寝支度を整え、休もうとしていたところだった。そこへルークからどうしてもすぐに話したいとの申し出を受けた。普段のルークでは考えられない行動に、ただならぬ物を感じた王は、宰相バイロンを呼び出し、私室で待っていたのである。

 険しい顔で部屋に入って来たルークの姿を、王は訝しげに見遣った。尋常でない息子の様子に、すぐにバイロンだけを残し、厳重に人払いをした。

「こんな夜更けに、いったい何事だ」

「父上、大至急ご相談したいことがあり、参上いたしました」

 ルークは決然とした態度で話しだした。

「申してみよ」

「リエナ姫の生命が、危険に晒されている可能性があります」

 ルークの口から発せられた言葉の重大さに、王もバイロンもすぐには返答することができなかった。しばらく間を置いて、バイロンはゆっくりと言い含めるようにルークに諫言した。

「殿下。いくら陛下のお部屋の中とはいえ、あまりに軽率なお言葉をおっしゃるものではございませんよ」

 王もまた、ルークがリエナを想うあまりに、考えを先走らせたのかとも思った。しかし、ルークの表情は真剣そのものである。王はルークに確認した。

「証拠はあるのか」

「ありません。ですが、間違いないかと」

 ルークは自分の推測したリエナ暗殺の可能性を説明した。

 王もバイロンも、まったく考えもしなかった可能性である。確かに、これまでのムーンブルク王家とフェアモント公爵家の確執の歴史を考えれば、絶対にないとは言い切れない。しかし、あまりに飛躍した考えでもある。王もバイロンも、すぐさま納得できるわけがない。王は難しい顔をしたまま、長い間沈思していた。

「やはり考え過ぎではないか?」

「それだけではありません。アーサーの婚儀に欠席しています」

「理由は体調不良と公式に発表されている。ともに生命を懸けて戦ってきたアーサー殿の婚儀を欠席されたのはお気の毒とは思うが、長時間にわたって緊張を強いられる儀式は、病み上がりの身にはきつかろう」

「ですが、アーサーは私だけでなく、リエナ姫にとっても大切な友人です。その婚儀に欠席したとは余程のことだと思われます。これまでも、すべての公式行事を欠席している理由は、リエナ姫を他国の人間の眼に触れさせないことが目的ではないでしょうか」

「要するに、ずっと体調不良で人前に出なければ、死因は何とでも言いくるめられる、そう言いたいのだな」

「父上のおっしゃるとおりです」

「ルーク、この件については、すぐにはわしからは何も言えぬ」

「父上、リエナ姫の生命に関ることではありませんか!」

 ルークは必死に王に訴えた。

「落ち着け。わしもそなたの言う可能性がまったくないとは思わぬ。しかし、何の証拠もなく推測だけで行動するわけにいかぬのは、そなたもわかるはずだ」

「父上、そのような悠長に構えていて、リエナ姫の御身に万が一のことがあったら……!」

「ルーク、落ち着けと言うておる。もし、そなたの推測が正しいのであれば、迂闊に動くと逆効果になりかねん」

 バイロンも言葉を添えた。

「殿下、陛下の仰せのとおりでございますよ。まずは、本当にその様な陰謀の存在の可能性を示す事実があるかを確認すること、これが一番重要かと存じます」

 王とバイロンに言われなくても、ルークもそのことは嫌というほどわかっている。王に真っ直ぐ視線を向けて言った。

「大至急、徹底的な再調査のご命令をしていただきたく存じます」

「わかった。だが、そなたが自分で動くのは厳禁だ。万が一、そなたの懸念が正しければ、こちらが計画に気づいたことをフェアモント公爵家に覚られるわけにはいかん。――よいな」

「御意、父上。ご配慮、感謝いたします」

********

 一方で、ムーンブルクの宰相カーティスも、決して事態を静観しているわけではなかった。

 リエナから痺れ薬を盛られた話を聞かされて、カーティスは、フェアモント公爵家による、リエナ暗殺の陰謀が進められているのではないかという疑いを持ち始めていた。

 ムーンブルクの現王家の生き残りがリエナただ一人となった今、フェアモント公爵家にとっては、王位奪還のまたとない好機である。現当主の公爵はともかく、チャールズ卿はどんな手でも使ってくるに違いない。今なお、ムーンブルク王家に深く忠誠を誓うカーティスは、なんとしても阻止すべく、行動を開始していた。

 まず、わずかであってもリエナの力になってくれる可能性の残る貴族達に、秘かに接触を始めた。そして、あくまでリエナを中心に今後の復興を進めるべきであり、現在のフェアモント公爵家の支配からの脱却を訴え続けていった。ただし、痺れ薬を盛られたことと、カーティス自身が、この事件がリエナ暗殺の可能性を示すものとの疑いを持っていることだけは、さすがに現段階では話すことはできなかった。

 カーティスは粘り強く説得を続けたのであるが、結果は説得に応じるどころか、まともに耳を傾けてくれる貴族すら皆無だった。それならば、せめてリエナの結婚相手をチャールズ卿以外にと、それとなく話を持ちかけてはみたが、フェアモント公爵家の報復を恐れ、誰も承諾しようとはしなかった。

********

 ムーンブルクも間もなく夏の盛りを迎えようとしていたが、それに反して、リエナの心は冷え切ったままであった。フェアモント公爵家のリエナに対する態度も何ひとつ変わってはいず、復興事業の進捗状況などの説明もない。リエナはこのところまた、体調を崩していた。アーサーの婚儀に欠席して以来臥せっていることが多く、比較的体調のよいときにも、自室で書物を読んだり、刺繍をしたりして気を紛らわせる日々が続いている。

 ある日の夜更け、寝支度を終えたリエナは侍女を下がらせた後、寝台に横たわっていた。何度か寝返りを打っていたけれど、一向に眠りは訪れてくれない。しばらく前にチャールズ卿に寝室に侵入されて以来、常に神経を張り詰めているせいか、最近ますます寝つきが悪くなっていたのである。

 あの時は、チャールズ卿に指一本触れられることなく、寝室から追い出すことができた。また予想通り、チャールズ卿は夜更けにリエナの寝室に侵入したことなどおくびにも出さず、その後も何事もなかったかのように、リエナに接している。

 それでもまた同じことが起こるのを恐れ、リエナは毎夜、私室全体に結界を張り、手の届くところに魔道士の杖を置くのが習慣になっている。

 今夜も眠れぬまま、自分とチャールズ卿との結婚を阻止する方法がないかを模索し続けていた。

(チャールズ卿がわたくしに結婚を申し込んだ目的は、王位奪還。そして、用済みとなった後、恐らくわたくしは暗殺される……)

 思わず瞳を閉じた。恐怖で震える身体を必死になだめ、無理に気持ちを立て直すと、もう一度、頭の中で順を追って、考えをまとめはじめた。

(今のところは、わたくしが結婚の申し込みを受けない限り、これ以上の進展はないわ。けれど、体調不良の理由だけで、いつまで拒否し続けることができるのかは、わからない)

 リエナは宰相カーティスにもう一度このことを相談したいと願っていた。けれど、カーティスとはフェアモント公爵家の王位奪還の陰謀を聞かされて以来、個別に話す機会がない。もっとも、事が事であるから、いくらカーティスが相手とはいえ、不用意に自分の憶測でものを言うのは避けた方が賢明なのかもしれないとも考えた。また、自分から連絡を取りたくても、本人にきちんと伝言が伝わるかどうかもわからないし、場合によっては、今後のカーティスの行動に支障をきたす恐れすらある。そして、カーティスの方も、必死に今後の対策を模索しているのであろうけれど、ほとんど孤立無援である今の状況では非常に難しいことも、リエナにはわかっていた。

(では、もし……、もし、わたくしが世継ぎを儲けることなく、生命を落としたとしたら……。その時には、いくらフェアモント公爵家の力が強くても、わたくしの後継ぎとしてチャールズ卿が即位するのは不可能だわ。恐らくムーンブルク王家から他国の王家に嫁いだ王女の子のどなたかを、次期国王として迎えることになるはず)

 そこまで考えて、リエナはちいさく溜息をついた。

(……いっそのこと、その方がいいのかもしれない。王家直系の血は絶えてしまうけれど、フェアモント公爵家に王朝交代するよりは、ずっと……)

 ここでふと、別の考えが頭に浮かぶ。

(けれど、フェアモント公爵家なら、当然その可能性も考えているはずだわ。あれだけ周到に陰謀を進めてきたのですもの。もし、そんな事態になってしまえば、今までの計画がすべて水の泡になってしまうのだから)

 更に思考を巡らせ始めた。

(チャールズ卿は、その時の対応をも立てているはず。もしもわたくしが、結婚前か、結婚しても世継ぎを儲ける前に生命を落としたとしても、確実に、王位を手に入れる方法を、既に決めているはずだわ……!)

 リエナは起き上ると、自分で自分をかき抱いた。

(けれど、彼らが王位を手に入れるには、チャールズ卿が、わたくしの、ムーンブルク女王の夫とならなければ絶対に無理なことだけは間違いないわ。もし、王配の地位がなくても王位を取り戻すことができるのであれば、わたくしに結婚の申し込みなどせず、すぐにでも生命を狙えばいいのだもの。結婚前に暗殺する予定ではないから、毒を盛ったときにも、すぐに呪文で解毒できる痺れ薬にとどめたのよ。ということは、結婚前に暗殺される可能性はないと考えていいわ。けれど、結婚後なら……? 世継ぎを儲ける前でも、何か、方法がある……?)

 じっと考え続けていたリエナの顔から、一気に血の気が引いた。

(ある、わ……。わたくしが遺言書を、世継ぎを儲ける前に生命を落としたときには、夫に譲位する、という、直筆署名の遺言書を残しさえすれば……!)

 リエナは自分の出した結論のあまりの恐ろしさに、冷たい汗が背を伝うのがわかった。

 女王直筆の遺言書を手に入れることは容易ではないけれど、即位後であれば、たとえ名ばかりの女王だとしても、リエナは様々な書類に決裁の署名をする必要がある。何らかの方法で、遺言書を他の書類であると偽り、知らぬ間に直筆の署名をさせられてしまう可能性が決してないとはいえない。

(なんて、こと……。フェアモント公爵家は、ここまでロトの血を、憎むというの……)

 華奢な身体が、がたがたと震えている。突然、今までは考えもしなかったことが脳裏をよぎる。

(それならばいっそのこと、自分で生命を……)

 慌ててリエナはそれを否定した。

(いけない、そんな弱い心では……。わたくしは、ただ一人残された、ムーンブルク王家直系の王女。どんなことがあっても、ムーンブルクを復興し、次代に血を残すのが、わたくしの義務なのだから)

 無理に気持ちを奮い立たせようとしたが、先程の考えが頭から離れない。

(今のままでは、どんな状況になったとしても、わたくしはいずれ暗殺される。それがわかっていても義務だというの!? それならば、自ら生命を断っても同じことだわ。王家の、ロトの血を残せるのならともかく、それすらできないのであれば、チャールズ卿と結婚するのは嫌! ……絶対に、嫌よ……!)

 リエナは両手で顔を覆い、泣き崩れた。

(ルーク……! このままでは、わたくしは、わたくしは……!)

 その後もリエナは泣き続けていた。心のなかで、ルークを想い、彼の名を呼び続けながら。




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